もう十数年前になるのだろうか。書店の店頭などで、景気よく山積みされていたのは、引き寄せの法則の大ブームを巻き起こした「ザ・シークレット」(ロンダ・バーン著 角川書店)だった。
私が、この本を手にしたのは、書店に並んで、しばらく経ってからだった。知らなかったのだ。こんな本があることを。というより、内容について情報を一切持っていなかったのに、タイトルそのものに、正直、うさん臭さを感じていた。
その山積みされた横を、一瞥するだけで、通り過ぎたものだった。その時は、「ユダヤ人大富豪の教え」(本田 健著 大和書房)を読んでいた時期ということもあり、この本の内容に感動し、自己啓発系の本には関心が高まっていた時でもあった。
探していたのだ。「じゃぁ、何を?」
自分の中で、問答をくり返しても、その答えはなかった。そして心はすっかり乾いていた。
ある時、
ここまで山積みされていることに、「何かが起きているのかも…」と、
やや怖いものに触れるように手にした。
それが「ザ・シークレット」(ロンダ・バーン著 角川書店)だった。古書をイメージしたカバーのデザインが、いかにも(胡散臭い)という感じだなと受け取った。
あの踏み越えてみようという気持ちがなければ、引き寄せの法則について、
今も知ることはなかったのだろうか…。恐らく、そんなことはないだろう…が。
まずこの本に出逢えて良かった。
非常に、感謝している!貴重な一冊となった。
日本でも大変なブームになって、その後、引き寄せの法則本が多数並んだことは、
このブログを訪れる方なら記憶にあるはずだ。
正直に言おう。この本に、
私は、大変な影響を受けた一人だ。
私は、引き寄せの法則をブームの一時代の気分として、
それに乗ったのではない。その後もずっと勉強している。
心の作用・反作用を何度か言ってきているものとして、
真実だと、確信しているからだ。
私は、この本を読むに付け、願いを妨げるものは、何が原因なのかということに関心を強くもつようになった。それについては、
多数の成功法則本を読むうちに、次第に、自分の心の中に問題があるということを、
様々な本の示唆を受けて気づき実感できるようになった。
この「ザ・シークレット」(ロンダ・バーン著 角川書店)の中にも、随所にその指摘があるのに、それは、回り道をしなければ気づかせていただけなかったことだった。
「お金を引き寄せるには、富に焦点を合せ、意識を集中させなくてはなりません。」
(前出「ザ・シークレット」p160 本文より引用)
さらに、
「お金が足りないことにこだわっていては、お金を引き寄せることは無理です。」
(前出「ザ・シークレット」p160 本文より引用)
毎日の生活の中で、何かの支払いや請求書など、その工面で悩むことも多いだろう。
それが、ネガティブな感情を生み出すので、まずいというのだ。
そのことが、お金を引き寄せるという願いよりも、実は、お金が不足している状態に焦点を当て続けてしまうことになるので問題だと言っているのだ。
実際には、難しいことだが、ネガティブな感情や思いを払拭するためには、
「想像力を使って、今すでに、欲しいだけのお金があると感じるのです。」
(前出「ザ・シークレット」p160 本文より引用)
と、ちゃんと教えてくれているのだ。それを実行するしかない。
小見出し”富を引き寄せる”の冒頭にも、
「人が充分なお金がない唯一の理由は、
お金が入ってくるのを自分の思考で妨害しているからです。」
(前出「ザ・シークレット」p160 本文より引用)
とある。
私たちは、私たちの願いの実現を期待するときに、自分自身の心の裡にマイナスに作用する感情や思いを抱いていないかどうか。常に点検する必要がある。
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