フィリピン・パブ☆下準備。友人SとPUB通い  #12

フィリピン・パブ

コンピュータグラフィックスの社長になっていた友人とは、
度々、呑むようになった。

彼の会社は、決して大きくはないが。
それでも、10人程度の社員を抱えていた。
彼が文字通り、
仕事となるような受注を作り出す中心的な存在になっていた。

彼の会社は、
詳しく言えないが、世田谷区内のある繁華街の近くにあった。
特に、彼と呑む機会が増えたのは、
彼が自らすすんで自身の浮気話をしてきたことによる。
単に、誰かに自分の話を聞いてもらいたかったということだろうと思う。

その内容は、浮気相手と最近、関係性がうまくいっていないという話を
愚痴ったことだ。

何度か、喧嘩別れしながらも続いている関係にある。
しかも、私が、彼の話を聞いていて、
笑ってしまったのは、相手の女性というのは、美人ではないらしい。

ただ彼がただならぬ関係になったのは、
彼が、肉感的な女性が好きで、いわゆる巨乳好きという一点にあったようだ。
そんなものかと、私は、彼の話に興味を抱いて聞いていた。

その中心的な内容は、
その女性との関係を修復できなくなりつつあることを嘆いていたことだった。

彼は、欲求不満だったらしい。

当初は、彼の方から、自由ヶ丘のキャバクラに良い所があるので、
行かないかという誘いだった。

私は、フリーで金銭的に恵まれていないことは、彼も、何となく感じていたと思う。
なので、彼の奢りで、連れて行って貰った。

彼の主目的は、キャバクラよりも、そのものズバリの即物的な風俗の方だった。
しかし、私は、私で。
信じては、いただけないかもしれないが。
風俗そのものは、あまり好きではない。

むしろ、人と人とが会話によって関係性を持てる。
女性を相手に話ができるキャバクラやパブの方が「粋」だと考え
好みだった。

したがって、私自身の姿勢はかなり頑なで、それ故に、
私自身の持前のトークにより、
即物的な方向に向いている彼の気持ちをあえて転換をさせ、
キャバクラやパブに振り向かせていった。

そういう私の姿勢をなかなかすごいと思うこともある。

俗に、口が上手いということか…。

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