夢見心地☆豊かさの国の硬直と発展途上国のactivity ★20#0388

makati方面 夢見空間

私が、フィリピンを愛する最大の理由は、許しと明るさ、そして活気にある。
今回のブログで、記述したいのは、活気、activityにある。

許しと明るさについては、いづれかの機会に触れるとしよう。

ここで言う、活気とは、文字通り、国が若いということにある。フィリピンに一度でも行ったことがあれば、気づくのは、若い人、特に、子どもが実に多いということだ。
どこかしこにも、子どもたちがいる。笑顔で遊んでいる。昔の日本で見た風景がここにあるのだ。

子どもたちは、ただでさえ暑い国で、汗まみれで、素足だったり、露出した肌が泥で汚れていたりする。そんなことはお構いなしに、陽気で明るい。笑い声が絶えない。

この国に足りないものは、物質的な交換価値としてのお金と、仕事だ。特に、下町の路地では、若い男も、老いた中高年も、タバコを燻らし、たむろしている。また女たちも、同様で、路上に出ておしゃべりをしている。

あるいは、最近は、ドゥテルテ大統領になって、取り締まりが非常に厳しくなっているが、たまに禁止されている賭けのポーカーをこっそりやっていたりする。

まるで彼らは、現実主義の哲学者として、仕方なく明日を見つめるよりしかたがないのだ。
路上に出るのも、この熱帯の国ならではで、家の中にはとても暑くていられないのだ。

一方の子どもたちは、明日のことは見つめていない。今、この瞬間をひたすら生きている。喜びに満ちた表情をしている。いつから彼らの瞳が現実主義者のようにどんよりと変わるのだろう…か。
もちろん、人それぞれだ。置かれた環境によって差が出てくる。

ただ貧困層も少しずつ、変わりつつある。その勢いは、右肩あがりだ。
私が、最後にフィリピンを訪れた2012年まではなかったことが、ここ数年で起きている。

その一例として言えば、
眼鏡をかけている若い学生が非常に多くなっている。一般人もそうだ。
ほとんどの場合は、近視の眼鏡だと思うが。
最近では、私の彼女も、強度の遠視のために眼鏡をかけている。

このことは、学習環境が大いに変わっていることを示している。
いままでは、貧しくて学校へ行けない子どもたちが多かった。それでも問題もなかった。
みんながそうだったからだ。だが、時代は子どもたちの学習環境の充実を図ってきているのだ。

私が、フィリピンで、妙に感じたことの一つに、学生服がある。
もちろん、学校の特徴によって違いもあるだろうが。女子は、ジャンパースカートをはいている。私が見たカラーは、水色の制服だ。男子も、日本の中高生のように、詰襟こそ着ないが、
シャツに水色のスラックスだったりする。

その光景を見て、日本の中高生の制服をなぜか思い出したものだ。
日本は、濃紺や黒が主流だが、フィリピンの制服仕立てのどことない感じが日本のものとよく似ているのだ。

その彼らの何となく日本風の姿を見て、なぜか奇妙に感じた。

彼らが、眼鏡を着用している最大の理由の一つは、おそらく、スマートフォンにあるだろう。
日本人の若い層でもそうだが、彼らも、スマートフォンの画面を食い入るように見つめている。
スマートフォンは、彼らにとってもコミュニケーションの必需品なのだ。

そして、ブログ。特に、Facebookが非常にはやっており、中には、一人で、2-3のFaceBookを運営していたりもする。そうして友達の輪を限りなく、増やしつつある。機能的に自動的に増えている面もあるかもしれないが。だが、活発だ。

私が、このブログ記事を書きたいと思った最大の理由は、
いま世界を席巻しているウィルス禍によるパンデミックの問題で感じたことだ。
3月初旬から、今日までの日本状況とフィリピンの国の事情の違いに、感じるものが多かったからだ。

フィリピンでは、3月中旬には、ドゥテルテ大統領によって、都市封鎖(LockDown)が行われた。それは、マニラだけにとどまらず、フィリピン国全土で封鎖が行われた。その制約は、かなり厳しい。

外出は、ほとんど認められず、生活上の必要最低限に制限された。
HOME QUARANTINE PASS(外出許可証)がバランガイ(フィリピンの町内会のことを言う)を通じて、渡されたそうだ。一家族、1枚だけという。

それにより、
銀行と生活食料品のための買い出し、医薬品の購入のための許可がなされるらしい。
それ以外は、一切、認められないという。町のあちらこちらにARMYや市役所の職員が、逸脱した行動があれば、職質に合うという。

それに反発する人も、当然、多少はいる。それに対して、ドゥテルテ大統領の指揮は強硬で、警察などにしょっ引かれるという騒ぎも実際にあった。日本では、ニュースで取り上げられないだけで、その姿勢は、かなり強硬だ。

ところで、日本はどうだろう。3月中旬ごろから自粛ムードの要請が、首相を通じてなされたものの、外出は、かなり自由だ。憲法上の理由もあって、厳正にはできないという話だ。

そして、
このブログ書いている4月6日になって、明日(7日)、日本でも、
首都封鎖が宣言されるという情報が流れだした。ただし、憲法上の理由から、これまでの自粛ムード要請とさほど変わらない見込みらしい。

ここまで、どうしても前振りが長くなってしまったが、
本題に入ろう。

私は、彼女と毎日、Skypeで話をしている。バギオで、カレッジ生活をしている長男と長女が、
田舎の彼女の実家に戻ってきた。学校が封鎖されたからだ。

そして、3月の第3週のころだった。いつものようにSkypeを立ち上げて、彼女に電話しようと思った。

すると、いつもの彼女SkypeIDがなく、カレッジの娘の作成したIDがSkypeの起動画面の横に、
ズラリ難でいた。「何だ、コレ?」と当然、私は思った。そして、彼女のSkypeIDがないので、
以前作成したIDで呼び出したところ、娘が試験のために、Skypeを使っているのだという。

「Exam…?」
「ソウダヨ。オンライン デ イグザム シテル!」

「ふーん。…なるほど」と思った。

というより、「えっ」日本より進んでいるじゃないかと思わされた。どうやっているのかと言えば、詳しくは分からないが、スマホなどは、学生たちが持っているので、試験管が、
Skypeに現れて、試験をする旨を伝え、オンラインで、試験問題を出すらしい。ネットは、自由に使って良く、あれこれ調べてもいいということらしい。

なお、解答は、メッセンジャーを使ったり、Skypeを使ったたり、メールでもいいということらしい。

およそ、一日、8時間以上をSkypeを使って、試験を行い、2日間続いた。

その後、彼女に聞いたが、みんながみんなPCを持っているわけじゃないので、前述したように、
スマホを活用して頑張っているらしい。中には、モールの中にPSショップもあるので、そこで、
勉強している。試験を受ける子もいたらしい。

さらに、彼女に聞くと、中学でも(次男の子がそうだが)、オンラインで授業をうけることも、
よくあるということだった。
私は、フィリピンの頑張りに驚いた。

さて、日本はどうだったのか。

3月初旬から、ずっと学校は休校になったが、オンライン授業などはやっていない。やったところもあるかもしれないが。私はその情報を聞いていない。

もちろん、宿題は出たのだろうが、長い休校とそのまま春休みになった。

日本は豊かな国で、いまやPCは、各家庭にほぼ1台はあるだろう…。もしなければ、貸出も可能なくらい豊かな国だ。

その豊かな国では、休校は、休校で、オンライン授業を試みたという話を、全く聞かない。
日本は、フィリピンよりも、回線スピードも速く、PC環境も整っているのに、それを活用とすることもない。

一方のフィリピンは、すべての家にPCなどない。せめてPCショップに行くか、スマホを活用するしかないのに、今ある技術を最大限に活用して学ぶことに必死だ。

ウサギとカメの競争の童話は、昔ばなしだが、そこで教えるシンプルな精神は、今にも充分通じている。



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夢見についての気づき 2020年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/yumemi/1084/

夢見についての気づき 2019年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/2798/

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