フィリピン・パブ☆彼女からのプレゼント #36

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彼女ら複数のピナたちと盛り上がって、私とシショウの6人で、
近隣のドンキーへ行った時だ。
彼女から、私にプレゼントすると言われた。
「ナニ、シヨカ?」
「うーん…パヒュームかな。」
と答えた。

実は、私は、パヒュームの香が好きなのだ。
特に、レモン系やムスク系の香りが好きだ。

このパヒュームについていえば、かつて、
国内線、国際線を含め、4-5回は、飛行機に乗ったことはあるが。
Philippine Air Line(フィリピン航空)に乗った時に、
これまでに感じたことのない、ワクワクする空気感に気づいた。
原因はすぐにわかった。

CAさんたちが、ほとんどフィリピーナだということだ。
(もちろんフィリピン男性のCAさんも数名いたが。)
フィリピン航空なので、当然と言えば、当然のことなのだが。
どこかフィリピンPUBに来たような…印象持ったことだ。
接客の態度や笑顔の振り巻き方、
目の配り方などフィリピーナ独特のムードが、CAさんらにもあった。
国民性なのだなと感じて、ひとり笑いがこみあげてきた。

そして、
東南アジア系女性の特有の甘い香水の匂いが。
機内に漂っている。私は、この甘いトロピカルな香りが好きだと、
強く感じたものだ。とにかく甘い香りには、敏感なところがある。

そんなわけで、彼女がプレゼントしてくれるということで、
私は、パヒュームを選んだ。

彼女は私を連れて、香水売り場に行った。
そこで、あれこれ、パヒュームのビンをとってみて、
私に差し出した。グリーンの四角いボトル。

 Paul Simithだった。

ずばり、私が好む香りだ。ラベンダー系のかおりのように、
甘く切ない香りがした。とても気に入った。

彼女から、もう一つプレゼントしてもらったものがある。
彼女が最初にインパクトの店に来た時で、そろそろ帰国が間近になっていた頃だった。

「コンド、オサラ モッテ キナサイ」という。

宿舎になっているマンションに「キテ デンワシテ」と。

彼女が料理当番の時で、その料理を分け与えるというのだ。
私は、インスタントものか、素朴な食事をしていたので、
ありがたいと思い。支持に従った。とはいうものの、ちょっとした
グラタンを入れるようなカタチの容器しかなかったので。それを持っていた。
すると、
「チイサイ」というが。
他の容器ものないで、そこに入れてもらった。
グリーン掛かったクリーム状のスープだ。
「え、これ、もらっていいの?他の女の子怒らない?」
と聞くと、
「ダイジョービ」と、押し付けた。上にサランラップがされていたが、
スープ状のものなので、持ち運びに気をつかった。

部屋で、食べてみると、これが私には合わない。
塩毛もなく、これといった味がなく。どちらかと言えば、青臭いのだ。

「う…ん。」

なんとか、我慢して食べた。苦手だなと正直思ったが。
彼女の気持ちだけは、なんといってもうれしかった。

私たちの気持ちの交流は、お互いがお互いを必要とするようにかなり進んでいた。

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