トランサーフィンは、パラレルな世界についての肯定的な示唆を行っている。
それが、人生ラインの示唆だ。
それは、人生のラインがすぐ隣に隣接するカタチで、無限数あることを第1巻から、
すでに示唆をしている。その隣接する人生ラインは、大筋で、その違いを見分けることが困難なほど、類似しているが、どこかのちょっとした部分が異なる。
その人生ラインとは、概念の世界であり、形而上学的に捉えた世界観だ。
だが、この解釈を受け入れたとき、私の人生のあり方は、その選択においてより、
説明しやすいものになる。
私たちは、過去を振り返ることがある。
その際に、もしあの時、別の選択をしたら、どうだったろうか…と、思うこともある。
それは、実は、過去の出来事でなく、私たちの隣接する人生ラインのどこかに、
いま、この瞬間に存在している。だが、私たちは、
選択と順番に体験することで、時間を感じるようにできている。バシャールは、
時間を創出しているという、言い方をしている。私は、それを指示しているが。
私たちの知るべきことは、この人生ラインをどのように、体験していけばいいかだろう…。
トランサーフィンの第3巻に次の記述がある。
「人生ラインにおける一つひとつの出来事は、良いほうと悪いほうへの二つに
分岐している。何らかの出来事に遭遇する都度、あなたはそれにどう対応
すべきかを選択する。もし出来事をポジティブなものと考えると、
人生ラインの好ましいほうへと進むことになる。しかし、ネガティブに考える
傾向を持っていると、不満を表してしまい、好ましくないほうを選ばざるを
得なくなる。」
(「[振り子の法則 トランサーフィン] 超スピリチュアルな夢実現/幸福獲得法」 ヴァジム・ゼランド[著] ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店)
この記述は、私たちが、人生ラインを無意識に選択している場合の示唆に相当すると思うが。
すべては、私の思いのあり方が、ポジティブであるか、ネガティブな傾向を持つかが、
人生ラインをシフティングする契機になることを述べている。
実際に、私たちは、悪い予感や悪い出来事の後には、さらに追い討ちをかけるように、
さらに悪いことが続いたりする。それと反対に、どうしてこんなにいいことばかりが続くのだろうというようなこともあったりする。
だが、そこで、こんないいことばかりが続いて大丈夫だろうかと、思い始めた瞬間に、私は、その不安を的中させるようなものを引き寄せる。
それは、引き寄せたという表現でも間違いではないが、より正しく理解するなら、そういう人生ラインを、無意識に選択してしまったということなのだ。
良い事が起きた時には、ノー天気にしている方が、案外うまくいくということでもある。
また、とんでもない、思いがけない不運なことが起きても、難しいことだが。
むしろそれを喜んでしまうぐらいの大胆な向き合い方をしていると、展開もかわってくるということでもある。