【フィリピン訪問記】フィリピンへ行くことになる彼女からの国際電話 #19-0010

国際電話

諦めていた彼女からの電話

もう15年ほども前のことなので、詳細は、はっきり覚えていないのだが。しかも経緯の上で多少の思い違いもあるかもしれない。特に印象に残った様々な出来事を、印象のままに、順を追って、記述していこう。

フィリピンへ行くことになるほぼ数日(2-3日)前に、突然、彼女から電話が来たのだ。それも、連絡が途絶えて、半年以上は、経っていた。連絡が途絶えた理由は、彼女が日本でのフィリピンPUBの仕事を終えて帰国してしまったことだ。

それでも、帰国してから、しばらくは、毎晩、私から電話をしていたが。その頃は、電話代がとても高い国際電話であり、経済的な負担を考えれば、私から電話せざるを得なかった。それは、仕方ないこととして、インフラの整っていない国への国際電話の弱点として、繋がりにくいということが頻繁にあった。何度かけても、繋がらない。

繋がったように思っても、アナウンスの自動音声の女性の声だったりする。それが英語で、何言ってるかよくわからない。ただ「later Please」というアナウンスの締めくくりの音声だけは、分かった。そんな時は、「とほほな気分」になる。それでも、国際電話会社を利用しないで、高い電話代を安くする方法はあった。それを簡単にご紹介しておこう。

こんな話もあえてすることに、このブログの基本的なテーマ部分であるラブストーリーに何らかの意味をもつと考えるからだ。その方法は、時代がまだ、2000年代初期の話だったということを、前もって話しておきたい。いまのようにインターネットなどが充実していない頃だ。ようやく始まった頃のことである。

フィリピンへの国際電話は、安価なプリペードカード

その時代にあって(いまでも通用するのだが)、国際電話するその方法というのは、プリペイドカードを購入するのが一番だった。そのカードは、どこかまがいもののような感じのする英文ばかりの会社のプリペイドカードで。種類は、結構な数があった。少なく見ても、ざっと10種類以上のものが出回っていた。実際はもっと多いかもしれない。

どこか胡散臭さを漂わせているのは、なぜプリペイドカードなら、安く電話できるのかというその根拠がよくわからなかったことと。それは後に分かったが、日本は、通信代が諸外国と比べて特段に高かった。プリペードカードは外国のもので、その価格差を利用したもののようだ。その知識があるものがプリペードカードを利用することができた。

したがって、入手は、簡単にできない。販売店が容易に見つからないのだ。たとえそうであっても、これを利用するしかなかった。もし日本の通信会社を利用して国際電話を使用したら、2-3分で、数千円はかかった時代なので。経済的に厳しい自分にはこれを利用するしかなかった。

すでに触れているが、この種のカードは簡単には、入手できなかった。販売している場所を探すのが大変だった。ネットを利用して何とか、近場を探し当てたものだ。とりわけ東京駅の地下街に金券ショップのようなところにあった。

多種多様な国際電話用のプリペードカード

インターネットで検索すると、それらのカードを販売する個人事業者等がいて、いくつかサイトを開いており、まとめ買い、数パーセントの値引きした値段で、販売していたものもあった。しかも、数万円もする。 それでも、「需要があるのだな…」と思った。

いま振り返ってみると、初期の頃、こうしたカードをどこで買ったのか、なぜか思い出せない。電話することだけが必至だったからだろう。本当に思い出せないのだ。おそらく東京駅などの大手駅周辺の金券ショップ等で、購入できたような気がする。

プリペイドカードの額面は、1,000円、2,000円、5,000円、10,000万円,……。とあった。私の場合、1,000円のものか、2,000円のもので済ませた。2,000円のもので、20分以上話せるというものだったが、実際は、2-3分程度で、3回前後の通話で、もう使えなくなる。

正確には分からないが2010年代前後頃になると、日本の大手通信会社でも、この手のプリペイドカードを販売しており、コンビニで簡単に購入できるようになった。ありがたかった。

プリペードからIP-phoneに乗り換え

そして、私としては、インターネットを充実させ、さらに、IP-phoneなどを利用し、10分以上、費用の面でも、断然安価に負担なくかけられる方法がとれるようになった。IP-phoneで電話すると言っても、相手国のインフラ状態は、そう劇的に変わっていないので、やはり繋がりにくいということは、よくある。

いろいろ検討して、プロバイダー「ぷらら」の国際電話料金は、比較的安い事が分かった。これも相手国によるのだが、フィリピンに関する限り国際電話は、「ぷらら」が安かった。1分26円程度だ。ただしこの料金は、普遍的に変わらない料金設定ではないと思う。利用する場合には、各プロバイダーのIP-phone利用料金で、比較していただきたい。

☆フィリピンお役立ち情報・ひとくちメモ

 

新しい技術については、疑ってみてはいけない!

一見、 怪しいと思うことには、知識がないという理由だけで偏見で割り切り、大きな得をするのに、損してしまう場合が多々ある。特に、通信、いやゆるインターネット絡みの事は、そうだと思う。その怪しいというのが、例えば、ブログで稼ぐだとか、アフィリエイトで稼ぐ。YouTubeで稼ぐなどが、その筆頭にあげられかもしれない。

だが、いつも重要な点が抜けているのだ。新しい技術に対して、何も知識がないことは、まず先に敬遠してしまうことだ。知らないというだけで、しかもそれが最先端のビジネスになるなんて言うことを眉唾だと思ってしまうことだ。ところが、どうだろう…。

ブログで稼ぐだとか、アフィリエイト、YouTubeなどで、先駆者となって、個人情報などをさらすことも恐れず実践してきたものが、殆どの者が早い者勝ちで、成功者となっている。私も、充分な知識がなく、それらを胡散臭いものだと決めつけていたことがあった。いまはそれを愚かしく思う。

と同じように、胡散臭く感じたプリペイドカードとの出会いでも、私は、怪しものを使っているというような偏見を持っていたが、一方で、国際電話を比較的安くかける方法や、国際電話のかけ方に少しばかり精通したという自負はあった。何にでも、知識がないだけで、偏見で、物事を決めつけるは、愚かだということを悟った。

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