フィリピン・生まれて初めてココナッツのジュースを飲む #19-0024

夕闇 食物・料理

半透明な飲み物

二度目のフィリピンに来て、何日目だったろうか。すっかり私は、ここの生活に馴染んできた。馴染んだは、言い過ぎかもしれない。楽しいと思えるぐらいの意で、日本との違いにも、そんなに違和感がなくったという意味で受け止めていただきたい。朝はのんびりしたラジオの歌を聞き、ニワトリの鳴き声などすべてがミックスされたものを聞く。

平和の時間が過ぎる。洗面をすませると、一番上のオニイサンがコーヒー飲むかのようなしぐさをして、気を遣ってくれる。とてもありがたい。愛想はないが、細やかな気遣いはしてくれる。彼女のファミリーはどちらかと言えば、愛想が乏しい。しかも、強面と言っていいかもしれない。2番目のオニイサンがハンサムだが。やはり愛想はない。

コーヒーをいただいて、彼女の部屋で、ノートPCを取り出す。スーツケースを横倒しにして、その上にPCを置く。といっても、ネットがないので、メールもない。私はPC好きなので、PCに依存しているだけなのだ。何をするわけでもないが、PCを開くと安心する。

そんな場面に、彼女が顔を出す。「マッチャン ノンデ」と差し出される。半透明な飲み物だ。「ナーニ、これ?」ヤシの実のジュースだという。まだ口につけていない。半透明な飲み物に見いってしまう。そして一口、口に含む。どこか恐る恐るだ。「うん…?」ただ甘い。どこかのスポーツドリンクをやや水で薄めたようなとぼけた味がする。

どんな願望も、心の中でいづれ現実化する

昔、テレビの漫画で見ていたココナッツのジュースは、おいしそうだった。あれを一度飲んでみたいと思っていたのだ。ここで、話が脱線するが、あえて脱線しようと思う。人が心に思うことは、いづれ現実化する。その現実化が、今なのだ。何だそんなことかと思われるだろうが。かなり重要なことをさりげなく言っている。申し述べている。

ココナッツの実と言えば、子どもの頃のアニメで見ていたココナッツの実はおいしそうに感じたが、いま、それを飲んでみたとき、ちょっと期待外れだった。スポーツドリンクを水で薄めたようなとぼけた味がする。「なんだこれ」だったのだ。もっと酸味があるものかと思っていたのだが、薄い水という感じだ。だが、願望がいま叶った。

ココナッツの実

あまりに唐突に願望が叶ったこと、また実際にココナッツの実のジュースを飲んだ印象が感動的ではなかったため、願望がかなったという印象がなかった。後付けで、気づいたのだ。

半透明な飲み物は、ココナッツの実ということだった。この日は、彼女は忙しいようだ。何か作っている。昼近くだったろうか。彼女が、これと言って私に差し出したのが、木枯らし紋次郎の咥えていた櫛よりも、ずっと長い櫛に刺さされた焼肉だ。彼女が「バーベキューダヨ」といって、私にくれたのだ。

うまいバーベキューと春巻き

キッチンの外では、一番上のオニイサンが、炭でけぶるため目を細めながら、ウチワのようなもので、火箸の周りをあおいでバーベキューを焼いている。これが、実にうまい。やや肉独特の臭みがあるが、それが、うまさを醸しているようだ。2本以上食べた。うまい。かなりうまい。キッチンの外で食べるのは、すごく楽しい。

さらに、彼女から春巻き作ったよと小皿に2本が載っていた。そして、酸っぱい味のするタレとグリーンのサクランボくらいの実を入れて渡された。これは、フィリピンでよく使うタレの一種で、この実もそういう場面ではよく登場する実だ。この実をたれに絞るとさらに、独特の酸味が出る。

春巻きは、油が少し多く、平べったい。形こそ悪いが、それでも味は良かった。彼女は料理がうまいのだ。この日何かの記念だったのかもしれない。さすがに覚えていない。

ヤモリを見た

この日の夜、サロンでテレビを見ていた。と言っても、言葉が分かるわけではない。ただ映像みているだけだ。子どもたちも、ときどき動き回りながら、テレビに集中したりする。
私は、サロンの一つ向こうの部屋の境目の床を、何かが動くの見た。およそ1メートルくらいの距離の床面を、かなりのスピードで走り抜けるのだ。「うん…?何だろうと思った。」

すると、かなりの時間をおいて、また何かが横切ったように思った。「あれ…何かいるな…?」そして、また再び、何かが動いたとき、それが何かをはっきり確認できた。しっかり見たわけではないが、白なのか、明るいグレーぽい質感のトカゲのようなものだった。「ヤモリか…」と気づいた。

彼女の内には、この家を守る「ヤモリ」がいたのだ。へぇーと思った。

フィリピンお役立ち情報・ひとくちメモ

家で、ヤモリを見かけたとき?

ヤモリは、家守ともいい。実は縁起ものなのだ。ヤモリを見かけるときというは、金運アップの前兆ともされている。なので、捕まえたりしないほうがいい。実際には、ヤモリは家の中の害虫からも守ってくれている。

私自身のことをあえて言えば、この2007年12月ごろから、現在の2019年まで、完全に金運に見放されたと。ここ最近までずっと思っている。だが、このヤモリの金運の前兆のサインは、必ずしも、直後に起こるとは限っていない。むしろ私自身、この10年いろいろあって。お金に苦しんだが。

大きな視点でみれば、いままでは良いことが起こるためのどん底という前兆を体験していただけで、その見返りが、これからヤモリの効果として本格的に期待できると思っている。度肝を抜くような金運アップがあると信じている。その効果が現れたらお知らせしたい。少なくとも、彼女との関係は、ずっと続いている。ありがたいことだ。

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