Pasay のSMモールで修理の相談
朝から、何か変だなと思った。こんな風だと思えば、こんな風だともいえる。実は、私の気づかないところで、何かあったらしい。
すでに述べたように、当初分からなかったが、昨日買ったばかりのノートPCに修理の必要が出たらしい。さすがに、彼女は、私に言えなかったのだろう。理由は、今もって分からないが、想像で言えば、子どもたちが、奪い合って、そのはずみで、床に落としたとか、そんなことだろうか。PCのどこか外側の部分が壊れたらしいようなことも。
何がどうしたか、ともかくわからなかった。私には、「コワレタ」みたいなことを言っただけ…で。そこで、昨日、買ったSMモールのPC屋へ子どもたち皆で行った。彼女と店の責任者とで、何か話をしているが、結果は、ここでは、直せないという理由で、SMメガ・モールへ行くことになった。どうも本格的な修理が必要だったらしい。
今度は、修理のためSMメガ・モールへ行く
私は、事態が良く分からないので、何も言わなかった。ただ彼女が必至なのは、分かった。
その後、その必死さは、執念のように、必ず直すのだという気迫を見せた。Pasayに居られるのもわずかだし。田舎では修理できるところがない。とにかく、タクシーで、SMメガモールへ向かった。
5階か6階のPCを買ったお店の系列店のようなところへ来た。そこで、彼女の気迫は、凄さを見せた。修理代は、保証書で何とかなったが、修理には、順番待ちしなければならい、数日以上かかると言われたようだ。
彼女の見せた、絶対なんとかするという気迫
そして、彼女は、修理する定員に、2000ペソ渡して、修理を居ますがやってほしいとお願いしたのだ。ここマニラにいられるのも、わずかで、修理に時間はかけられない。彼女の気迫は、どうやら修理担当者に伝わり、何とか面倒を見てもらえることになったという。
彼女は、PCのことなんか、全く分からないが、なんとか袖の下の2000ペソで、修理にこぎつけた。私は、彼女の「PCは直す!」という気迫を間近で見たので、その迫力に感動した。そして、修理まで、2時間ほどかかるということで、再びメガモールを見て回った。
食料品売り場で、上質の肉を買っていた。それは私が後で、彼女からご馳走なる料理の前触れでもあった。おそらく、買ったばかりにPCを壊したということへの私に対する、申し訳なさみたいなものが、あったのかなと今さらながらそう思う。
SMメガモール内を見て回るのに疲れて、前回同様、カフェのような店に入った。と言っても、きちんとした店でなく、オープンスタイルだ。店の壁などはない。そこでお茶を飲んでいる人は、メガモールの通路から丸見えだ。
彼女からは、買ったばかりのPCの何がどうだったのかは、聞いていないが、とにかく、2時間が過ぎた。そして、先ほど修理を依頼した店で、多少待ったが、修理を終えて無事、持って帰ることができた。ただし、保証のカードは、そこで使いきったため、次に問題があれば、実費がかかるらしい。そんなことを言っていた。ともかく良かった。良かった。
PCの修理が済んで、ホテルへ戻る
ホテルに戻って、彼女は、さっき買った肉を使って、何かおいしそうなものを作ってくれた。シニガンだろうか…。料理名は聞いていない。ところが、これが、ものすごくうまかった。私は、この料理に感動した。スープがうまい。トロケルような肉もうまかった。この料理のことが、私は忘れられない。寛恕には、また作ってほしいとお願いした。
子どもたちは、静かにPCを順番で、やるようになった。最もゲームばかりだが。私は、この日見せた、彼女の必死な気迫が、忘れられない。その後、彼女の気迫を、最近また見た。
それは、今ここでは述べない。いづれまただ。この日、私は、彼女を生涯の伴侶にできるということに感謝した。
☆フィリピンお役立ち情報・ひとくちメモ
何でも有りのこの国のこの風土は、いつまでも大切にしてほしい!
[su_note note_color=”#fffad9″ radius=”6″]私は、このブログのどこかの記事で、フィリピンは、何でもありの自由な国と評した。上述したPCの修理では、わずかばかりの袖の下で、修理の順番を大幅に変えて、即修理へ導いた。こうした袖の下が、この国では、まだ融通を利かせている。私は、道徳家臭いことを言うつもりはない。それでいいじゃないか。そういうことも必要だと思っている。
まだフィリピンは、情で動く、人間臭い国なのだ。それでいい。すべてがAI化されて、人間が、合理的な判断の機械の外に追いやられたとき、最後に唯一人間がAIに勝てる武器は、この情かもしれない。[/su_note]