斎藤一人さんの本「斎藤一人の絶対成功する千回の法則」(講談社)をパラパラめくっていて、ハッとした。文章にすると大袈裟な感じだが。軽く”あっ”と感じた程度と思っていただきたい。
あまりにもひとりさんは、多くのCDのライブなどでお話が上手く、硬軟織り交ぜた説法のおもしろさやその”なるほど感”の印象が強かったために、うっかり忘れていた重要なメッセージにちょっと気づいたということだ。
また、CDライブの講演では、”ついてる”や”しあわせ”など天国言葉やそれに関連する考え方のお話が多く、そちらにばかり気をとられ、本の中のメッセージの印象がやや薄くなっていた。
その重要なメッセージというのは、成功法則では、ごくごく当たり前の話だ。
目標を決めることの大切さを強調しているという内容だ。
ひとりさんがそういうのが、ちょっと珍しいような、
「あー、ひとりさんも。そう言ってたんだ。」と改めて思い起こす意味でワン・ポイントを印象付られたという感じだ。
第3章 加速の法則 の章で、
サブタイトルは、
≪目標を決めたら声に出す≫である。斎藤一人さんが商人の立場から、例えば、売り上げ増をはかるためには、具体的な目標を立てる必要があると述べている。
「普通の人が、うまくいかないのは、具体的な目標を決めないから
だと思います。
『いや、そんなことはない。毎年きちんと計画していると』いい返されるかも
しれませんが。どうも具体的ではないようです。たとえば漠然と『旅行にいきたい』
といっているだけのような気がします。」
(前出 「斎藤一人の絶対成功する千回の法則」より引用 )
確かに、よく「どこかへ行きたいな…」というようなレベルの話は、
誰とはなしに口にしているのを耳にしたり、自身でそれとなく言うこともあると思う。
ひとりさんは、それでは、ダメだと言うのだ。
具体的に、どこへというのを決めることだという。
そして、具体的に決まれば、
「それを言葉にして声に出さなければ実現しないものです。」
(前出「斎藤一人の絶対成功する千回の法則」より引用)
と。
さらにその意味を、
「具体的な目標を声に出すことは、目標に結んだ紐を引っ張ることなのです。」
(前出「斎藤一人の絶対成功する千回の法則」より引用)
と強調し、後は自分のすべきことをしていれば良いとしている。
しかし、目標までが遠く、その道のりがあまりにも緩慢で、なかなか思うように進まない。
あるいはいかないように見えるものだ。しかし、ここで焦ってはいけないのだ。
ましてや諦めてしまうのは、もっといけない。
アール・ナイチンゲールは著書
「ザ・ストレンジスト・シークレット」(林 陽一[訳] 徳間書店)で、
次のように述べているのが、印象的だ。
「どうすれば目標を得られる(達成できる)だろうかと
あまり気にかけてはなりません。
自分を超えた大きな力に委ねてしまうのです。あなたに必要なのは、
自分がどこに行く(どんな目標を掲げる)のかを知ることです。
答えは自ずとやってきます。」
(前出「ザ・ストレンジスト・シークレット」より引用)
という。
「答えは自ずとやってきます。」
(前出「ザ・ストレンジスト・シークレット」より引用)
ということについて、
アールは、著書の中で、聖書の言葉を引用を行っている。
「『求めよ、さらば与えられん。
探せよ。さらば見出さん。
叩けよ。さらば開かれん。
求める者は誰でも受け、
探すものは、誰でも見つけ、
叩く者には、戸が開かれる』
それは驚くほど簡単です。その言葉どおりです。」
(前出「ザ・ストレンジスト・シークレット」p71より引用)
私は、成功法則の学びを行うにつけて、
この言葉の意義について、とてつもなく深いもので、畏敬の念を感じるようになった。
その延長線として、いや求心して行く先にという方が正しいかもしれないが。
知り得たことは、私たちの心の内には、
我々の限界つきのごく普通の理解をはるかに超えた偉大な力が、
作用している、作用すること。
それを、いつでも、どんなときでも活用できるようになっているということだ。
そのあまりの簡単なことが、複雑に見える世の中にあって、「そんな馬鹿な」というように、
さらに私たちを混乱させており、理解を難しくさせているらしい。
素直なこころで、賢人たちが言うように、目標を正しく掲げ、それに突き進み、信念を抱き続けることが、すべての答えになっているようだ。
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