夢見心地☆希求について ★20#0339

フィリピン・パブ フィリピン-ピリピン

「願うこと」と「欲すること」との間には、引き寄せの法則からすると
似て非なるほどの大きな差異があるようだ。
私たちが引き寄せの法則をいざ利用するときに、その解釈がすっきり出来ているかどうかが、
もっとも難しい点だと思う。

私は、この解釈にずっと関心を寄せてきたし、いまなお強い関心を持っている。

「願うこと」と「欲すること」の違いの理解を、かなり明快に導いてくれているのが、

ウエイン・W・ダイアーの著作「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」
(山川紘矢+亜希子[訳] 三笠書房)≪時に”サーチライト”を消して進め≫の章だ。

この章の冒頭W・ダイアーは、ローレンスの言葉を引用している。

  「『愛を探し求める者は、自分に愛がないことを知るだろう』という
   ローレンスの言葉は、何を意味しているのでしょう。
   人が何かを懸命に欲するとき、人はそれが自分の人生に欠けていると
   感じています。」

  (前出「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」より引用)

この言葉の意味について、W・ダイアーは、愛を探し求める者が、
”愛”が不足していると感じている。
つまり、”愛”の不足を抱きつづけているという意味を示唆している。

この例の場合は、”愛”についての言葉であるが、
”愛”を別なものに置き換えてみると分かりやくなるだろう。
   「”お金”を探し求める者は、自分に”お金”がないことを知るだろう」という
具合だ。
お金に”不足”しているという”不足感”が、かなりよく伝わってくると思う。

W・ダイアーは、
ローレンスの言葉の意味の続きとして、さらに次のように言っている。

   「あなたの思いが、『愛がない』ことに集中している」
  (前出「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」より引用)

 それがために、

  「愛が人生に流れ込むことを求めているのに、『足りないものに』焦点を
   当ててしまっているのです。
   このやり方では、足りないものをもっと引き寄せてしまいます。」

  (前出「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」より引用)

”足りないものを”とあるが、”足りない状態に”というふうに考えても良いだろう。

なぜ、引き寄せの法則は、このようになってしまうのだろうか。
W・ダイアーのメッセージは、

  「宇宙はただ引き寄せの法則に従って、
   あなたの思いの波動に同調しているだけです。」

  (前出「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」より引用)

とある。
つまり、引き寄せの法則の働きは、私たちの本当(本音)の思いを探し出し、
その波動に同調するからだ。

ならばどうするべきなのか。
W・ダイアーは、次のよう示唆している。

  「自分はすでに十分に愛を受け取っているという思いを持ちましょう。
   あなたはもともと愛そのものである霊的な源から生まれてきました。」

    (前出「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」より引用)

さらに続けて、

  「愛を希求することは、もっと神に近づきたいと思うことです。
   そのことに気が付けば、自分はすでに愛そのものなのに、

それを外に求めているのは、とてもばかげているとすぐ気づきます。」
   (前出「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」より引用)

と。



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