あらためて強く思うことは、世の中のすべての事象には、「作用と反作用」あるいは「原因と結果」の法則が、余すところなく支配しているということだ。表面上は、どのように見えても、その法則が根本に厳然としてあると私は思っている。何かが突然理由もなしに起こる事はあり得ない。偶然などというものもない。
すべてに「作用・反作用」の法則が働いているその見事なほどの
一例は、実は、私たちの身近なところにある。
たとえば、
現実がそうだ。現実が心を映し出す鏡だとするなら、そこにも、「心」という原因があってこそ、その結果を鏡のように照らし出す現実がある。
その意味で、心のあり方はとても大切になる。
心の底で何を信じているかが、
常に問われ、そのまま私たちの現実の世界となって現れてくる。
いま、「お金がなく足りていない」「健康に自信がない」「さまざまな問題を抱えている」などの状態があるなら、それは、文字通り私たちの心のあり方を現実に投影し、それを体験し見ていることになる。
この何かに不足感を感じている状態が、作用であり、その結果が、現実の困った状態として現れてくる。
ジョセフ・マーフィ博士は、自身の著書「宇宙はあなたの祈りに従う」(奥野節子[訳] ダイアモンド社)の中で、
「豊かさは、意識の状態です。」
(前出「宇宙はあなたの祈りに従う」より引用)
と述べ、
また、「マーフィー 世界一かんたんな自己実現法」(ジョセフ・マーフィ[著] 富永佐知子[訳] きこ書房)の中で、
「しかるべき作用を望めば、ふさわしい反作用が生じ、あなたの中にある幸福が
意識の奥底からこたえます。」
(前出「マーフィー 世界一かんたんな自己実現法」より引用)
自分が豊かになるためには、常に自分が豊かであることを認識する必要があることを、作用・反作用として唱えている。
「ザ・シークレット」(ロンダ・バーン[著] 山川鉱矢+亜希子・佐野美代子[訳]角川書店)にも、豊かさの意識を抱くことの重要性については、以下の記述がある。
「それが嫉妬であろうと、後悔、不平不満、『十分に満たされていない思い』で
あろうと、それを感じていると欲しいものは、手に入りません。そういう気持ち
でいるとむしろ自分の欲しくないものが来てしまいます。」
(前出「ザ・シークレット」より引用)
たとえば、
「十分に満たされていない思い」という心の作用が働くと、
それは、
いま足りてないものを、わざわざ選択し、そこにフォーカスすることであり、
その足りていないという状態をさらに引き寄せることになってしまう。
その反作用の結果として
「むしろ自分の欲しくないものが来てしまいます。」
(前出「ザ・シークレット」より引用)
つまり、足りていない状態をもっと、求めたこと同じになって
しまうことになる。
満たされていないと自覚しているなら、
私たちは、意図して「豊かさの意識」を育む必要があるだろう。
「豊かさの意識」を育む(作用)ことができれば、その反作用として、満たされる状態を創り出せることになる。
「ザ・シークレット」には、
今すでにあるものに感謝しましょう。」
(前出「ザ・シークレット」より引用)
とも述べている。
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