認識しなければならないのは、私たちが望む状況や状態、あるいは豊かさや物は、
結果として外部から受け取ることはあるとしても、
当初から他力本願的に、外の世界からもたらされることを期待しても
十分な結果を得ることは少ないだろう…。
私たちが気づくべきことは、
外部から何かがもたらされる前に、望むお金や健康、良好な人間関係など、
あらゆる欲しいものを手に入れることのできる「魔法のランプ」を
すでに手にしている。ただそれを活用すればよいということだ。
ただ私たちは、
この「魔法のランプ」の効力については、活用の仕方についてもそうだが、
多数ある「引き寄せの法則」などを読み、誰もが一度は試してみたりする。
そして、しばらくやってみて。
なかなか思う通りの結果が伴わないと、理性が疑うようになる。
そうなると、望むものが実現しないどころか、
むしろますます状況が悪くなり、
全く望んでいなかったことが起きたりすることもある。
物語のアラジンの「魔法のランプ」は擦ることで、大魔神ジニーが現れて、
「お望みを叶えます。」と言う。依頼の窓口業務を行ってくれる。
それで、すべて願いが適うということになっている。
しかし私たちがいま持っている「魔法のランプ」は、
直接、目にすることができない。手にすることができない。
したがって願望実現のために”擦るだけ”ということにはならない。
”あの手続き簡単な物理的なアラジンの「魔法のランプ」があれば
簡単なんだがなあ…。”と、つい思ってしまう。
実のところ、私たちの心の内に持つ「魔法のランプ」の方が、
偉大な効力があるらしい。
ただし、莫大な力を持っているため、その取り扱いの心構えも含めて、
実現までの手続きは、かなりの”遊び”が多いようだ。
これにひとつの示唆を与えてくれているのが、
ボブ・プロクター氏の「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」
(ボブ・プロクター[著] 岩元貴久[監訳] きこ書房)だ。
まず、
「あなたには、自分が望むだけの富を築くために必要な
心のツールがあります。」
(前出「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」より引用)
と述べ、
”その取り扱いの心構えも含めて”次のように示唆している。
「不足感や限界は、あなたの心にそれを抱くことで起こります。」
(前出「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」より引用)
と、感情を伴った思考が現実化することを述べている。
言い換えれば、不足感も限界も、
私たち自身が自ら創り出していることを指摘している。
これを避けるための方法として、
さらにボブ氏は、
「豊かさマインドは、元来そういう不足や限界を持ちません。すべての制限を取り除き、
あなたの本来の稼ぐ力を認め、あなたが富を求めるならば、富もあなたを求めるもの
だということを理解してください。」
(前出「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」より引用)
と述べ、
不足感や限界などのネガティブな感情は、
豊かさマインドを選択し、
そちらにフォーカスすることで回避できることを示唆している。
私が、今回のブログでテーマとしたいのは、
「意識する」ということ。「意識して行う」必要があるということだ。
ボブ氏は、物事を実現するためには、
3つのポテンシャルがあると言う。ポテンシャルの高い順に言うと、
思考の世界=精神界 > 概念の世界=知性界 > 結果の世界=物質界。
この図式を、
具体的なプロセスで言うと、次のようになる。
「お金がほしい」と思うこと。これが「思考」で、
「生活に豊かさをもたらす富」が「概念」
そして、いよいよ
物質化(現実化)が行われて、それが、「結果」だという。
思考と概念は、切り離せない昇華のプロセスを経ると言えるだろう。
ボブ氏は、次のように「概念」についてこう説明する。
「概念は、意識して思考することではじめて生まれるものです。
これこそが、人をして創造的な存在たる所以(ゆえん)です。
経済的に成功するという概念を心に抱けば、やがてその概念はあなたの
人生に現実(結果)のこととして現れます。」
(前出「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」より引用)
私が、もっとも注目したのは、
ここの”意識して思考すること”の大切さにある。
そこを理解した上でみると、
ボブ氏が指摘する、理想的な願望実現の方法は、
(以下思考パターンは、前出「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」より引用、
参照・参考にして記述している。)
そのポテンシャルの高い順の思考パターンは、
【 思考 → 概念 → 結果 】
(前出 「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」より引用)
だと述べる。
結果とは、望んでいるものの現実化を意味する。
思考をコントロールし、望むものを手に入れる方法だ。
だが、ボブ氏は、多くの人の思考パターンは、この順番になっておらず、
【 結果 → 思考 → 概念 】
(前出 「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」 より引用)
となっている点に問題があるのだという。
ネガティブな現状の結果を先に体験し経験することで、
私たちの思考は、貧しくなる。概念も、悲観的になり、その悪い循環をくり返す。
詳細は、前出書(「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」)によって確認してほしい。
ボブ氏は
「今、起こっている状況・結果に自分の思考を従属させるのではなく、
自ら思考を選択し概念を形成するようにしてください。」
(前出「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」より引用)
と述べている。
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