「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」(ウエイン・W・ダイアー[著] 山川紘矢・亜希子[訳] 三笠書房)の著作に、次の示唆がある。
「ここに一つの秘密があります。
私たちは『引き寄せの法則』が働いている大きなエネルギーシステムの中に
生きています。
これは宇宙の真理です。」
(前出:「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」より引用)
と述べた上で、
「つまり、私たちは一日中考えているとおりの人間になるということです。
もし、私たちが嫌いなもののことを考えると、『それを望んでいます』
というエネルギーを発していることになります。」
(前出:「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」より引用)
と言う。
私たちは、
意識して考えなければ、無意識にネガティブな考えに陥りやすい傾向にある。
なぜか、すでに忘れていた苦い記憶が蘇ったりする。
あるいは、
喫緊のちょっとした不安の要素(もと)を何気なく考えてみたり、
そのことにあらためて心配をくり返してみたりもする。
逆に「あれは、楽しかったな…。」と
ポジティブな思いや出来事を思い返すことの多さよりも、
日常的な習慣として、
先にあげた何かしら懸案になっている事柄を、ふと思い返していることの方が
圧倒的に多くないだろうか。
それは、文字通り、
無意識のときには、まるで思考が管理されていないということであり、
思考の勝手きままに、赴くままにさせているということを意味する。
たとえ意図していないことだとしても、
ネガティブなことを
つい頻繁に考えがちになれば、
それは、思考の種となり、原因となり、心という土壌の中にあって、
いづれ発芽する運命にある。
「心の種は、自分を取り巻く状況やあらゆる出来事となって、
人生に影響を与えています。」
(「あなたの願いがかなうとき」ジェームズ・アレン[著]
葉月イオ[訳] PHP文庫)
との示唆があるように、
私たちの心の外側の世界に、思いがけない。
ネガティブな心の状態に呼応した相応の結果をもたらすことになる。
ダイアー博士は、分かりやすく、ダメ押しのように次のように言う。
「望む、望まないにかかわらず、私たちは自分が考えることを
手に入れているのです。」
(「9日間プラスのことだけ考えると、人生が変わる」ウエイン・W・ダイアー[著] 山川紘矢・亜希子[訳] 三笠書房より引用)
その意味で、
私たちは、自分の望むあり方というもの意識して心がける必要があるだろう。
ネガティブな思いに目を向けず、
それを払拭するように、ポジティブな側面に注意を払うべきだと言える。
アレン氏は、次のように言う。
「理想的な人生を築こうとするならば、自分の心を意識する必要があります。」
(「あなたの願いがかなうとき」ジェームズ・アレン[著]
葉月イオ[訳] PHP文庫より引用)
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