彼女たちと過ごすのも今日一日のみ
夕方近くまで、のんびり家族みんなでホテルの中で過ごした。3泊4日。明日は帰国だ。何とも早い。子どもたちは、フィリピンのアニメを見たり、ベッドに寝転んだり忙しい。子どもたちの面倒を見るおばさんは、昨晩洗濯した洗濯物を室内で、乾いているかどうかを気にしている。甥っ子は、かなり遅く起きて、鏡を見たりしておしゃれに余念がない。
彼女は、片付けモノをしたり、お昼の支度などもしている。私は私で、PCを意味なく、持て遊ぶ。まだこのころは、Wi-Fiのことに頭が回らなかった。知識もなかった。もったいないことをしてしまった。私がPCいじっていると、長女がのぞきに来る。見ても分からない日本語のデータを開いていたりする。一方でメールが確認できたらな…と思う。
私は、無精髭が伸びてきたので、剃刀がないかどこか似ないか聞いてみた。彼女にお願いした。すると甥っ子が、10分もしないうちに、近くの商店街で、買ってきてくれた。ありがたい。
ただ時間が過ぎるだけのとき
お昼近くになって、みんなで食事をする。彼女は、キッチンで何やら料理を作っている。パンとソーセージなどが出てきた。私は、昼食で満足した。子どもたちも、ほぼ同じものを食べてた。
それから、2-3時間が、何をするわけでもなく過ぎた。途中何度か、プールを見下ろしたり、SMモール方向の景色を見たりした。ただし、隣の大きなホテルの外観に景色がさえぎられて、景色としては、やや物足りなさを感じた。
ほぼ夕方近くになって、皆で外出した。ホテルを右に回って、そのまま数分歩いた先の右側に商店街の通りがあった。そこをしばらく、歩くと彼女が自転車のトライシクルを止めた。私と彼女、子どもたちは、もう一台のトライシクルを止めて、2台で、商店街の中心ちあたりまで行った。
教会に寄ってみた
そこを右折して、さらに商店街が、ロハス通りまで続く道を、まっすぐに突き進んだ。 そして、大きな教会の前で、トライシクルを降りた。教会の本堂に近い側面の入り口から、中へ入った。入り口では、白いスズランのような花飾りをネックレス状にしたものを手にたくさん携えて売り子が、買いませんかと差し出してくる。
教会は、カトリック教会で、ネットで確認すると、National Shrine of Our Mother of Perpetual Helpとある。教会の中は、人で溢れている。この日は、何かの祈りの日のようだ。本堂の入り口では、中に入り切れないで、そこにも人だかりがあった。中の熱気が、外に運ばれて来るときは、かなりムッとした空気が噴出してくる。
どういうことなのか、私には全く分からないが。中から、熱気ばかりでなく、神父さんの撒く聖水がほんの少し私にも降りかかった。縁起物だとしてありがたくなる。
この聖水の儀式が終わると、彼女は満足して、教会の敷地外に出た。振り返ると、かなり大きな教会だった。この教会の外に出ると、「マッチャン キヲツケテ」と、私に注意を促す。スリなどが多いからだという。危ないから、みんなで手をつなぐように、再び彼女から注意を受けた。
ロハス通りは、楽しい街だ。
ロハス通りのこの辺りは、露天商が、道の真ん中あたりまで店を出している。サングラスの店、腕時計の店、洋服屋さん。時折、屋台の焼き鳥のようなものを売っている。
途中、彼女は、露天商の店の中に入っていく。特に、洋服に関心があるらしい。子どもたちのも含めて何着か買っていた。
再び、皆で手をつないで、歩いた。北方向に向かって歩いた。彼女がある屋台の前で止まった。卵が見えた。「まさか」と思うが、「そのまさか」を買った。バロットだ。「マッチャンはいらないから」と断った。「ダイジョウブ マカセナサイ」といった。出ている屋台には、バナナなどもあった。
そして私たちは、大きな通りと交差したあたりを右折した。EDSA通りだ。結局、ホテルの周りを一周したようなものだった。何とも、この喧噪がエキサイティングだった。楽しい街だ。
私たちは、ホテルに戻った。そこで、彼女は、私にトランクスの下着を2枚買ってくれた。
ありがたかった。
☆フィリピンお役立ち情報・ひとくちメモ
バロットはおいしいってホント…?
[su_note note_color=”#fffad9″ radius=”6″]食べてないのでわからない。私は、今後、一生食べないと思う。彼女も私には、無理に勧めたりはしない。ただし、彼女曰く、かなりおいしいらしい。私はあのグロさが、無理だ。 バロットは、アヒルの卵を孵化直前にゆで卵にしたもの。ほぼ形状が見えるこの状態のものをどうして食べることがでるのか、 私には理解できない。
しかし、好きな人は、かなり好きなようだ。おそらく日本人のほとんどは、まず敬遠するだろう。日本人でも食べる人もいるようだが。私は、何も言わない。 [/su_note]