斎藤一人さんの本に「人生が全部うまくいく話」(斎藤一人[著] 知的生きかた文庫)というのがあるが。
その中に「明るい顔しているだけで、こんなに報われるんです!」という項目がある。
冒頭より、斎藤一人さんの真骨頂が語られる。
「景気のいいときに、『景気のいい話』をするのは当たり前。そうじゃなくて、
景気の悪い時に、『景気のいい話』をするのが大事なの。」
(前出「人生が全部うまくいく話」より引用)
と述べられているが。この発想がもの凄い発想だと気づく方は、
そう多くないと思う。
私も、この本を読んだ数年前には、
「ふーん。まあそういうことかな。」ぐらいの理解しかなかった。
特に、これといった気づきもなかったし、要は、さほど何とも思わなかったのだ。
この言葉の意味の奥の深さを知ったのは、ほんの最近のことだ。
基本的に、一人さんは何がどうしてこうしてという説明はしないので、
どれほど意味のあることなのかを私なりに重きを置いている理解を述べたいたいと思う。
天国言葉――つまり、
ついてる
うれしい、たのしい
感謝しています
しあわせ
ありがとう
許します
という言葉を、一人さんはお弟子さん等とともに、
天国言葉として使う事を推奨しているが。……。
そのことで、
正確に覚えていないが。確か。
それを言い続けたところで、嫌なことが、全く無くなるわけではない。
というような
そんな意味のことを一人さんが、何かの講演CDなどで言っていたように思う。
それはともかく、正しいことなのだ。
なぜ、冒頭にあるような言葉や天国言葉を言うのが、大事なのか…。
私たちが生きていれば、必ず、嫌なことや不愉快なこと。
追い詰められたり、困難さや逆境に見舞われたりする。
その時、人は、どう反応するだろうか。
いろんな表現や言い回しがあるだろうが。
多くの場合、
「困った!」「ついていない!」「なんで自分がこんな目に!」などと愚痴ったり、
不満に思うことだろう。
これは、客観的にみると、
困った状況や思いがけない出来事などに、
きわめて当たり前のように、
ネガティブな出来事に対して、文字通り、ネガティブに反応しているだけなのだ。
もう一度、言う。
きわめて当たり前のように、
ネガティブな出来事に対して、ネガティブに反応しているだけ。
それは、どういうことか、お分かりだろうか。
思考が現実化するという概念を受け入れている方なら、
ネガティブに反応するというのは、その時点では、反応だが、
と同時に、新たな原因を作り出していることにもなるのだという点に注意が必要だ。
つまり、
自らネガティブな思いを抱いだいてしまうこと、それが、今度は、原因の種になるのだ。
原因があれば、結果を招くのは、作用、反作用 = 永遠の宇宙の法則に従う。
再三、引き合いに出すが、
ネガティブな出来事に対して、ネガティブに反応すれば、
ネガティブなことを、また引き寄せるという悪循環を創り出してしまうことになる。
天国言葉が、なぜ、「良い」と斎藤一人さんが言うのかと言えば、
ネガティブな出来事に対して、
天国言葉で、つまりポジティブな言葉で、返すという意味があるのだ。
もうお分かりだろう。
ネガティブな出来事に対して、どんな出来事が起きても、
「感謝します」
というような言葉を口にすることが、ホントは望ましいのだ。
それは、状況次第では、とても難しいことだろう。
それでもポジティブな言葉や思いを抱くようにしないと、
もっと困った状況を引き寄せてしまう。
マイナス +(たす) マイナスは、もっとマイナスだから。
それを断ち切る意味でも、状況をプラスに転じる意味でも、
ネガティブな出来事に対して、
「うれしい」「しあわせだな」「ありがとう」とあえて言うように
するのだ。
これは、実は、理に適っているのだ。
確かに、とても言う気になれない状況もある。
バカバカしいという気にすらなるだろう。
ある厳しい状況も含めて第三者がそれを見ていたら、馬鹿じゃないのと思われるかもしれない。
だが、そう思いたければ、そう思わせておけばいい。
しかし、そんなときだからこそ、
ポジティブな言葉や思いを返すことによって、
悪い流れの連鎖を断ち切ることができる。
しかも、
今度は、思考の放射が、ポジティブな波動を発する事になる。
ポジティブな流れを創り出す事ができるようになるのだ。
斎藤一人さんは、
ご自身の著書「変な人の書いた成功法則」(総合法令)では、
こんなふうにも述べている。
「出てくる問題に対して、
『これは困ったことではない』と考えるのです。
『簡単に乗り越えられる』
そう思ったら、知恵が出てきます。
大変だと思った人には、大変なことしか起こらない。」
(前出「変な人の書いた成功法則」より引用)
と。
ふりかかる困難や難題に対して、逆発想で、その状況に感謝することができれば、
それは、ポジティブな思考の放射をすることであり、意図的に、人生ラインを選択することに繋がるのだ。
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