フィリピン・パブ☆それから part 3 #28

フィリピン・パブ

私は、シショウと会う約束を取り付けると、少し早めに、

白木屋で、席をとって待っている。
シショウっは、仕事をしているので、特に、
18:00過ぎから、ミーティングなどが、よく行われていたらしい。
シショウと会うのは、だいたい21時頃だ。
少し早めに着いた私には、目的があった。彼女に電話することだ。

すでに、述べたが。どこで入手したのか、ほんとに忘れてしまったのだが。
正直、不思議に思い出せないのだ。多分、八重洲の地下街か、
地下街から地上に出たその周辺の付近だったように思う。

そして、
1000円で購入した国際電話のプリペイドカードをおもむろに財布の中から取り出し、
裏面の指定の長い番号を入力して、やっとの思いで、電話が繋がるが。
その感覚を言えば、まるでフィリピンの国境付近に繋がったよう感じで。
頼りない感じだ。
フィリピン国内にまで、通話が届いた感じが、一切しないのだ。
ときには、
なかなか、通話ができない。
しまいに。女性の音声で、どうやら、

ただいま込み合っているとかで、また後で電話してくださいというような、
英語のメッセージが、淡々と流れる。その間に、
プリペイドのメモリが、グ―ンと減るのだ。

偶に、通話が繋がると、
なんとも奇妙な、力の抜けるようなコール音が鳴り、彼女が出る。

「ハロー」と、彼女の声だ。

「もし、もし」というと、私だと気づいて。
双方で、
「元気?」というような挨拶を交わす。
二言、三言会話をする。電話すぐ切れそうで。なんとも落ち着かない

一発で、彼女が出る場合は、良いのだが。
彼女のファミリーの誰かが出た場合には、最悪で。

私が日本人だとわかると、なんて言ってよいか分からず。
その躊躇が伝わってくるのだが。
いきなり、「ブッ」と、電話を切られる。
もちろん、悪意でなく、どう対応していいか、分からないので、そうなる。

せっかく、20ケタ以上の長い番号を入れて、
ようやく繋がったはずなのに。何ともひどい対応を受ける。仕方ない。

しかも、1000円で、20分程度話せるという触れ込みのプリペイドカードなのに、
メッセージが、あと、残り、6-7分程度、話ができるという伝えてくる。
そんなわけで、
ほんの1瞬のことなのに、すぐにカードが、使用できなくなることもある。

一方で繋がっても、なかなか話が、成立しずらい。
落ち着かないからだ。特に、電話代が高いので。

そんなことを、シショウが来る前に、電話のやりとりを片付けていた。

もちろん、彼女と何とか会話することもできるし、
できないことも、よくあった。

それこれも、すべては、国際通話という
フィリピンのインフラのせいだなと、あきらめたものだ。

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