夢見心地☆願望実現を阻むものとは… ★19#0132

フィリピン-ピリピン

トランサーフィン第2巻「[願望実現の法則 リアリティ・トランサーフィン2]」
(ヴァジム・ゼランド[著] ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店)
には、意表を突くメッセージがある。

冒頭、数ページあたりにそれがある。そこは、トランサーフィン・シリーズの第2巻として、
骨子となるメッセージが抽出されているところだ。その突出しに際立ったものがある。
以下の言葉だ。

   「願望は役にたたないどころか、邪魔するだけなのだ。」
 (「[願望実現の法則 リアリティ・トランサーフィン2]」ヴァジム・ゼランド[著]
     ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店):冒頭より引用)

本のタイトルに[願望実現の法則]とありながら、
いきなり、願望は役に立たないという指摘があるのだから驚く。
まるで「あしたのジョー」の矢吹丈が力石徹に、「ドカーン!」と、
決めのアッパーを喰らったシーンのような感じとでも言うべきか…。

この本のカバーには、

   「願望は役にたたないどころか、邪魔するだけなのだ。」(前出:)

について、直接、応えているわけではないが、
呼応するように、理解の助けとなる一言が添えられてはいる。

   「現実化されるのは、願望ではなく、意図である。」
  (「[願望実現の法則 リアリティ・トランサーフィン2]」ヴァジム・ゼランド[著]
    ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店:本のカバーより引用)

と。

そして、
ここにこそ、一つの答えが明示されているのだ。

願望実現のために必要なのは、願望ではなく、まさに意図が必要なのだと言っている。

この意図について、書こうと思ったのは、「ザ・シークレット」(ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)の本の中盤をやや過ぎたあたり p188にあった。

著者の実の妹の話が、意図を考える上で大変に興味深く示されている。

   「私の実の妹のグレンダの話をします。彼女はオーストラリアに住み、
    そこで仕事もしていました。しかし、彼女はアメリカに引っ越して
    私のオフィスで、一緒に仕事をしたかったのです。グレンダは『秘密』を
    良く知っていましたので、彼女は望みを実現するために必要な事全てを
    実践していました。しかし何ヶ月経ってもまだ、オーストラリアに
    いたままでした。」

             (「ザ・シークレット」:p188より)

という記述がある。そして、ロンダ・バーン氏の妹がどんな行動に出たかを次に紹介しているが、そこに、

   「願望は役にたたないどころか、邪魔するだけなのだ。」

のメッセージに対比する。

   「現実化されるのは、願望ではなく、意図である。」
(「[願望実現の法則 リアリティ・トランサーフィン2]」ヴァジム・ゼランド[著]
    ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店より引用)

の実証的な話が、紹介されている。以下に、引用したい。 

   「彼女は自分の行動を振り返り、望んだものを本当に受け取れるような行動を
    とっていないことに気づきました。それ以降、彼女は力強い行動を
    とり始めました。」

             (「ザ・シークレット」:p188より)

その行動とは、

   「先ず引越しのための準備をいろいろと始めたのです。会員制のものは
    キャンセルし、不要なものは処分し、スーツケースを取り出して
    荷造りをしました。するとその四週間後、グレンダは本当に、アメリカで、
    私のオフィスで仕事していたのです。」

             (「ザ・シークレット」:p189より)

とある。
お気づきだろうか?
ロンダ・バーン氏の妹の行動の意味を。

すでに、そうなったかのように、
意図して、実行し、
行動したという意味が含まれているのだ。

トランサーフィンのゼランド氏が、
シリーズの中で、度々、”意図”についてのその説明を表現してきたメッセージにあるように、
それは、

  「まるで郵便受けにある新聞を、当然のように取りに行く」

という意のような、
そのような感覚で望むものを手にする(所有する)行動と態度が
必要なのだという証になっている。

ロンダ・バーン氏の妹は、まだアメリカ行きの根拠もなく決まってもいなくても、
すでに、それが当たり前の事実のように行動をとり始めたとき、
グレンダ氏の人生ラインは、そうなるように変わったのだ。

目に見えない力の作用で、グレンダ氏は、アメリカに居る人生ラインを、
「スッーと」越えて跨いでしまったという事例になっていると思う。

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