前回のブログ記事(☆ナナフシの思いの話 https://isle23ch.com/philippines-pilipin/yumemi/4412/ )の終わり後半部分に、
以下のように記述した。
「昆虫のナナフシは、なんら物質的な道具を使わず、自らの思いという内なる力を
信じて、枝になれた。
私たちは、言うまでもなくナナフシよりずっと恵まれた潜在意識と無限の能力を
持っている。その内なる力を利用できずに居るというのは、その使い方を知らないか。
疑っているか。誤っているかだろう。」
と書いて、文章を締めくくったが、私の最大の驚きと衝撃は、
ナナフシは、変容するための道具として直接的に外的な、物質的なものなどを
一切、使っていないことだ。
何が言いたいのかというと、ナナフシは、木の枝の皮を剥いでそれを直接、身に纏って被ったりして、変装しているのではないということ。
自らを物理的に変容させている点が注目に値すると言いたいのだ。というより、私たちに内在する無限の力=潜在意識の能力の凄さを知る上での、私の最大の関心事になった。
分かりやすく言えば、
ナナフシの変容は、よくお笑いタレントがコントで全身に被り物をして、何かに扮するというようなレベルではないということだ。ナナフシはあえて笑いをとるために受けねらいをしているわけではない。生きるための知恵で、そうしているだけだ。
成功法則の本の喩えに、どんぐりの実がよく言われる。
ナナフシ同様、どんぐりの実だってそうだ。
あの小さなロケット状のような形をした固形物。それが、土壌に首尾よく根付けば、
いづれは、樫の木になる。
「そんなの当たり前じゃないか。」と考えらる人、言いきれる人は、ある意味、
実に幸せだと本気で思う。
どんぐりの実から、樫の木までの成長は、結果としてみれば、飛躍そのものだ。
どんぐり実と樫の木を物理的、物質的に比べて、「なぜ?」という疑問が生じないとしたら、
まったくの皮肉でなしに、ある意味おめでたく、楽天的なので、その方が、却って、すべてに無条件で成功する要素を持つだろう。
私は、根っからの貧乏性なので、「なぜ?」と思ってしまう。
論理的に納得が欲しいと思ってしまうタイプだ。
それが、私を潜在意識と成功法則との関係の学びに、いつまでも繋ぎとめてくれている
動機だとさえ言える。
どんぐりの実から、樫の木になるその物理的、物質的な違いは、大きさだけでなく、形状もすべてが異なる。
どんぐりの実は、割ったら、その中には、白っぽい成分があるだけだ。樫の木の現物のミニサイズそのものが入っているわけではない。
その白っぽい実の成分の何かが、いづれは、樫の木の根や幹や樹皮に、葉や枝に変容するのだ。
科学者は、どんぐりのその実の中に、樫の木になるための遺伝子情報が含まれているからだと説明するだろう。
それは、科学的な説明かもしれないが、「なぜ?」の疑問が発生する根源である”在る = be”という形而上学的の疑問には、必ずしも答えておらず納得させるものではない。一見、分かったような気になっているだけだ。少なくとも、学校教育レベルでは、そこまでしか説明しない。
「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」(ボブ・プロクター著 岩元 貴久[監訳] きこ書房)の≪第6の法則 振動と誘引の法則≫の章の小見出し”望んでいるものは、すべて周りに存在している”中に、やはり、どんぐりの実の話がある。
「どんぐりは固体です。しかし、一見固体に見えるものでも実際は極めて
高速で振動している塊であること」
さらに、
「どんぐりは土の表面にある状態では、ゆっくりと確実に崩壊への道を歩みます。
しかし、そのどんぐりを土の下に埋めると、その瞬間からどんぐりに内在する
青写真(どんぐりの振動率)に応じた力が作用し、調和する振動を持つあらゆる
ものがどんぐりに引き寄せられはじめます。
仮にすべてを肉眼で観察することができたなら、あなたはどんぐりに向かって
エネルギー粒子が整然と『行進』している(絶えず流れ込んでいる)のを目撃する
ことができるでしょう。」
(前出「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」)
とある。
私は、この説明のほうが単に”遺伝子情報が組み込まれている”という説明よりも、不思議の生命の流れという意味で頷けるのだ。
この章の中では、誘引の法則と説明があるが、文字通り引き寄せの法則のことを言っている。
私たちは、大いなる潜在意識の力を持っている。私たちの思いが、波動を生み潜在意識がそれ応ええた先には、私たちの思いの波動と調和するものを引き寄せてくる。
ボブ氏は次のように語る。
「この宇宙はすべてが秩序立って営まれています。偶然に起きることなど一つも
ありません。あなたが心に描いたイメージは、それに誘引の法則が働き、
その実現に必要なものを引き寄せます。」
(前出「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」)
と、この”あなたが心に描いたイメージ”こそ、どんぐりの実で言うところの、遺伝子情報であり、ボブ氏の引用にもある青写真と同様なものだ。
私たちが、願い思う事をイメージした先には、ナナフシが自らを木の枝と間違えるほどにそっ
くりに擬態できるように、あるいはどんぐりの実が”樫の木の根や幹や樹皮に、葉や枝に変容する”ように、私たちの必要なものが誘引され(引き寄せられ)、創造し生み出されるということの証でもある。ただ我慢強さは、必要なのだ。
ボブ氏は、次のように私たちに注意のメッセージを送っている。
「ただし、注意しなければならないのは、そのイメージが一定していないと、
成長の方向が定まらず、混沌とした状態に陥ってしまうということです。
この法則をきちんと認識していないと、プラスのイメージを浮かべた1分後に、
マイナスのイメージを浮かべたりしてしまうのです。
残念なことに、多くの人が対極のイメージの間で揺れ動きながら生きているため、
実に混沌とした人生を送ってしまっています。」
(前出「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」)
と述べている。
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