思考の持つ力を、決して軽く見てはいけない。だが、私たちは、その思考の大半の結果を常に体験しているはずなのに、そして、そのほとんどは、ロクでもない結果を招きながらも、
その自覚が十分足りていない。
だから、いまそこにある状況や状態、環境について、私たちは平気で不満を持ってしまう。
不満を持つということは、どういうことなのか。
自らの不満にフォーカスし、エネルギーを注いで、そのことについて考えていることになる。
考えいるというのは、正確ではないかもしれない。悩んでいるということか。
すくなくとも、意識をそこに注いでいるということが言える。
ヴァジム・ゼランド氏の著作「【振り子の法則】リアリティ・トランサーフィン 幸運の波/不運の波の選択」(ヴァジム・ゼランド 【著】,須貝正浩 【訳】,ほおじろえいいち 【監修】徳間書店)の≪第4章 バランス≫ の章の中の”不満と非難”について、次の記述がある。私は、すばらしい覚書として、常に見られるようメモしておいた。それを引用させていただく。
「トランサーフィンの観点から言えば、様々なつまらないことで不満を口にする
という有害な習慣は、私たちの邪魔をする。反対に、たとえささやかなことであっても
小さな喜びを感じる習慣は、非常に有益である。結論は、一つ。古い習慣を新しい習慣に
取り替えることだ。」
(上記:【振り子の法則】リアリティ・トランサーフィン
幸運の波/不運の波の選択」p161より引用)
脇道へ反れるのを恐れずに、あえて、トランサーフィンという文言(用語)を入れた。
”トランサーフィンの観点から言えば”とあるが、
この考え方は、
著作自体が、あまりに難解で、高度な考え方なので…。
ここで言いたい、
そもそも
”トランサーフィンとは、何か”ということについては、
私自身の力不足もあり、正直、説明はできないのでお許しを願いたい。
間違った解釈を伝えたくないので、直接、著作を読んで解釈していただきたい。
ちょっと、
妙な言い方だが、(説明)それは、あまり重要ではないかもしれない。
ただ”それ、何?”と思ってもらう意味はあるので、あえて入れたおいた。
折を見て、このブログで都度。
このトランサーフィンについて、語らせてもらいたいからでもある。
その意味で伏線とさえていただきたい。
これだけでは、あまりにそっけないので、あえてついでに、
前述著作の前半のほうに、このトランサーフィンについての考え方について、
著者の記述があるので、そこは紹介だけしておきたい。
「トランサーフィンは、まるでスーパーマーケットで商品を選ぶように、文字通り
運命を選ぶ方法である。」
(上記:【振り子の法則】リアリティ・トランサーフィン
幸運の波/不運の波の選択」より引用)
とある。この理解だけで良いのかもしれない。
この本を読んでいない方には、何が何だかさっぱり分からないと思うが。
でも、これで良いのかもしれないと、
やはり思ってしまう。
気楽に選ぶということだけが理解できれば十分なのかもしれない。
と言って、
あえて混乱する恐れのある用語を入れて、ヴァジム氏の著作から引用したが、
私が取り上げたい重要なことは、
不満の持つ意味の方である。
このトランサーフィンの著者も、不満について、有害であることを
はっきり述べていることを言いたかった。
そのことが理解できれば十分であると思う。
そして、その不満とは反対に、上述にあるように”小さな喜びを持つこと”の重要性を説いている点にも、注目すべきだと思う。
これは、言うまでもなくプラス思考のお勧めだ。
ジェフ・ケラー氏の「いつもうまくいく人の成功法則」(ジェフ・ケラー[著] 弓場 隆[訳] ソフトバンク文庫)の”13 プラス思考の持つ力を信じる”の項目に注目したい。
この中で、ジェフ氏は、次のように言う。
「プラス思考をしたからといって、問題と縁が切れたわけではないということだ。
それどころが、途中で何度も挫折を味あうことだろう。しかし、
もし自分を信じて行動を起こし、粘り向けば、あなたそれらの障害を克服できるはずだ。」
(「いつもうまくいく人の成功法則」より引用)
と、プラス思考が、必ずしもすべてのトラブルから逃れられ、
自由になれるものではないとしても、そのプラス思考の重要性は次の言葉で強調している。
「あなたは自分の優勢な思考の方向へとたえず進んでいる。あなたが生きてい間に
成し遂げるすべてのことは、あなたの思考と信念に由来する。
マイナス思考は、マイナスの結果を生み、プラス思考は、プラスの結果を生む。」
(上記:「いつもうまくいく人の成功法則」より引用)と。