何かに付けて注文が多いと嫌われる。
それは、世の常だ。
何があっても、そのままを受け入れる。
それが世の中を要領よく生き抜く処世術なのかもしれない。
……。
ともかく…。
良かれと悪しかれと思っても、何も口にしない。
どうもそれが日本社会では、上手な生き方のようだ。
今やっと、それを知った。
としても、
私は、所詮、マイペースな生き方しかできないから、これまでどおりだ。
これからは、なお一層、余計なことは言わないようにしていきたいが。
人に、自分を曲げて、ただ同調するだけの生き方だけはしたくない。できない。
そう決めているので。
ただ、有難いことに。
目に見えない世界――スピリチュアルな世界は、事情が違うようだ。
トランサーフィンシリーズの第3巻
「[振り子の法則 トランサーフィン] 超スピリチュアルな夢実現/幸福獲得法」
(ヴァジム・ゼランド[著] ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店)
には、有難い示唆がある。
「自分は選択する権利を持っていて、もし注文を出したら、
それは遅かれ早かれ履行されるということを、いつも繰り返し口にしてみるべきだ。」
(前述:トランサーフィンシリーズ 第3巻 p121)
という。
この言葉をよく吟味した先に何があるか。
彼の偉大なる師の言葉に行き着くのだ。
「祈り求めるものはすべて、すでに得られたと信じなさい。そうすれば、
そのとおりになるだろう。」
(マルコの福音書 第11章 24節 /「ザ・マスター・キー」
チャールズ・F・ハアネル[著] 菅 靖彦[訳] 河出書房)より引用))
前者は、度々取り上げているが、トランサーフィンシリーズを書いた元量子物理学者の言葉だ。
最先端の分野の物理学者ヴァジム・ゼランド氏が行き着いた悟りのメッセージだ。
私は、これだけで、そう思うようになったわけではないが。いろいろな成功法則の本を読みながら、つくづく実感しているのは、この願いという注文は、必ず、履行されるということに、深い関心と、それが真実だと思い始められるようになった。
人生の真実は、あまりに単純だったのだ。ただ、正しい思考に委ねれることができれば、
この世から、一切の不幸な人々は、居なくなる。それが真理なのだ。
だが、私たちは、思考の迷宮に彷徨う。
なぜなら、物理的現実が、私たちの思う通りにすぐ変わらないからだ。
これについて、先のゼランド氏の言葉には、続きがある。
「夢の中ではあなたの意図は瞬時に作用するが、物質的現実化には慣性が働き、
タールが流れるようにゆっくりと実行されるため、時間と忍耐、それに自分には
選択する権利があるという揺るぎない確信が必要とされる。」
(前述:トランサーフィンシリーズ 第3巻 p121)
そして、ゼランド氏は例え話を忘れない。
「サービスのよくないレストランでは給仕係が現れるのを長く待たなければならないが、
注文が履行されることはいつも確かである。」
(前述:トランサーフィンシリーズ 第3巻 p121)
その心境で、世界が自分の望む通りに変わるということを、
本気で信じさえすればいいということを、彼の師とともに、同じように示唆しているのだ。
「そうすれば、そのとおりになるだろう。」
(前述:マルコの福音書 第11章 24節)