「マスターの教え」(ジョン・マクドナルド[著] 山川紘矢+亜希子[訳] 飛鳥新社)などを読むと、私も、このストーリー中の人生の達人(マスター)のようになりたいと思う。
読みながら、いつも大いに触発される。
本の中では、その富裕な人物が、あまりにも魅力的な世界観を持つ人物として
描かれているからだ。
特に、
「幸福を追求することは、人間の正しい本性である。」
(「マスターの教え」ジョン・マクドナルド[著] 山川紘矢+亜希子[訳] 飛鳥新社より引用)
ことを知って、
文字通り、「宇宙の法則」に同調し、それを自在に操り、
望むことを実現するために、すべての状況をコントロールしながら、
「宇宙の法則」を使っているところが、
まるで魔法使いのようで、何より魅力的に映る。
そして、マスターの魅力たる所以のひとつである卓越した「力」こそは、
ストーリーの話の中に留まらず、
私たちの裡にもある「力」だということを知らしめてくれていることが大きい。
少し話を変えて、改めて言うが、
本は読む度に、新しい発見があるものだな…と思わされる。
なぜそうなのか。理由は、簡単だ!
自身が様々な本を読みながら考え、知らずに成長してきている証で、
当初、読んだ時と、まるで自身の世界観が大きく変わっているからでもある。
その得るものがあまりに大きいと感じた1冊が、
「富を『引き寄せる』科学的法則」(ウォレス・ワトルズ[著] 山川紘矢+山川亜希子[訳] 角川文庫)だ。
かつて私が読んだときと今とでは、
「引き寄せの法則」についての知識が、あまりに無知だったと気づかされた。
今は、様々な観点と視点をもっている。
いま恵まれた状態で、前出書に触れて読むと、まるで違った思いと理解が
できてくるのでとても驚く。
こんなにも学びの多い、素晴らしい本だったのかと…。
思わず背筋が、ピンと伸びる感じがした。
この本に改めて触れるきっかけになったのは、
ちょっとした流れの中で、「思考する物質」という概念に、
突き当たったからだ。
「思考する物質…か」と、興味を抱きつつ、
それをWeb上で、誰かが書いたブログなどで検索してみたとき、
その拾い読みの中から、ウォレス・ワトルズ氏の前出書の紹介に出会ったからだ。
「なるほど…!」そんなに、ワトルズ氏の本が良いのかと納得させられた。
ならばと、前に読んだことのあるこの本を、
改めて、乱雑に積んだ状態の本の中からタイトルを探してみた。
そして手に取ると、
この本には、随所にフリーハンドのラインが、かなり引いてあった。
もちろん、以前、私が引いたものだ。
その時の理解は、あまりにも浅かったようだ。
ラインを引いたほどの印象をまったく保持していなかった。
いま、部分、部分で読み返すと、その一つ、ひとつに、
ゾクゾクするようなメッセージがあり、ワクワクさせられるのだ。
「思考する物質」については、いづれ当ブログで、何か気づいた点を書いてみたい。
今日は、この本の中で、特に痺れた箇所を引用してみたい。
人生の達人(マスター)になるためには、
「力」が必要だと説いている箇所に注目してみた。
それは、どのような力なのか…。
望む現実を獲得したいと思うならば、「覚悟」が必要であるということだ。
「覚悟」の言い方を別言すれば、「代償」に相当するだろう。
「継続して考え続ける活動ほど、ほとんどの人が避けたがっている
作業はありません。これこそ世の中で一番大変な仕事です。」
(「富を『引き寄せる』科学的法則」ウォレス・ワトルズ[著] 山川紘矢+山川亜希子[訳] 角川文庫より引用)
と述べられている。
その継続して考え続けるということが、私たちの払うべき「代償」で、
今日の当ブログのテーマである「人生の達人(マスター)になるために」
必要な「力」のなのだという。
加えてワトルズ氏は、次のようにも言う。
「病気の時に健康のことを考えたり、貧乏のまっただ中で豊かさを考えるには、
力が必要です。しかし、この力を獲得すれば、人生の達人(マスター)に
なれます。」
(「富を『引き寄せる』科学的法則」ウォレス・ワトルズ[著] 山川紘矢+山川亜希子[訳] 角川文庫より引用)
と述べる。
つまり人生の達人(マスター)になるために必要な「力」とは、
いま自分の置かれているどんな外部の状況や状態に惑わされることなく、
望む自分の姿を描き、思い続けることのできる逞しい「力」のことをさして言うようだ。