今回のブログは、
”なぜ、選択できる権利があるのか”と、ということにさせていただく。
では、
その選択するのは、誰かと言えば、
もちろん、私たち自身に与えられているということだ。
何を選択するのか。
それを言うなら、誰にとってもありがたいことばかりがある世界ということになる。
つまり「望む現実そのものの人生」ということになるはずだ。
私が、かつてトランサーフィンを読み始めたとき、もちろん第1巻からだが。
あのエンジ色の装丁カバーを開いた中にあるコピーの意味が、
まったく分からなかった。
その文面は、
冒頭、次のように記述されている。
「バリアントの空間には何でもある!
だから、あなたは『すべて』を選択できる!」
(「[振り子の法則] リアリティ・トランサーフィン」
ヴァジム・ゼランド[著] ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店)
とある。
普通の方なら、「何を言っているの?」で、イラッ!とするかもしれない。
ところが、
私は、ワクワクしてこのメッセージを読んだのだ。しかし、意味が、ほとんどわからなかった。
とはいえ、
このやたら小難しい全4巻(邦訳版)のシリーズ、すべてを読んで、再びこの第1巻の前述したメッセージを読む返すと、ひたすら「なるほど…!」と唸り、感慨を深くする。
この2行ほどの文言に、このシリーズの生命線がすべて盛られていたのだなと、
強く実感できるのだ。
選択とは、何か、文字通りに言えば、選ぶことだ。
「選ぶことができること」を意味する。
たとえば、
1つの運命のリンゴがある。
これを手にしなければ、生きていけないとするなら、
とりあえず、仕方なくその運命のリンゴを手にするだろう。
それも、選択には違いないが、ただ選ぶ余地のない消極的な選択だと言えるだろう。
だが、一方で、複数の運命のリンゴがあるとする。あるいは、リンゴだけでなく、ミカンでも、苺でも、他のなんでもいい。例えば、まんじゅうでもいいし、おでんでもいい。
だが、そのどれを選んでも、「運命の…」と冠が付くとしよう。
運命のミカン、運命のまんじゅう、運命のおでん…。
つまり、複数の何かがあったとき、あなたは、
はじめて選択する自由が与えられる。あるいは選択する自由が可能状態になるという
ことになるのだ。
選択というからには、複数(二択以上)のものがあることが、原則、前提となる。
いや、そうでなければならない。
私は、いつも、選択について、「もしも…」という観点から、
特に離れて考えたことがない。
そして、いま選択したそのものと、選択されなかった。
しなかったということの中に、
抽象域の可能性というもの。
それは言い方を変えると、選択しなかったことで、
ただ現実化されなかっただけの抽象的なレベルでのいつでも実体化することが可能な
ポテンシャルというものを感じてしまう。
だから、人は、よく遠い昔を思い「あのとき、もし、別の選択をしていたら…」と思うのだと思う。それは、ただ、人は、思い出しているのではなく、本能的に、
選択しなかった、あるいは現実化されなかったポテンシャルが存在していることを感じているのではないかと思っている。
ただ、理性が、それはもう済んだ時系列のこととして、制限を加えているのだと思う。
私は、固より、そのように思考するタイプの素地を持っていて、
トランサーフィンの概念が、たとえ小難しくても、へばりついて読んで、受け入れられるのだ。
そして、そのもしもの可能性が数多ある場所というものが
トランサーフィンでいうところのバリアントの空間だということを理解した。
トランサーフィンは、私たちのあらゆる運命の人生ラインが、
そのバリアントの空間に無限にあるとしている。
その意味で「もしも…論者で肯定派」として、私は、それを受け入れている立場だと
表明しておきたい。
ところで、選択の自由がありがながら、
私たちは、なぜ望まない状態あるいはそうした辛い体験を選択してしまうのだろうか。
という疑問が生じる。
それについて、
トランサーフィンの著者・ヴァジム・ゼランド氏は、何度も、言葉を変えて次のように答えている。それは、私たちが、覚醒しながら夢見状態に居ることで、その望まない現実に、
ただ不平・不満・愚痴にまみれて、フォーカスし悶えているからだと。
せっかく、私たちには、望む人生ラインを選択する自由と権利があるのにである。
☆ ☆ ☆
【フィリピン・夢見メモ】
制約や制限の多い日本から見ると、フィリピンは、自由であり、ある意味、自立性が保障され確保されている状態にあるといえるようだ。もし自由であることと引き換えに混沌さは、デメリットとしてあるが。その中から、人々の自主性,自発性を尊重した暗黙のある一定の統一感が育まれたなら、そのときは、いまよりきっと大きく発展する国になるだろうと思う。
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