ここで登場してくるフィリピン・パブ「インパクト(仮称)」のちいママは、
フィリピン人女性で、日本語に発音や言葉の使い方に独特のナマリはあるが
そこそこ話ができる。日本で結婚し家族がいるらしい。
おそらく、日本で生活しているちいママなどから、
街の様々な情報を受けているのかもしれない。
また、フィピーナたちは、敬虔なカトリックだと、前述しているが、
休みの日には、掃除や洗濯などを済ませ、午前中などに教会にいくようだ。
ただこの町の近くの教会は、プロテスタントの教会ということで、
彼女たちの信仰と合わないので、近隣区の教会に行くといっていた。
結構距離があるので、なかなか信仰のためとは言え大変だなと思う。
そうした情報も、やはりちいママからなのだろうと思う。
休みのデートは、同伴と異なり、精神的には、少し自由だ。
彼女は、焼き肉が好きなので、どこそこへ行こうという。
何でも知っているなと思わされたのは、
以前から、通っていた商店街のちょっとした2階に、
焼き肉屋があり、
そこを彼女から案内されたときは、関心した。
私は、そこの下が本屋だったこと、その本屋に何度も立ち寄ったが、
まさか焼き肉屋があることは、まったく知らなかった。
彼女は、
韓国の焼き肉料理が、かなり好きらしい。
店の賄から、肉が出てくると、さっさと火に通す。
その彼女の手際がいい。
彼女から聞いているのは、何でも12才から、親元を離れ韓国で、
ダンサーとして、働きはじめ外貨を稼いでいたようだ。
ギャランティは、安かったようだ。
彼女の口にするのは、
「二ホン ガ イイ」あまり韓国では、いい思い出がないらしい。
私は、彼女から基本的に、あれこれ聞かない。
本人が、会話の中で、自分から話したことを、ただここで、
記憶に残っていることだけを記述しているのみだ。
彼女が、二ホンで働いたのは、16才になってからだそうだ。
それも、大阪や横須賀など2-3地名を聞いただけで、
どんな風だったかは聞いたことがない。
本人が口にしたこと以外は、これからも聞かない。それでいい。