「あなたの人生を動かしているのは、あなたのなかの隠れた思い込みです。」
(後出「ザ・キー」より引用)
というのは、
ジョー・ビタリー博士の言葉だ。
彼の著書の「ザ・キー」(ジョー・ビタリー[著] 鈴木彩子/今泉敦子[訳]
イースト・プレス)の中のメッセージだ。
ビタリー博士のこの著書は、「引き寄せの法則」が思うとおりの結果を出せない
ことに対して、「ザ・キー」を著している。
その主なテーマは、”思い込みをクリアにする”ということが、
中心になっている。
クリアにするための様々なメッソド(方法)も、この本の中で、
数々紹介されている。
「『キー』とは、つまり、ほしくないものを引き寄せている隠れた思考や思い込みを
『クリアにする』ことです。」
(前出「ザ・キー」より引用)
と、その主旨を明快にしている。
思い込みが、引き寄せの法則の邪魔をしているというのだ。
さらに、
「実は、あなたが引き寄せているものこそ、あなた自身にふさわしいと
思っているものなのです。ほんとうにほしいものを引き寄せるためには、
その隠れた思考パターンを変える必要があるのです。」
(前出「ザ・キー」より引用)
と。
もし現状に不満があるのだとすれば、いまその物理的な現実の中に、
私たち望んでいない姿(=隠れた思い込み)が、
実は、現れているということになる。
私たちが望んでいると思っているはずが、実は、本音の部分で、
それを恐れているという意味にもなる。
残念だが、物理的な現実は、リアルなカタチでそのまま現れているということになる。
私たちは、私たちの心の結果としての物理的な現実に自ら分析を加え、
隠れた思い込みをクリアする必要がある。
前述のビタリー博士の著書「ザ・キー」は、数々のメッソドを紹介している書いた。
その中から、
クリア・メッソド3の一部を紹介しておく。
「認知療法を使った、クリアになるための5つのステップ」
(前出「ザ・キー」より引用)
と題するもので。
「アーロン・ベック博士が考案し、40年にわたる研究に裏づけされた
認知療法は、思い込みをクリアするのにたいへん有効な方法です。」
(前出「ザ・キー」より引用)
という。
5つのステップの重要な要素である。
ステップ1を紹介する。
「まず、あなたを苦しめているネガティブな思考を見つけます。
それを紙に書いてください。この作業は、いわば虫取り網で蝶を捕まえる
ようなものです。」
(前出「ザ・キー」より引用)
この際に、ネガティブな思考が存在していることすら、自覚していないことがあるという。
思考をはっきり捕えることができない場合、気分の変化に注目してみるのもいいだろうという。
気分が変わったら、そのタイミングで、
「すぐに自問してみましょう。『いま、自分はなにを考えただろう。』それが、
あなたの取り組む思考です。」
(前出「ザ・キー」より引用)
ステップ2-5までを含めての詳細は、直接、当該著作によって確認していただきたい。
それぞれのステップのプロセスを経て、
最終的には、
ステップ5に相当することであるが、
「最後に、自分を苦しめている、あるいは自分に限界を課しているその思考が、
不要なものであることを自覚します。」
(前出「ザ・キー」より引用)
とある。
こうして、隠れた思い込みをクリアできるだろうという。
メッソドは、ともかく。
もうひとつ、注意すべき点もある。
物理的な現実は、確かに私たちの心の投影であるが。
物理的現実が変わるまでに、大なり小なりのタイムラグを生じる。
物理的現実が変わるのは、遅れるのだ。
すぐに、変化が現れないといって、焦ってはならない。常に、ポジティブな状態を
保つ必要があることも忘れてはいけない。たとえ、しつこく何度も、
ネガティブな状態が現れても、意識を向けない。
無視することだ。そのことにフォーカスすればするほど、相変わらず、
そのネガティブな状態が現れやすいからだ。意識だけは、それでもポジティブに
振舞うことが大切だ。
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