夢見心地☆素晴らしい人生 ★20#0356

フィリピン-ピリピン

ひと昔と言えるほど古い話になる。私が好きだった番組にTV朝日放送の「ちい散歩」があった。地井さんの人柄を通じて旅番組を見るのが楽しみだった。そんな人も多いだろう。
地井さんの急逝の後、番組は、加山雄三氏、高田純次氏と続く。

高田氏もいい味を出しているが、地デジ放送が本格化してから、テレビを持たない現在の私は、もはや番組を見る機会がまるでない。残念に思うが、それも時代の流れ。私の心境の変化でもある。

その地井さんが活躍していた時代の「ちい散歩」のある番組のことを題材にさせていただきたい。ある回で、つくづく心が和む言葉を聞いた。

地井さんが、山頂の武蔵御嶽神社の参拝を終えて、参道にそって土産物屋などがなどがささやかに並ぶ小さな商店街の一軒の茶屋に寄ったときだ。通常、客は座敷に上がり、この季節に、もうすでに暖をとるための掘りごたつが用意されていた。

地井さんは、「おい、堀ごたつだよ」とスタッフに話かけて感激していた。
そして柚子の香りを生かした味噌おでんに、地井さんの口がなめらかになる。
心を和ませたというのは、
茶屋の82才になる女将とのやりとりで、私は、意外な言葉を聞いて驚いたことによる。

件の女将の言葉だ。

ここに暮らせて「幸せですよ。」と、何度も口にしていたことだった。

その日の「ちい散歩」は、JR青梅線の滝本駅、御岳山だった。曇天でしかも多少の霧が出て、それはそれで、幻想的でもあり、銀杏や紅葉が色づく山を目指す趣のある景色の中の散歩だった。

地井さ
地井さんも驚いていたが、
この82才だという女将は、年より10才以上は確実に若く見える。
表情は明るく、おっとりとした人柄に、
まさに幸せを口にすることができる達人の顔を見た。

「ほんと、幸せですよ。」

この言葉を聞いて、私の心の中にホットなものが流れた。
「このことだな…」とつくづく感じたことを覚えている。

ふと考えてみた。
どう見ても、ここは都会に比べれば、山ばかりでおよそ何もない。
東京都といっても、奥多摩だ。そこに住む方の、この方の言葉は、
とてつもなく意味が深いと思わされた。

もし、この女将が、「幸せですよ。」という代わりに、

「こんな山の中で、毎日暮らしていて、一体なんの楽しみがあるっていうんだい。
 よほど私は不幸に生まれついてるんだよ。運がないんだ。人生を台無しにしちゃったね。」
なんて拗ねた卑しい顔で愚痴られたら、どれだけ周りが嫌な思いをするだろう。
せめて同情するだけだろう。

でも、この女性は、
「幸せですよ。」と心底、言っているのだ。神々しくさえあった。本当だ。

なんという言葉の違いだろう。

斎藤一人さんの「いま、幸せだ。」って言うことが、
幸せになるコツだというその体現者の一人だなとつくづく思わされた。

「マーフィーの欲望が100%かなう一番の方法」(マーフィー”無限の力”研究会[訳] 三笠書房)に、
「毎日、『私の人生は素晴らしい!』と言い切るだけです。」

とある。
叶えたい願いがあるなら、それを何度も口にすることを勧めている。

欲しいものリストをつくり、あとは、
この言葉を一日中、何度も何度も、
『私の人生は素晴らしい!』と口にするように述べているのだ。

それを実行した女性の話が、冒頭に出てくるが、
その話の中の女性は、自分でも欲深いのではと思うほど、欲しい物リストを作成した。
そして、マーフィー博士の指示に従い、たったそんなことでとは思うことなく、
言葉の効果を一切疑うことなく、毎日、歌うように実践した。

何度も、何度も、この『私の人生は素晴らしい!』を口に出して言ったところ、ある日、職場の名誉も地位も富もある上司からプロポーズされて、結果、欲しいものリスト以上のものを手にしたことが紹介されている。

「幸せだなぁ」という言葉も、
『私の人生は素晴らしい!』は、人を明るくする言葉だ。
私は、早速、目覚めてからすぐに、何度か口にしてみよう!



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夢見についての気づき 2020年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/yumemi/1084/

夢見についての気づき 2019年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/2798/

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