「正しい態度でいれば、すべての状況をコントロールできる」これは、
私の好きな「マスターの教え」(ジョン・マクドナルド著 山川紘矢・亜希子[訳] 飛鳥新社)の中の一説だ。
このメッセージは、この成功物語の登場人物で、不思議な魅力を持つマスター自身の教えの言葉の一つだ。
私は、この言葉のつよい印象に惹かれいつまで心に残っている。
そして、この言葉の意味を、特に”正しい態度とは”のその奥義について、
よく考えているもいる。
この正しい態度については、
これだと言い切れるほどの十分な理解を、まだ私自身は得たと思っていない。
非常に深い言葉だと思っている。
この本の中に、この文章全体の意味に相応するメッセージがあるので、
それを紹介しよう。
「正しい態度でいれば、すべての状況をコントロールできる」に
呼応するメッセージとは…。
正確に言えば、
この本の「意識」についての評価の中にも意味が含まれており、
呼応する部分が分散しているが、それでも丹念に語られいる。
P78の以下の部分だ。
「私たちは望ましい絵をまず心の中に画き(えがき)、
それを自動的にまわりの外の世界に焼きつける力と能力を持っています。」
(前出「マスターの教え」より引用 p78)
このメッセージの意味するところは、文字通り、イメージ法だ。願うものをイメージすれば、現実化できるということであり、ジョセフ・マーフィー博士の数々の著作の中で、同じように言われていることだ。
ただ、
「このマスターの教え」の中では、
この能力は、いくらでも開発できることを唱えている。
「まだ開発はされていないけれど、これから開発され、
利用されるのを待っている能力」
(前出「マスターの教え」より引用)
だとしている。
この能力は、つまりイメージによる思いの現実化は、使えば使うほどに、その能力が高まるということである。私は、確実にそのとおりだと思う。訓練できるものだ。
つまり、基本的には、未開発なので、やってみて、すぐに良い結果が出るとは、必ずしも言えない。あるときには、思い通りにいかないだろう。それであきらめるのではなく、何度でも挑戦する必要がある。
卑近な例で言えば、自転車乗りだ。乗れるまでにおよそ3日程度は、必要だ。個人差はあるが。
それまでは、何度でもコケルはずだ。私自身もそうだった。自転車乗りでコケルのは、許せるが、潜在意識の能力を使う時、すぐに思うとおりにいかないと言って、「やっぱりダメだ」なんていうのは、あまり理不尽な話だ。
ご都合主義というものだ。うまくできるようになるまで、我慢強く信じることだろう。
こうした、ちょっとした挫折も含めて、あるいは、自分の中の秘めた能力について
その疑いを持たないよう、次のように示唆もしている。
「マスターの教え」の中に
「普通の人は、人生を表層的な部分だけで生きており、自分の中に存在する
偉大な力に気がついていません。
彼らは自分のささやかな信頼を『外なる心』(顕在意識)によせてしまい、
そこからの誤った情報に左右されています。」
(前出「マスターの教え」より引用)
と述べている。
私たちが常に心がけるべきは、私たちの内に秘めた優れた能力に絶対の信をおくことだ。
それは、実は聖書の時代から言われ続けてきていることでもある。
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