「ザ・シークレット」(ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)の本には、度々、新しい発見をする。
ほんの少し前、「ザ・シークレット」の本をめくっていたときだ。
中表紙で、次の言葉を見出した。
およそ紀元前3000年前のものだとするエメラルド・タブレットからの引用で、
次のような記述がある。
「天にあるものは地にもあり、中にあるものは外にもある。」
(前出: 「ザ・シークレット」 より引用の引用)
正直に言うが、私はエメラルド・タブレットについては、
調べてみたが、あまりよくわからない。
Wikipediaには、次のようにある。
「エメラルド板をめぐって中世ヨーロッパでは多くの伝説が作られた[2]。伝説上のエメラルド板は、錬金術の守護神で、ある種の秘教修道者たちの総称とも考えられていたヘルメス・トリスメギストスによって記された銘碑で、12の錬金術の奥義が記されているというが、碑文の実物は現存しない」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88
Wikipedia より引用) とある。
<12の錬金術が記されてた銘碑>という解釈でいいと思う。
これ以上については、各人でお調べいただきたい。
そして、「ザ・シークレット」があえて、引用した
この言葉に、私なりに思うところがあった。
まず、紀元前3000年前に、すでに宇宙意識について、語っていることに、ただただ驚く。
私のような凡人には、全く霊力として感じることはないが、すでにとびぬけた一部の賢人はすでに、宇宙意識について非常に神がかり的な認識を持っていたようだということだけは、
改めて理解できた。
「天と地」、さらに「中と外」は、譬えによる表現の違いであり、
そのどちらも、
意識(観念)と物理的現実の関係性を表しているのだと直感した。
この解釈の手助けになるのが、
「トランサーフィン 鏡の[超]法則」(ヴァジム・ゼランド[著] ほおじろえいいち[監訳]須貝正浩[訳] 徳間書店)のこの世界に対する次の解釈だ。
世界、または物理的現実のそのリアリティについての示唆だ。
「リアリティは二つの側面をもつ二元鏡(dual mirror)に似ているという事実を受け入れるだけでよいのだ。この二元鏡には、手で触ることのできる物質的側面と、知覚できないがそれなりの客観性を持つ形而上学的側面がある。」(前出: 「トランサーフィン 鏡の[超]法則」p119より引用)
というものだ。
「ザ・シークレット(秘密)」の引き寄せの法則本に、
このメッセージの引用があるのは、エメラルド・タブレットのようなそれなりに「シークレット(秘密のもの)」に位する「秘儀または奥義」のレベルにおいては、近しいものがあり、なるほどなと思えないだろうか。
エメラルド・タブレットの言葉の引用から分かることは、
古からのこの世界の見方への贈り物で。
「ザ・シークレット」の教えも伝え方の違いはあるが、捉え方の表現を変えた
同じ延長線上のものだといえる。
特に、「ザ・シークレット」では、この世界との向き合い方を深掘りをしており、
私たちは、心の中に「良好な意識」という「原因」を作らなければならないというメッセージを含め、常に指摘している。
「原因」は、宇宙の自然法則により、必ず、逃れようのない「結果」をもたらす。
なぜなら、それは、バランスの問題だからだ。宇宙の法則は、常に、均衡を保つというエネルギーを持っている。どこかに緊張を生めば、必ず、その緊張を相殺しようとする働きが作用する。
そして、
私たち人間が、他の生物と唯一異なるのは、意識して、否、意識によって、
その原因を創り出すことができる点にあるだろう。
もし、私たちが良好なイメージを持てば、
つまり、原因として創り出せば、
それは物理的な現実に、良好な結果を返すということである。
「ザ・マスター・キー」(チャールズ・F・ハアネル[著] 菅 靖彦[訳] 河出書房)
には、次の示唆がある。
「あなたが外で出会う状態は例外なく内的世界で獲得した状態の結果です。
ですから、完璧な理想を心に抱き続ければ、確実に自分の周囲に理想的な
状態を生み出せるのです。」(前出:「ザ・マスター・キー」より引用)
と述べている。
こうした認識の示唆に注意を向け思うとき、
たとえば、
ジム・ドノヴァン氏などが、
私たちに素晴らしい呼びかけをしてくれていることに気がつく。
「今から5年先の人生の姿を想像することに、時間を投資しよう。」
(「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功法則2」
ジム・ドノヴァン[著] 桜田 直美[訳] Discover)
というのだ。私たちに時間の使い方を見事に提案してくれていると思う。
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