【フィリピン訪問記】田舎の生活と異文化 part-1 #19-0052

田んぼ03 現実について

優れた連絡手段・Skypeに感謝

経済的な事情があって、フィリピンに行くことができない。そう遠くない時期に、ぜひまた行きたいと思う。またSkypeという便利なツールがあるので、経済的な事情を考えた場合、行くという選択が、二の次になりやすい。とはいえ、私にとっては、重要な連絡手段なので、このSkypeの恩恵を多大に受けさせていただいている。

なので、彼女から生活状況は、常に伝わってきている。ちょっとした事情を言うなら、子どもたちが、成人になりかけている。国全体としては、経済格差があり、また雇用が少ないフィリピンで、学歴が就職の上でどれほどの有利になるかわからないが。子どもたちには、カレッジに行ってもらいたいと思っている。長男はすでに、カレッジの最終学年だ。
 

気が付けば、子どもたちはカレッジの年齢

身体が弱いために、学業に充分専念できず、出席率などでなかなか卒業ができないでいる。そうこうしているうちに、次女が、カレッジ進学の年齢になった。そこは予定が狂ってしまった。喜ばしいことなのだが。経済的には、厳しくなった。彼女の小さな田舎にそこそこの大学があるわけではなく。(実は一か所だけあるが)やはり本人の将来の希望というものもある。

希望の学科を選択するなら、フィリピンのマニラに次ぐ大都市のBAGIOに行く必要がある。BAGIOが田舎から近いこともあり、何より大学も多い。しかも高地のため気候もいいようだ。そこで、長女も、長男と同じ、BAGIO市内に下宿することになった。そこから大学へ通う。学校までは、数分で近いらしい。その点は、理想的だ。

長女の勉強熱心さに感心する

長女は、勉強に熱心で。彼女に期待している。幼い時から、利発な子だなと感じていた。この長女について最近の話だが、彼女とSkypeで電話した時に感心した。正直、彼女の家は、子ども部屋などない。彼女のファミリーが寝起きする部屋はあるが、お兄さんの部屋や、テレビを置いてるサロンでは、別のお兄さんの子どもたちがいて、かなりうるさい。

勉強するには、とても向かない彼女の部屋で、長女は、しきりと英文のリーディングをしていたのだ。長女は,「いま何しているの?」と聞くと、彼女の説明によると、毎日、夜遅くまで、子どもたちがバタバタするそんなうるさい部屋で「オベンキョウ シテル」という。「へぇー」と、私は、喜んだ。この子だけは違うと。期待を寄せている。

フィリピンでは、今年の8月から学校ということで、すでに、長女も、いまはBAGIOにいる。
たまに実家に戻ってくる。

フィリピンの田舎では、まもなくお米の収穫期

いま、彼女の田舎では、お米が、最終段階に入っているころだ。9月の後半には、収穫がなされる。昨年は、気候の影響で、収穫が、不十分なために、通常なら1年以上あるお米に不足が出て、買っているという。1Kg 50ペソ(約100円)の下から2番目の安いお米を買っているという。

最低のランクは、黄色いお米で、まずいらしい。それは、たしか1Kg37ペソ(ほぼ70円)程度といっていたように思う。

フィリピンお役立ち情報・ひとくちメモ

フィリピンの大学の費用って、たとえば、どんな感じ?

フィリピンの大学のシステムは、2016年以降変わったらしい。この2016年は、現在のドゥテルテ大統領が就任した年だ。2015年までは、アキノ大統領の影響下にあり、大学の進学スタイルに様々なタイプがあったようで、長男は、このシステムを利用できた。16歳から大学に進学し、およそ3年で卒業できるシステムなんだという。短大のようなものではない。

ただし、メリットもあるが、デメリットもある。とにかく、試験の時期がやたら多い。夏休みも短くて、試験のたびに5千ペソ前後のお金が必要になる。滞納すれば受験できない。彼女は、年4回だというが、入学当初は、ほぼ毎月のように試験があった気がしている。なんだかんだと、4-5千ペソを支払っていた。教科書類も結構買った。実習にも費用があるようだ。

ここでいう大学は、あくまでも一例に過ぎない。あまり参考にはならないと思う。彼女の日本語が、十分でないので、彼女の言うように、4回だったのかもしれないが。とにかく、いろんなお金がかかっていた。といっても、日本の大学に比べれば、はるかに安い。大学は、入学は簡単でも、卒業は、それなりに厳しい。

長男の場合は。下宿代や生活費、そして高額な薬に結構悩まされた。

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