「ザ・シークレット」(ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)の本を何気なく開いた時に、頻繁に開かれるページがある。意図的にでなく、無作為に開いた場合という意味でだ。そのページが、p191だ。
赤いラインを沢山引いている中で、このページに唯一、一箇所だけしかない。
その目立つラインの箇所には、次のメッセージがある。
「自分が望むものを引き寄せるは、自分自身の責任です。」
(「ザ・シークレット」ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳]
角川書店より引用)と。
この言葉を見るたびに、「そうだな…。」と思うこともあれば、
不快になることもある。そんなときは、思いがけず、想定もしていないところからの請求書に、
「なんでだよ…。」と思うときだったりする。この請求書も、実は、自分の思いが引き寄せているのだ。
自分が無意識のうちに、どこかで、支払いについての不安があって、そのフォーカスしたことが、結果として現れている。
いま、ふと地元の区役所から想定外の請求書がきて、胸の芯が熱くなった。
「なんでまた、こんな支払いが必要なのか…」と、イラッとした。
だが、ふと考えた。これは、税務署に自分が届け出た時に、
あるチェックマークを付けなかったために、来たものだということが、
ぼんやり判断された。自分のケアレスミスだった。支払いには、様々な方法があり、これまでしていた方法を、チェックするだけのことを、うっかり忘れたものだ。
この場でも、少々割高の支払いをしても、結果、精算されて、後で戻るものだが。
いまは、個人的に、この支払いについて、正直、考えたくなかった。
恐らく、役所で、話がつくだろう…。近いうち、役所に相談に行こう…。と思った。
こんなことが起きるのも偶然ではなく、やはりどこかで私自身、請求書について、
いろいろと不安に思っている部分が現象化したに過ぎない。
不安に思っている思考に対して、あざ笑うように起きているのだな…と思った。
もっとも、冷静に、なぜ、こんなものが来たかを分析すれば、
案外、ちょっとした自分の落ち度だったりする。それでも、拍子抜けするように、
こうしたものが来ること自体、意識的には、全く想定していなかったことだし、
今年の明けに、どこか支払いについて不安に思っていたことが、
いまその機が熟して、ここぞというタイミングで、相応に招いたのだな…と思った瞬間だ。
私のこのような場合も含めて、
「ザ・シークレット」は、次のようなメッセージを、私たちに指し示している。
「あなたの人生はあなた次第なのです。あなたがどこにいようと、
今までの人生がどのようなものであったとしても、自分の考え方を
意識して選べば、自分の人生を変えることができるのです。」
(「ザ・シークレット」ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店 p41より引用)
私たちは、意図して、可能な限り、意図して思考の流れをチェックしていないと、
すぐにネガティブな思いに偏りがちだ。
無意識に、ネガティブに考えたことは、ちゃんと、後で、打ち消すように、相殺されるように、
ポジティブな考えで打ち消しておかないと、思いがけないときに、
たまたまネガティブなチャンネルにあるとき、ふと、帳尻合わせのように、
不快な事が起きやすいようだ。