宇宙が宇宙である限り、宇宙として厳然としてその姿を維持している限り、「宇宙の法則」は止むことがない。常に作用する。私たちの隅々にまで、その作用が行き渡り及んでいる。
「引き寄せの法則」も、例外なく、宇宙の法則である限り、同様に常に作用する。
だが、私たちの日常は、その宇宙の作用をあまり意識することがない。よほどしっかり、自分の思考に責任をもたない限り「惰性」に流れやすくなる。
「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス 吉田利子[訳] SoftBankCreative)の中の指摘にも次のようなメッセージがある。、
「(宇宙の法則は)もちろん作用している。あなたがたは自分で気がついていない時でも、
波動を出している。だから『惰性』による想像が行われる。」
(前出「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」より引用)
と。
また、
「ザ・シークレット」(原作:ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)にも、同じようなメッセージがある。
マイク・ベルナルド・ベックウィズ氏の言葉だ。
「創造はいつも起きています。人が何かふと考えた時でもだらだら考えている時でも
創造は起こっています。そして、その思考から何かが出現しつつあるのです。」
(前出「ザ・シークレット」より引用)
と。
私は、このこと考えたときに、リアルな話だが、頭の中で、ジョー・ビタリー博士の声が
聞こえた。
映画版DVDの「ザ・シークレット」(原作:ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)の中のビタリー博士の日本語吹き替えの声がしたのだ。
それは、
「意図するのです。」
(前出「ザ・シークレット」より引用)
という短い言葉だ。
この言葉は、実際にDVD版の中で、出てくる言葉だ。
なぜか、私の記憶に強く焼きついている。
私たちの思考は、ともすると楽する方向で、「惰性」に流されやすい。
だからこそ、「意図的に」自分の思考に責任を持たなくてはならない。そのことがあって、
ビタリー博士の声が、聞こえたのだと思う。(= 実は、ビタリー博士の声が聞こえたことで、何としても、ビタリー博士のメッセージを、ここに書かなければと思った。たとえ、多少、こじつけてでも。ちょっとした裏話だが。)
「惰性」に流されやすいと書いたが、その「惰性」は、無意識の心の状態をそのまま反映している。多くの場合は、物理的現実の現状を現状のままに受け入れており、その意識が必然的に支配的になっている。「幸せだ」と思える状態のままで「惰性」に流されているなら、まだしも。
私たちの多くが、現状に不満を持っていることの方が多い。とするなら、
ネガティブな感情が、意識しようと意識しまいと、その「惰性」の状態にいる間は、その思いが灰汁のように浮き出てきていると考えてもいい。
なぜなら、それまでに、「現状に対して、何とかしたい」という思いを少なくとも抱いてきて、その不満に思う対象や状況にそれなりにフォーカスしてきたわけだからだ。つまり、宇宙の法則は、常に作用しているので、その惰性の心の状態にあるときも、知らずのうちに「引き寄せの法則」が、私たちの望む、望まないに拘らず、働いているということでもある。
その意味で「惰性」に流される心の状態は、多くの場合は、ネガティブな傾向に支配されているなら、決して、望ましいものを引き寄せることがない。
だから、ビタリー博士の言うように、
「意図するのです。」
(前出「ザ・シークレット」より引用)
の言葉のように、心掛けなければならない。
上述した「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」の中には、
エイブラハムの次の言葉がある。
「望まないことは、考えないこと。望まないことに思考を向けないこと。」
(前出「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」より引用)
として、
さらに、なぜならば、
「関心は対象を引き寄せるのだ。」
(前出「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」より引用)
という示唆をしている。
そのためにどうすべきかを、
次のように、教えている。
「大事なのは別のこと――自分が望むこと――を考えることだ。」
(前出「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」より引用)
と。
なぜなら、望まないことを考えないようにしようと、考えても、結果、その考えたくない対象のことを、やはりそこで意識するから、それは、望ましくないからだという。
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