夢見心地☆ある映画の印象的だったこと ★19#0023

夢見空間

ある言葉を引用したいと思ったとき、
なぜか、1980年代に上映された「シャイニング」のある1シーンが思い出されてきて、
それが頭を離れない。

ならばと、あえて、それを本日のブログの導入とさせていただこう。
シャイニングは、ホラー映画のジャンルで、スティーブン・キング原作同名小説の映画化されたものだ。「2001年宇宙の旅」で世界的に著名になったスタンリー・キューブリック監督の作品だったので、当然、当時の私は観た。ホラー映画といっても、怖くない。どこか笑ってしまう映画で。

その理由は、多分、ジャック・ニコルソンの独特の強烈な個性のせいだと個人的にはそう思っている。ある意味、過剰な個性というか、演技で、失敗していると思っているが。その一方で、不思議にこの映画は、ジャック・ニコルソンの個性で、かえってこの映画は印象的で有名になったのだと思っている。

明らかに矛盾した感想を、個人的には抱いている。

率直に、言って彼が演じたことで成功し、失敗してもいるというのが、私の卑屈な意見だ。
私の評価などは、気にしなくていい。
ただ、彼が演じたことで、どう言っていいかわからないほど、魅力的な映画になっていることだけは間違いない。

私は、なぜかこの映画を作品としてみたとき、評価はできないが、
それでも独特の味があると感じている。そして、いまだに印象に深く残っている。
忘れられない名画のひとつなのだ。こんな言い方も、やはり完全に矛盾している。

で、この映画のストーリーについて、要約して言えば、コロラド州のロッキー山上にあるホテルで、小説家志望のジャック・ニコルソン演じるジャック・トランスが、妻と子どもとともに、ひと冬を管理人として過ごすという映画だ。以前、このホテルでは、管理人が、精神を犯され、自身の家族を惨殺したという曰く付きのホテルだった。

それをものともせず、
この呪われたホテルでひと冬過ごすことになる。そして、ジャック・トランス自身もなぜか、
猟奇的な殺人者に変貌してしまうという設定だ。
この映画の中では、ジャック・トランスは、広いロビーでタイピングしながら、小説を書いているというはずだったのだが。

少なくとも、妻のウェンディーは、そう信じ込んでいたが。
彼がキー・タイピングで打ち続けていたものは、小説ではなく、ある同じ文言だったのだ。
来る日も、来る日も。打ち続けた文言とは、

   All Work and No play Makes Jack A Dull Boy・・・・・・
      (仕事ばかりで遊ばない、ジャックは今に気が狂う) 
    (【台詞・言葉】All work and no play makes Jack a dull boy.(仕事ばかりで …
     http://kubrick.blog.jp/archives/50473413.html  Kubric blog.jp より引用)

という内容だった。

もう一度、念のため、フォローする意味で言っておこう、この映画は、
ジャック・ニコルソンでなければ、成立しない映画だったことは間違いない。

決して、ミスキャストでは、ない。彼こそなのだ。彼で、正解なのだ。

だから、世界的に有名にもなった。
しかし、なぜか、私は、彼の演技にどこか、過剰さに違和感を感じてならない。
矛盾するが、でも、必要な過剰な演技だったといえよう。
と述べておいて、

この話のまとめを記述するなら、

この映画のジャック・トランスのように、
私たちは、一つの成功法則の言葉を一心不乱に、打ち込んで自己暗示できたら、幸せだ。

この自己暗示ということのためにだけで、
私は、「シャイニング」の映画を思い出していた。

もし自己暗示の活用という意味で、ポジティブに、建設的に考えるのであれば、
私たちたちが自己暗示すべき言葉は、次の言葉だと思う。

   「絶対的に信じきること、それが唯一のほんとうの成功法則だ。」
      (「人生の扉をひらく『万能の鍵』」ラルフ・ウオルドー・トライン[著]
           吉田利子[訳] サンマーク出版)

偉大なる真実の言葉を、
ジャックトランスのように、一心不乱になりたいものだ。

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