意思を明確にすることは、創造的な効果を生むようだ。
ジョー・ヴィターレ博士の著書「宇宙スイッチ」
(ジョー・ヴィタレー[著] 住友 進[訳] サンマーク出版)
には、≪意思の魔術≫と題する項目がある。
ここに記述されているのは、ヴィターレ博士(= ビタリー)の友人で、
「変化の魔術」という共著もあるというケント・カミンズ氏の話が、
興味を惹く。
ケント氏は、マジシャンでもあるため、
この項目でもそうだがケント氏に関わる著書のタイトルにおいても
”魔術”という言葉が、意図的に使われているらしい。
ヴィターレ博士によって紹介されているケント氏の話は、
それなりに不思議な力を感じる話だ。
ケント氏の不思議な話は、二つあり、そのひとつをここで、
概要を紹介しておきたい。
ケント氏は、テキサス州で、プライベートに、サンドイッチ店を開いているという。
15年間経営し続けているという記述がある。
ある時、
「Lサイズのサンドイッチを買ったらビーンズを無料にします。」
(前出「宇宙スイッチ」より引用)
という内容のサービスを宣伝しようと地元のラジオ局に頼み込んだという。
たっぷり、ビーンズを用意して販売すると、
「店に入るのをあきらめて帰ってしまう人」もいるほど、盛況だった。
それで、ケント氏が、局に感謝の電話をしたところ、
おもいがけず、局側が謝罪したという。実は、
局側は、宣伝を流していなかったのだと詫びたというのだ。
広告もしていないのに、盛況だったという事実に対し、
ケント氏は、
「すべては意思のおかげです。」と、
(前出「宇宙スイッチ」より引用)
ヴィターレ博士と、ともにした夕食の時に述べたという。
もうひとつの話も不思議な力が働いた話だが、
直接、「宇宙スイッチ」の本で確認をしていただきたい。
ヴィターレ博士は、意思を明確にすることの効用を重視している。
意思を明確にするためには、
「自分は何を望んでいるか?」(= 著作「宇宙スイッチ」では第2のステップ)を知ることだという。望んでいるものを知るための方法は、≪自分の望んでいないものは何か?≫
という著作「宇宙スイッチ」の第1のステップである前項に望んでいないものは何かを知るための項目がある。
その答えの鍵となるのは、
「周囲の人々に述べている不満をすべて、望んでいることに書き換えること」
(前出「宇宙スイッチ」より引用)
だとしている。
つまり、
自分の現在の諸々の不満とすべてを正反対にする。
その具体的な例が本には、挙げられているので、一部を紹介する。
「『この頭痛がなくなってくれたら』を『頭をすっきりさせたい』に変えます。
『この請求書がなくなれば』を『自分がのぞんでいることすべて実現する
お金がほしい』に変えます。
『仕事で苦労したくない』を『仕事が簡単に入ってきてほしい』になります。」
(前出「宇宙スイッチ」より引用)
というような現在の状態に置かれている不満を逆手にとる方法の例だ。
置き換えの作業をしてみることだ。
こうすることで、自分が望んでいるもののに焦点を合わせやすくなるのだと示唆している。
ヴィターレ博士のこの「宇宙スイッチ」の本の黒い帯には、紹介文として、
本の目次からの引用がなされている。
「自分の人生を邪魔しているのは、実は自分自身かもしれない。」
(前出「宇宙スイッチ」より引用)
と。
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