夢見心地☆心の持ち方 ★20#0251

とてもシンプルだが、いい言葉がある。

　　　「人生の成功は、心の持ち方から始まる。」

これは、
ジェフ・ケラー氏の「成長の法則」（ジェフ・ケラー［著］　弓場　隆［訳］　Discover）の冒頭の項目≪１．ポジティブになる≫の一節だ。
特別に驚くような鋭いメッセージでも、なんでもないが。
逆に、深いと思った。

この項目の中で、ジェフ氏は、

　　「思考は現実をつくり出す。」
　　（前出「成長の法則」より引用）

という、成功法則の本でもっともよく知られているメッセージが語られている。
しかも太字で、表記されている。

私は、この”思考が現実化する”ということについて、度々よく考える。

常に、原点に返って、何度も、何度も考える。

その思考が現実化するということについて、
比較的明解に答えているのが、
「ザ・シークレット」（ロンダ・バーン［著］　山川紘矢＋亜希子／佐野美代子［訳］角川書店）に登場しているマイク・ベルナルド・ベックウィッズ氏の言葉だ。

　　　「あなたの今の人生はあなた自身の思考の結果、もたらされたものです。」
　　　　　　　（前出「ザ・シークレット」より引用）

と述べている。
この言葉は、私自身の今を考えるときに、大変に参考になる。

これまで、私自身の気持ちがあまりに中途半端だったために、結果的に、
十分な成功をすることもなかったが、ある程度、望む進路どおりに人生を送ってきた。
ただ、私自身に一番かけていたのは、
かつての私は、

　　「思考は現実をつくり出す。」
　　（前出「成長の法則」より引用）

ということをまったく知らずに、やってきたことだ。

多少とも、夢（希望）を持っていたので、
その夢が私自身を理想の姿にある程度導いてくれたと、今はそう思っている。
しかし望む目標を持っていたしても、「思考は現実をつくり出す。」という概念を、
まったく知らなかったので、自信がなく、常に揺れ動いていた。

あるいは、周りの状況に振り回されて、フラフラとしてしまった。
ぼんやりとしたある程度の目的地はあっても、それでいいのかも分からず、
羅針盤の定まらない船の出航のまま、人生の嵐の中を迷走しているような状態だった。
それでも、なんとか不思議な力に守られながら、やってこられた。

有難いことだ。

そんなこともあり、
「思考は現実をつくり出す。」という誰もが持つ最大の潜在能力を活かす知恵がなかった。

数年前に、この言葉を知ったが、すぐに意味は理解できなかった。
ただ何となく、そうか…。という程度で、
自分の心の中に、なかなかこの考えが定着しなかった。

しかし有難いことに、その不可解さゆえに、私はこの成功法則そのものの探求に
目覚めたとも言える。
いまは、その意味の深さ、重さを、ますます知りつつある。

その意味で、
私は、マイク・ベルナルド・ベックウィッズ氏の先の言葉が、
よく納得できる。

私たちの置かれている状況、状態は、たとえ望んだつもりではない結果だとしても、
いや、納得できないとしても、
それでも、やはり、すべては、

　　　「あなたの今の人生はあなた自身の思考の結果、もたらされたものです。」
（前出「ザ・シークレット」より引用）

という示唆を受け入れるべきなのだと痛感している。

ベックウィッズ氏の言葉は、この後続く、

　　　「そうであるならば、人生はあなたが思考の結果を転換することで、
　　　　変えられるということです。」
（前出「ザ・シークレット」より引用）

と、述べている。

私たちは、私たちの心の持ち方で、いつでも変更可能なのだと。