前回のブログ”「意図」の風を追う”の中で、
結びに続きがあるかもしれないことを言及した。
その関連で、今回のブログは「続編:「意図」の風を追う」とさせていただこうと思う。
「実は、宇宙はそうなるようになっている。」
と、記述した時に、
私が感じたのはトランサーフィンの第2巻「[願望実現の法則 リアリティ・トランサーフィン2]」(ヴァジム・ゼランド[著] ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店)に登場する「外的意図」の概念の実体に、ほんの一部、触れたように感じたのだ。
トランサーフィンの第2巻の中では、
意図は、非常に重要な意味を持つ。
意図こそが願望実現を手中に収める唯一の要素のひとつだからだ。
著作の中で、意図は、二つに分類される。「内的意図」と「外的意図」だ。
内的意図とは、
「自分の力で何かを行う」
(前出「トランサーフィン」第2巻より引用)
ことを意味する。
つまり、何が何でも自分の努力で、願望実現のために何かを成し遂げようとすることを意味する。平たく言えば、とにかく、やみくもに一所懸命頑張るようなことを意味する。
私も含めて、多くの人は、
誰もが、願望実現というのは、そういうものだと思っている。
スポーツ選手などで喩えられる。
メダルを獲得するまでは、練習、練習、また猛練習で。
スポ根(実現のためには根性一本ヤリ)は、そのいい例だ。
他方で、
トランサーフィンが、まるで異端のような孤高の示唆をするのは、
「外的意図」にこそある。
トランサーフィンの根幹は、この外的意図を活用し利用することに深い意味があるのだ。
外的意図の説明は、当該著書からは、なかなかスッキリと理解はしにくい。
何度も読み込む必要があるだろう。
「外的意図」とは、
「目的がひとりでに現実化することに注意を集中することだ。」
(前出「トランサーフィン」第2巻より引用)
とある。
そんなことがあるのか。
ある!
この「外的意図」とは、分かりやすい例で言えば、
自分の実力を超えた普通では有り得ない結果を出す幸運(だったと感じるような)に恵まれたような状態を言う。
私たちが、経験的に、なぜかうまくいったということが…。想定外なことが誰にでも1度や2度は、体験したというようなことがあると思う。まさに、それだ。
そのような意味だと思えばいい。
ちょっとした例でいえば、ある決勝戦の100メートル競走があるとしよう。ある人物は、
世界記録保持者で、世界ランカーだとしよう。ほかの選手たちも、ほぼそれに準ずる。
ところが、ある人物は、この競争で、記録的に、3位も無理だとしよう。
いざ、決勝戦が実施される。すると、コースの途中で、世界ランカー1位が、何かの拍子にコケる。次の選手も先頭の有力選手の後をマークして追っているので、転倒に巻き込まれる。次の選手、その次の選手も、同様にほぼ全員が、コケる。なのに、後方から、走ってきた選手だけが、転倒に巻き込まれることがなく、下馬評を裏切る形で、優勝する。記録で行けば、5位か6位程度なのに、その大会では、優勝する。外的意図とは、こういうようなことが、起きることを言う。
意図についての2つの側面を述べたところで、”意図の風”を追うというようなことに
注目をしたい。
YouTubeの動画
◎『ザ・シークレット』の始めの20分間
http://www.youtube.com/watch?v=tl3DjHJ5gCs
というのが、本編の一部がYouTubeで公開されている。
5分あたりに出てくるボブ・プロクター氏のメッセージ。
「なぜ世界の人口の1%が、総収益の96%を得ていると思いますか。
偶然ですか。いえ、偶然ではありません。実は、意図されているのです。」
と畳み込むように、
この意図ということについて、メッセージを伝えている。
そこで、これを、あえて私流に
「なぜ世界の人口の1%が、総収益の96%を得ていると思いますか。
偶然ですか。いえ、偶然ではありません。実は、宇宙はそうなるようになっている。」
のだと、解釈させてもらってみた。
で、そこで、
「実は、宇宙はそうなるようになっている。」
に注目してもらいたい。
上述した「外的意図」の説明を思い出して欲しい。
「目的がひとりでに現実化することに注意を集中することだ。」
(トランサーフィン第2巻より)
という箇所だ。
まさしく、「実は、宇宙はそうなるようになっている。」という解釈をしたときに、
この「外的意図」が作用していることと符合してくるのだ。
そのことに気づいた。
さらに追加で言えば、
私は、トランサーフィンから、
「内的意図」と「外的意図」とは、の説明について引用をさせていただいたが。
「ザ・シークレット」(ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)の著書には、「内的意図」と「外的意図」という分類こそされていないが、
相応する箇所を見出したので紹介したい。
かなり分かりやすい説明なっている。
著書は、
ビタリー博士のメッセージを受けて、それに同調し重複する形で、
次のように述べる。
「それがどのようにして起こるのか、どのようにして宇宙がそれを実現してくれるのか、
あなたが気にかけたり、心配する必要はありません。
それは全面的に宇宙に任せましょう。」(「ザ・シークレット」:p89より引用)
とある。これこそは、「外的意図」のことなのだ。
さらに続けて、
「あなたは自分が何かをしなくてはならないと考え、宇宙がしてくれるとは
思いもよらないのです。つまり、あなたは自分の手で実現しなくてはと考え、
宇宙があなたの代わりにやってくれるとは信じていないのです。」
(「ザ・シークレット」:p89より引用)
とある。この部分では、
「あなたは自分が何かをしなくてはならないと考え」
の部分が、「内的意図」に相当し、
「宇宙があなたの代わりにやってくれる」
の部分が、「外的意図」について触れている部分だと言える。
トランサーフィンのように、
ただ概念化して説明していないだけなのだ。
☆ ☆ ☆
【フィリピン・夢見メモ】
フィリピンに旅行をして、彼女に会い、そして、彼女の田舎へ向かう道中で、
幻想的で美しい風景をみたことも、これは、外的意図と言わざるを得ないと思う。
まだ、陽が明るいうちに、マニラから、彼女の田舎へ向かった時、マニラの下層の人々が住む、
スラムを見たときには、こんな下層の生活を強いられた人々が、毎日に希望が持てず、ただ暮らしているような姿を見て、気が沈んだものだ。そんなリアルな世界を見た後、まさか数時間後に、思いがけず美しい世界を見たときには、その対比の落差に困惑したほどだ。私たちの物理的現実には、こうした不可思議なことが、理屈を超えて起こるものなのだなと思った瞬間だった。
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