前回のブログ”見えない鎖 https://isle23ch.com/philippines-pilipin/yumemi/2369/”では、
いつまでも心を制約し、
拘束する心の鎖について触れたみた。
今日もある意味その《続編》のつもりで拘ってみたい。
先ほど、たまたま手にとった白いカバーの本を「パッと」開くと、
ジェフ・ケラー氏の「夢をかなえる人生のガイドブック」(ジェフ・ケラー[著] 弓場隆[訳] =SoftBank)だったが、
ランダムに開いた項目は、《過去に生きれば、それが未来になってしまう》だった。
さらっと、読み返してみると、
まるでワザとのように、昨日扱った「見えない鎖」に
ほぼ関わるような内容だった。
「あー…」引き寄せたのだなと、ふと思う。
本の項目《過去に生きれば、それが未来になってしまう》に戻ろう。
「多くの人は自分の不快な出来事について話したがる。だが、そんなときは
『このネガティブな経験についていつまで固執するつもりなのか?
会話の中にその話題をいつも盛り込む必要があるのか?
そうすることによって、事態が好転するのか?』と自問すべきだ。」
(前出:「夢をかなえる人生のガイドブック」:p114より引用)
とある。
私自身の個人的なことをあえて言えば、
私がずっと若い時は、自分の生い立ちに固執していたといっていい。
まるで、すべての不幸を背負ってきたかのように思い込んでいた。
しかも自分だけは特別なような存在の錯覚をし、
貧しい生活を強いられていたことを一部の友人などに話たことがある。
「多くの人は過去に生き、自分の経験を周囲の人たちに話したがる。ところが
それは元気が出てくる話ではなく、気分が滅入るネガティブな話になりやすい。
まるで重い鉛の球が鎖でかかとにつけられているかのように、
いつまでも過去を引きずり、いろんな人に苦い思いをぶちまける。」
(前出:「夢をかなえる人生のガイドブック」:p115より引用)
そんなことをするのは、まったく、自虐的で不毛である。
今は、そう思う。
客観的に見れば、
私自身は、特別な生い立ちでも何でもない。
世間には、よくある話だし、多少、貧しさの物理的な程度の差こそあれ、
誰にでも似たりよったりことはあるものだ。
ただ若い時は、あまりに世間知らずで、
自己本位に体験してきた幼年時代、少年時代について煩悶し、
自分自身のことを思いつめたに過ぎない。
今は、そう思える。
しかし、当時私が、抱いていた思い込みの後遺症は、案外大きいのだということを、
いま私は、感じている。
これが、心の鎖になっていると思っている。
「好ましくない『状況』は、自分の心に根づかせている『原因』が、
外部に映し出された『結果』です。
その原因は、自分で気がついていない間違った考えや無意識の弱さ
かもしれません。」
(「あなたの願いがかなうとき」:
ジェームズ・アレン[著] 葉月イオ[訳] PHP文庫より引用)
昨日も引用した箇所だが。私たちの物理的な現実とは、この通りなのだと思う。
例えば、恥を晒していうが、
私は、この10年ほど、ずっと、お金に大変苦労している。
その理由を考えてみると。
すべての根っこにあるのが、やはり、自分の貧しさへの心の態度にあったのだろう
という結論を得ている。
貧しさへの無意識な思い込みが、人生の巡り合わせで、
一時的に、経済的に安定した時期があっても、自ら創り出した不安で、
まだ来てもいない未来について思わされる部分もあった。
結果、それはいつまでも変われないでいる貧しさへの思い込みを、
また引き寄せ、いまなお外側の世界に形を変えて、その物理的な現実として、
現わしているのだと気付かされている。
ジェフ氏が分かりやすい示唆を述べている。
「自分の不幸な経験を周囲の人に話したり心の中で考えたりすることに
よって、あなたはネガティブな状況を永続化して自分の足を引っ張って
いる。『優勢な思考の法則』によると、人間は自分の心の中の大半を
占める思考の方向に進む。だから、自分の欲しくないものでなく、
欲しいものに意識を向け続けることが重要なのだ。」
( 「夢をかなえる人生のガイドブック」ジェフ・ケラー[著] 弓場隆[訳] =SoftBank :p116より)
と。
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