かなり以前に、私はフリーの映像制作者として小学館のドラえもんいきもの大探検―[21世紀こども百科ビデオ] を担当させていただいたことがある。
そのビデオは、不思議な生き物の生態をこれでもかと紹介する内容で、私自身、資料映像を見ながら驚きと感動を覚えたものだ。
実は、この時期、当該作品以外にも、関連ビデオの制作に何本か携わったので、もしかしたら内容を少し混同しているかもしれないが…。その中には、生きるためには、凄まじい智恵(智恵?=生態)を働かせる生き物もいて、良い意味で、しかし何とも後味の悪いショックも受けた。
それは、蜂の種類だったと思うが(蜂と断定できるほど正確な記憶ではない)、その幼虫が、自分よりずっと大きな相手に寄生し、その相手を自らの毒で痺れさせ、相手を生かしたまま、自らの成長を終えるまで、相手の身体の養分をどこまでも吸い上げるという生き物だった。
その養分を吸い取られる側の生き物は、最後には、干物のように、カラカラになるのだ。しかも、まだ生きている。まるで、その風景は、詳細は記述しないが。トマス・ハリス原作の映画「ハンニバル」のラスト15分の描写とどこか重なるエグイ世界でもある。ともかくグロい世界のストーリーのようで、私の世界観を一変させられた。
そして、私が奇妙に感じたものは、
私の担当したビデオ制作の中に、バシリスクがいたのだ。
なんと水の上を溺れることなく走り抜けるトカゲの存在だった。
このトカゲを映像ではじめて見たとき、
「えー、なんで…!?」と普通に、誰もが思うように感じたものだ。
滑稽な走り方を笑うより、その不思議に私は、当時、呆然とし魅了されたものだ。
YouTubeの動画もあり、
水面走行するバシリスクの映像などもあるのでぜひご覧頂くと興味深いと思う。
WEB上の情報をいくつかたどると、バシリスクには、別名:「キリストトカゲ(Jesus Christ Lizard:ジーザス・クライスト・リザード)」という名もあるそうだ。
その名にあるように、キリストの奇跡には、
水の上を歩いたとされるものがある。その真偽を私は語る資格がないが。
それでも、元量子物理学者のヴァジム・ゼランド氏の著作シリーズ「トランサーフィン・シリーズ」を読み耽るうちに、
その話は、事実だったのではないかと、私個人は、何の根拠もなく、そう思うようになった。
なぜなら、
バリアントの空間の概念を受け入れるられるなら、それは、当然の帰結だからだ。
その意味で、宗教とは全く無縁の何の関係のない立場の私個人としてだが、
秘かに確信をするようになった。
といって、私は宗教関係者等の何らかの教義の後押しをしようして、
こんなことを言っているわけでもなく、ただ、ただ、
私自身の胸の中で、勝手にそう思っているだけだ。したがってこれ以上、
声高に言うつもりはない。
そんなことを書けば、恐らく正気でないとされるかもしれない。
勝手にそう思っているだけなので、その範囲において、
私の個人の勝手な思いについては、お許し願いたい。
で、ここであえて注目すべきは、
バシリスクは、その奇跡と思われることを難なく行っているのだという事実だ。
もちろん、そのあり得ない所作について、物理的な説明はできるだろう。
例えばバシリスクの足は、大きい。指の間に水かきのようなものがあり、水の上を走る際には、出した足が沈む前に、反対側の足を出す。この繰り返しを素早くするから、可能になるという。
「なんだよ、それ!」と思う反面。なるほどなとも思える。そしてやはり、でもな…とも思う。
私にとって、その物理的な説明は、私のこのブログの中ではある意味どうでもいい。
その説明は、専門の科学者に任せたい。
私には、もっと重視すべきことがあるからだ。
私たちのこの物理的現実世界のそこかしこに、本来、私たちの、理性の説得(制限の方が適切か)により絶対に成し得ないと思えることを、私たち以外の数多いる生き物が、それを難なくこなしている場合があるということだ。
その事実によって、見方を変えると、私たちの可能性が突きつけられているということに、
思いいたることが重要だということが分かる。
それは、注意を向け、もっと深く見つめれば、
神(大いなる宇宙が)が私たちに、
私たちの能力について思い出せてようとしてくれているヒントなのかもしれない。
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