ジェフ・ケラー氏の著作「成長の法則」(ジェフ・ケラー[著] 弓場 隆[訳] Discover)
を開いた。そこは、中見出しの《夢をかなえる》だった。実は、その前に数回、パッと開いてみた。
どの項目も、いまの私に、どうしてもしっくりこない。私の心情とピッタリあったのが、
《夢をかなえる》だった。
ふと、何気なく頁を見る p39(サンキュー[Thank you])だ。
「なるほどね」と思った。
私としては、ささやかな元を担せていただいた。
先月、中・下旬から、今月のいまに至るまで、
ささやかなお金が、右から左に、ほぼ一瞬のように、
無情なまでにあっという間に消えてしまった。
なおかつまだ、いくつかの未払いがあることに気づいた。
「どうしよう…。足りない…。」
そして、胸の芯を焦がすような不安に苛まれた。
その、不安で胸を焦がしたあたりが、
いま改めて読み返している「ザ・マスター・キー」(チャールズ・F・ハアネル[著] 菅 靖彦[訳] 河出書房)によれば、「太陽神経叢」にあたるということのようで、
まず、太陽神経叢について見てみると、そこには、
「交感神経系は潜在意識の器官です。」
(前出「ザ・マスター・キー」:p47より引用)
とあり、
「交感神経は太陽神経叢として知られる胃の背後の神経節に
その中枢を持ち(以下、略)」
(前出「ザ・マスター・キー」:p47より引用)
と説明されている。その太陽神経叢については、
「太陽神経叢は個人が宇宙精神と出会う地点であり、そこで宇宙精神は
個人化され、目に見える形を取るようになります。つまり、太陽神経叢は
生命が出現する地点なのです。」
(前出「ザ・マスター・キー」:p49より引用)
とある。
つまり、太陽神経叢は、宇宙意識、あるいは宇宙の無限のパワーの入口であり、
個人の持つ潜在意識の器官であるということだ。その潜在意識は、
宇宙意識、宇宙の創造の無限のパワーを活用する窓口だということでもある。
ここで不安や怖れ、あるいはネガティブな思いで、胸を焦がすほど燃焼させれば、
それは、不安や恐れなどのネガティブな思いにふさわしいものを現実化させてしまうこと
にもなるのだなと思った。
私は、たった今、胸を不安で焦がしたあたりを慌てて、もみ消してみる。
どこまで消えたかは、わからない。案外、完全に消えることなく、燻り続けているのかもしれない。
ともかくもそうした思いが決してよくないことだけは分かる。
しかし、
やはり考えてしまうものだ。
もちろん、プラスにも考えようともする。
どう考えてみたか。
たしかに、私にとって先月は厳しかった。
だが、「なんとか乗り越えたじゃないか」と。
で、もっと、振り返るなら、これまでも、何度も厳しい場面が、あったが。
笑ってしまうのは、あれほど、苦しんだ体験だけは、記憶として残っているのに、
さて、何が、どう苦しかったのか、
その悉くの詳細について、まるで覚えがないことだ。
喉元過ぎれば、なんとやら、か…。
ただし問題の同じ本質と原因によるバリエーションが、また新たに登場してくるのだ。
繰り返し、繰り返し。
いまは、その時のことを想い出せない。どう大変だったかを。
しかし不思議に乗り越えてきたじゃないかと。自分に、言い聞かせてみるだけだ。
もちろん、周囲に、何らかの迷惑もかけてきたのも事実だ。
とっくに信用を失ったところもある。
そうしながらも、
今月もきっと何とか乗り切るだろう。そして、あとになって、どう苦しかったが、
やはり、まるで覚えがないのだろう…。
飛躍めいて受け止められるかもしれないが、率直に言えば、その説明がうまくできないのだが。
私が、ここ数年苦しんできた同じことは、結局、私が、この世に生まれてきた
私のための学びのミッションの一つなのだろうと感じていることだ。
そうあるのは、やはりミッションなのだろうと。
しかし、成功法則の学びをするうちにその乗り越え方が、ようやく分かってきた。
知識として分かることと、それを実践して解決していけるということには、
やや差があるようで、私は、いまその実践を、極力、心がけている。
その実践について、冒頭のジェフ・ケラー氏の著作「成長の法則」にその方法論の
わかりやすい説明があるので紹介しよう。
「夢をかなえるためにはどういうステップを踏めばいいか、まず、
夢をかなえる第一歩は心の中から始まることをしっかり認識する必要がある。」
(前出「成長の法則」p39《夢をかなえる》より)
この引用の中の「第一歩は心の中から始まることをしっかり認識する必要がある」という言葉に、大きな意味がある。
先に挙げた、太陽神経叢(潜在意識の器官)= 宇宙意識・宇宙の創造のパワーの窓口に、心配や不安、怖れの種を、一切、持ち込んではいけないということだろう。
分かりやすく言えば、胸のあたりを焦がすような思い(心配、不安、怖れなど)を、
自ら絶対にしてはならないということだ。もし、そうするならば、そのまま宇宙にそのネガティブな思いを届けてもらうよう注文していることになるからだ。
ジェフ・ケラー氏は、二つの方法を取り上げている。
1.夢を紙に書く。
2.イメージトレーニングする。
(「成長の法則」(ジェフ・ケラー[著] 弓場 隆[訳] Discover)p39
中見出し《夢をかなえる》より引用)
だ。
「1.夢を紙に書く」について言うなら、
「一定のお金を稼ぎたいなら、あたかもそれがすでに実現しているかのように
現在形で書くといい。たとえば、『私は○○円の年収を得ているから、
ほしい物を買うお金が十分にある』という書き方」
(前出「成長の法則」p39《夢をかなえる》より)
を勧めている。
「2.イメージトレーニングする。」では、
「椅子に座ってリラックスし、両目を閉じる。
夢をかなえたらどういう人生を送れるかを心の中で描いてみよう。」
(前出「成長の法則」p39《夢をかなえる》より)
という。
太陽神経叢に、注文を出すのは、これらの方法によって、望ましい現実が、可能になる。
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