夢見心地☆よいものも悪いものも ★19#0129

フィリピン-ピリピン

「テレビのニュース番組を見るのは、ほどほどにしたほうが懸命です。」
  「夢をつかむ方法」(ジェフ・ケラー[著] 弓場 隆[訳] Discover p046)

と著者は指摘する。連日、ニュースは、ネガティブなおぞましい事件を、まるで時間稼ぎのように、これでもどうだと。
かなりの時間の消費と露出によって、おぞましい悲惨な事件などを重ね重ね放送する。

これらは、一見、私たちと無関係な場所、人々の世界で起きているように感じているが、実はそうではない。確かに、物理次元の世界において、直接的には、いま私たちと無関係な人々が被害に遭っていたりする。

それでも、物理次元のすべての出来事は、私たちの意識が、何らかの必然性において、それを創り出したものであり、いや選択したのでものであり、それを私たちの意識の中であえて客観的な体験していることなのだ。

もちろん、多くの場合、私たちが見知らぬ人の不幸を意図的に望んだことではないとしても。
私たちの意識世界の内部で起きていることなのだ。

ほとんどの場合、
私たちは、こうしたニュースから、学び得るものはないと思う。
あるとしたら、百害の方だけだ。

そのネガティブな事故や事件の場面に意識を強く向けさせられて、
フォーカスさせられているだけだ。
「怖い」「悲惨だな」「気の毒だな…」というような意識を嫌が上にも醸成し、
陰鬱な気分になる。

それは大なり小なり無意識のうちに、
また新たな引き寄せの作用を働かさせているかもしれないのだから。

ジョー・ヴィタリー(またはヴィタレー)博士は、
「宇宙スィッチ」(ジョー・ヴィタレー[著] 住友 進[訳]  サンマーク出版)
の本の中で、富を正しく引き寄せるために法則の秘密に迫るために、その関連で、
角度のちょっと違う鋭い示唆をしている。

  「『ほとんどの人にとって、もっとも理解するのが難しい考えがあるんだ。
   それは人生のなかで自分が経験しているすべてのことは、自分自身が
   原因で起こっているということだ。すべての責任は自分にあるんだよ。』」

 ( 「宇宙スィッチ」ジョー・ヴィタレー[著]
             住友 進[訳]  サンマーク出版 :p54)

この件は、ヴィタリー博士が、本の中で、話題にしている自身の友人との
食事の会話の一部だ。
そして、
このメッセージを受けて友人が、大いに反論している。

  「『そんなの嘘に決まっている!』友人は叫びに近い声をあげました。
   『自動車事故や失業まで、自分の責任だなんて、そんなわけないだろう』」

 (「宇宙スィッチ」ジョー・ヴィタレー[著]
             住友 進[訳]  サンマーク出版:p54より引用)

これに対して、ヴィタリー博士は、さらに相手を諭すように、
次のように言う、

   「『いいことも、悪いことも、すべて自分が創り出したことなんだ。
    ジョセフ・マーフィーがよく言っているように、《人生は、内面に描いた
    映像が現れたものなんだ。》』」

     (「宇宙スィッチ」ジョー・ヴィタレー[著]
             住友 進[訳]  サンマーク出版:p54-55)

さらに、本の中では、重要な会話が続いているが、すべてを引用することができないので、要点を言えば、暗いニュースなどの影響は、私たちの無意識にそのネガティブな深刻さを思考の種として植え付けているという。その見返りとして、影響を少なからず受けることを述べている。

そして、この話の流れの中で、
ヴィタリー博士のもっとも重要なメッセージを以下に
引用させていただく。

   「僕の考えでは、君の人生のすべての出来事は自分の内面に思い
    描いていることが表に現れたものなんだ」

  (「宇宙スィッチ」ジョー・ヴィタレー[著]
             住友 進[訳]  サンマーク出版:p56)

と述べている。

このことは、別の著者においても、表現を変えて同じ示唆が告げられている。
「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス 吉田利子[訳] SoftBankCreative)の中にある。
前置きしておくと、
「意図的な創造の方法論」ということを質問するジェリー・ヒックスに答えるエイブラハムの言葉としての箇所だ。
引用の中に、この法則とあるが、それは、「創造の法則」のことを意味している。

   「あなたが望むもののことを考えていても、望まないもののことを考えていても、
    この法則は働いている。望むもののことを考えていても、
    望むものの欠落を考えていても(どこに思考を向けるかを選ぶのはあなた
    がただ。)『創造の法則』は、あなたの考えに働く。」

     (「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」:p136より)

との指摘だ。

「宇宙スイッチ」の著作に戻るが、本の中会話は、実際は、数ページにわたって記述されている。どうしてもここで紹介できるのは、エッセンスの一部に過ぎない。
実際に当該著書から、実際の流れを確認していただきたいが。その上で、あえて。

ヴィタリー博士の先の友人との会話で、次のような件がある。

   「僕たちは、この会話をいっしょに創っているんだ。すべては君が創ったものだ。
    君がみているものは、すべて君が創ったものだ。君が見ているものは、
    君の心のなかで信じていることが表に現れたことなんだ」

 (「宇宙スィッチ」ジョー・ヴィタレー[著]
                  住友 進[訳]  サンマーク出版:p57)

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