夢見心地☆いま、起きている事 ★19#0106

hiroba フィリピン-ピリピン

私たちのいま目の前で起きていることは、運命でも偶然でもない。
それを明解に説明し述べているのが、
「ザ・シークレット」(ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)
の中で、ボブ・プロクター氏が言うメッセージだ。

 「人生であなたに起きている事は、全てあなたが引き寄せています。
  あなたが、思いイメージすることが、あなたに引き寄せられて来るのです。
  それは、あなたが引き寄せている事です。何ごとであれ、あなたが考えていることが、
  あなたに引き寄せられてくるのです。」

(「ザ・シークレット」ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)p19より引用)

とある。
私は、この言葉を無条件に支持したい。
私の例で申し訳ないが、
私が映像関係の仕事がしたいと望み、映像関係の仕事に携わることができたのも、
何よりも、私が、なりたいと考えていたからなれたのだ。

もう少し、踏み込んで言わせていただくと、
高校時代に、突如として、ふと劇団に入ろうと考えた。
一枚の安っぽいチラシをみて、そう決意したのだ。

ある日のことだ。まるでわざとのように、
なぜか新聞のチラシに、まったく馴染みのない児童劇団の団員募集が入っていた。
それが目にとまった。まさに私にとっての小さな「引き寄せの法則」のスタートだった。
嘘のように思われるかもしれないが、本当の話だ。

そして見事に、写真選考と面接、演技試験に受かった。
某児童劇団にそこそこの入学金や月謝を払い通った。
その入学金の調達のために、学校の担任に修学旅行を辞めることを申し出た。
記憶がほとんどないが、3-5万円程度が戻り、入所が可能になった。

すると、しばらくして、どこからともなく、噂が耳に入る。
この児童劇団は、
なんと「チラシ」という悪口があって評判だったのだ。

劇団の経営を維持するために、頻繁に団員募集の折り込み広告をよく出していたらしい。
当然のように新人募集をしていたのだ。
「なーんだ。そうだったのか…」と思った。つまり、私は、おそらく見事に難関を突破して合格したのではなく。劇団の維持の都合で受かったのだろうと理解した。

せっかく、
高校の修学旅行をキャンセルして、その返金で、入学金を払ったのにである。
私は、私も認める、当時、いつも一緒にいてつるんでいたハンサムな友人を誘って、
その劇団に入ったのだ。

彼の合格は、ある意味分かる。私は、気づくべきだったかも。
しかし、何かを得たいと思っていた私たちは、そんなことはどうでも良くて…。いや、
良いことになった。そして、何より、少しどん欲だった。

まだ入所1ヶ月程度で、予備新入生の私たちは、図々しく、年数の経験するものだけが
受講できる少人数制の本科に潜り込んだ。
どこかで、劇団側も、それを許してくれていたのだろう。

劇団名は、ちょっと伏せるが、
そこでは、後に有名になった推理作家の先生がいて指導してくれていた。
この先生の授業は、刺激的で為になった。

この先生、当時は、松竹で助監督だったという。助監督といっても、結構、年配者だった。
その人の影響もあって、演じるということが楽しくもあった。
だが、結局、半年程度で、友人とともに、そのチラシ劇団を辞めた。
チラシという理由はそこにある。長く居つかないのだ。営利目的が見え見えだからだ。

人が足りなくなると、すぐに募集する。それは、2ヶ月に一度ぐらいだった。
大勢の応募者が居て、かなり収益があったと思われる。
その”インチキ”と言いたくなるような劇団でも、
ギャラこそ、1円すら、もらえなかったが、多少は映画やテレビにも出させていただいた。

友人よりも私の方が、映画会社やスタジオに行く機会がなぜか多かった。私は、はっきり言うが、ハンサムではない。どちらかと言えば、個性的、悪く言えば、ブサイクな部類だろうと思っている。

そのチラシ劇団に入ったきっかけも、
やはりプロクター氏(「ザ・シークレット」の出演者)が言うように、私が引き寄せたのだ。その後、募集は、何度かしていたようだ。
確かに新聞にチラシがあるのを2-3回見たが、もはや、まったく興味も関心もなかった。

なぜなら、引き寄せていないからだ。

大学も、演劇科に入った。なりたいというより、私にとって、それしか目に入らないからだった。導かれるように、恰好だけは、とりあえずそこそこの文学部演劇科に進学した。その話は、
今回は省略する。蛇足でいえば、大学の履歴など、何の役にも立たないと申し上げておこう。

ともかく、
私は、CM制作を中心とする映像会社に入ることができた。望む通りに。
省略といっても、まったく初めて読む方もいると思うので、あらましを、
簡単に書く。大学の演劇科は、あっさり辞めて、思想的な無力感に陥った。
なぜか飲食関係に進む。理屈っぽいことを考えたくなかったのだ。

しかし、ここにも実は、遠回りをしているようで、引き寄せの法則が働いていたことを、
後に深く感じた。

飲食業…。ピザパーラーで正規社員として働いた。
それは、全く望んでもいない職場に進んだことになる。しかし、引き寄せの法則は、
凄いのだ。願望実現のために、全く思いもしない出来事と向き合うことになる。

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