今回のブログでは、
「『私はできる!』黄金の法則」(桑名一央[訳] 知的生きかた文庫)
の著者:B・スィートランドのメッセージに注目してみた。
この著作の中で、B・スィートランドは、
「思い込み」とは、「心の消極的な絵」だとして、
表現し記述している点について私は興味を持った。
その部分は、当該著書の
≪6章 あなたの悩みがが必ず克服できる7つの簡単な手順≫
(前出「『私はできる!』黄金の法則」より引用)
の中で、その考えを説明している。
「悩むとは、あなたが『望むこと』でなく、
『望まないこと』を心の絵として持つことに他ならない。」
(前出「『私はできる!』黄金の法則」より引用)
ここでいう”悩むとは”というのは、一般的な意味で言っているが。
願望はかなうものだと知識を持ち、それを信じながらも、その一方で、
望んでいる願望が、なかなか実現しないという意味で”悩む”とある。
そして、その場合の背景にある「思い込み」のことも、
もちろん、含まれているのだと示唆している。
さらに踏み込んで、
「『望まないこと』を心の絵として持つこと」というのは、”恐れ”を抱くことでもある。
つまり、ちょっとした行き詰まりを感じる時は、
どうしてもネガティブな心の作用が働きやすくなる。
その延長線上には”不安や恐れ”を招き入れる心の隙が生まれるとしている。
このことについてB・スィートランド は、
「何かを恐れていると、その何かが現実となるのは、偶然の一致だろうか?
創造心理学を学んだ人なら、『恐れや悩みは、その対象となっているものを
実際にもたらす』という自然の法則が働くのを知っているはずである。」
(前出「『私はできる!』黄金の法則」より引用)
と心理学の面から、科学的客観的な裏づけを述べている。
さらに、潜在意識について触れ、
『望むこと』と『望まないこと』のどちらにその思いの振幅があるか。フォーカスしているかで、そのフォーカスしている部分が、やや、『望むこと』でなく、『望まないこと』にシフトすることになれば、
以下のメッセージがそれに答えている。
「もしあなたが心の中に、消極的な心の絵のパターンをもっていたとしても、
潜在意識は、『それが、あなたがほんとうに望んでいるものなのか』などと、
決してたずねはしない。
ただ、心の絵をそっくりそのまま実現させるよう働きかけるだけである。」
(前出「『私はできる!』黄金の法則」より引用)
と述べている。
潜在意識は、ただ寡黙に
「心の絵をそっくりそのまま実現させるよう働きかけるだけである。」
(前出「『私はできる!』黄金の法則」より引用)
ということだ。
B・スィートランドは、この本の中で、積極的に、この消極的な心の絵について、
対処法を述べている。
ひとつは、望むことをリスト化する。ほんとうに望んでいるものについて、
よく考えなさいという。その上で、
このリストを日に最低でも2回は、おさらいすることを勧めている。
なぜ、そうする必要があるのか。
「自分が『望まないもの』でなく『望むもの』について
考えるようにするためである。」
(前出「『私はできる!』黄金の法則」より引用)
さらに、
「望むものを手に入れたければ、望むものがすでに手元にあるさまを
心に描いてみることである。」
(前出「『私はできる!』黄金の法則」より引用)
と、述べている。
ジョー・ヴィターレ(ビタリー)博士やジム・ドノバンも、
ネガティブな「思い込み」は”捨てる”ことだと言っているが、
その”捨てる”ためには、
代替の措置として他の思いに集中することでもあるということだろう。
それが、まさに。
B・スィートランドの言うように、すでに手に入れて、
手元あるようにだ。
その強い”心の絵を抱く”必要があると言える。
なぜなら、
「『望む』のではない『望む』というのは、消極的なスタンスだ。
それは、望むものをあなたがまだもっていない」
(前出「『私はできる!』黄金の法則」より引用)
ということになるからだという。
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