夢見心地☆次善の策 ★20#0275

フィリピン-ピリピン

いくつかのキーワードが、私の頭の中を駆け巡った。
抵抗、無抵抗、振動、転機、春、今日の天気、宝の地図、次善の策などである。
これらは、いくつかの本を手にした1りぼんやり考えて、印象に残った言葉だ。

特に、転機、春、次善の策は、松下幸之助氏著作の「大切なこと」(松下幸之助[文] 江村信一[絵] PHP)からの、見出しだったり、本文からの言葉だ。
特に、今日のブログを記述するにあたって、次善の策と、宝の地図に、気持ちが集約された。
この2つは、意味がある。

宝の地図は、昨日、DVD版の望月俊孝氏出演の「9割夢がかなう宝地図の秘密」を観たことによる。TUSTAYAで借り受けたものだ。これまでにも、望月氏のDVDをほかに2本観ているので、内容は、ほとんど想像できていた。そして、想像通りだった。はっきりいって、想像通りだから、それは、つまらないという意味では決してない。

むしろ逆で、有効だから観たほうが良いという意味でお勧めしたい。
私は、想像通りで、観なくても分かる気がしたが、それでも観るべきだと思って観たのだ。
なぜか、そう思った。そして、結果、2-3の発見による収穫があった。

特に、良いと思ったのは、
潜在意識にインストールするイメージ創りのためのジグソー・パズルの話だ。これは、自分の中で、分かっている話の別の角度からのアプローチを紹介されたという感じだった。

潜在意識が力を発揮するためには、「設計図」「完成図」が必要だというものだ。
「ジグソー・パズルで難しいものは、どんなものか知っていますか?」というような投げかけを、望月氏が聴衆に問いかけるシーンだ。私は、DVDを観ていて、ちょっとピンと来なかったので、その言葉の回答を待った。

望月氏によると、「ジグソー・パズルの完成図を知らなかったら、完成させるのが難しいでしょ。」というのが答えだった。私は、改めて「あー、なるほど!そうだな。」と、関心した。
確かに、ジグソー・パズルは、市販されているときに、パーツの線で区切られ、描かれた完成版の”絵”自体が、カラーで、箱の表面に描かれている場合が多い。

その完成図を見ながら、バラバラにしたジグソーを組み再生するのは、比較的、取り組みやすいだろう。これが、まったくどんな完成図になるかを知らなければ、手にしたパーツの配置が、どの位置のものか検討もつかない。完成図を知っていればこそ、おおよそ、このあたりが、このパーツだろうという推理が働く。

完成されるものが、分からなければ、その推理は、かなり困難を極めた作業だ。
このことの意味は、深いと私は、強く思った。
潜在意識に、目標を定めたり、イメージを植えつけるのは、まさにそのことなのだ。

潜在意識の無限の力を活用したくても、自分が何を、欲しいのか。どのような状態を望むのか、あるいは、どうなりたいのかを明確にしないと、さすがの潜在意識も、フル稼働しても、効率は恐ろしく悪い。

私は、「これが欲しい!こうなりたい!」というようなイメージやビジュアルが、明確で、はっきりしていれば、潜在意識は、それを宇宙からどのようにしたら、手に入るか。手に入れられるか、どのようにして手に入れてくるかを想像以上素早く、結果を出してくれる。

この例えを、DVDから得られて、私は、イメージ創りをの必要性を再認識した。
改めて気を引き締めさせられたものだ。

もう一点、望月氏のDVDの中から、「ハッ!」としたことがある。それは、手に入れたい車の話のところだった。私は、自動車については、「自分では、絶対に運転したくない。」「人の運転で乗せてもらう」というぐらいしか、まったく興味がないので、正確に覚えていないが…。

たしかフェラーリか何かの高級車を手に入れたいという人の心理について言っていたところだったと思うが。フェラーリが欲しい人の気持ちは、それを手に入れたという感情が欲しいのだという内容について、ジェームズ・スキナー氏の「お金の科学」のDVDで語っていた話を、ふと思い出した。

「手に入れたいのは、物ではなく、その感情が欲しいだけなのです。」という意味のジェームズ氏の言葉が、頭の中で、フラッシュ・バックされた。望月氏も同じこと、言っている。
「本当に欲しいものは形ではなく、感情やセルフイメージ、誇り」なのだと強く示唆していた。
「感情か…。……感情…。」と。

ジェームズ氏のDVDを観て、2ヶ月ぐらいになるだろうか。いま、ジェームズ氏の示唆も含めて意味を、自分に問いかけてみた。

キーワードのもう一つは「次善の策」だが、

  「次善は最善ではない。
   しかし、次善だからとて軽んじてはいけない。」

    (前出「大切なこと」より引用)

という言葉だ。もう少し言葉を足せば、

  「最善に越したことはないけれど、現実にはそれがゆるされない場合が
   あるのである。それを押せばムリが起こる。悩みが起こる。
   それで次善の策ということが大事となる。」

    (前出「大切なこと」より引用)

ということを受けての言葉だった。
私の場合にとっての一つの見方だが、結果を急ぐあまり、性急に事をなせばロクなことにならないことは、私にとっても分かりきっている。それを戒める言葉なのかな…と、ふと思う。

そして、
この2つのキーワードは、私の深い部分で、繋がっているのだなとも感じられている。
性急に事を急がず、今は、次善の策を執れというものだ。
その次善の策こそ、私が執るべき策なのだと。

それは、宝の地図であり、
宝の地図が示しているイメージ創りの大切さと見直しということだと。

だから、DVDの内容が想像どおりだと分かっていても、
その分かっていたDVDを手にして借り、
その中味から、「完成図」の大切を再認識を引き出したこと。

「手に入れたいのは、モノではなく感情」ということの意味などを再び見つめ直したことは、
単なる偶然ではないと思っている。

次善の策について、
松下幸之助氏の次の言葉が、胸に響いた。

  「時と場合によっては、次善の策が、またそれで
   最善の策ということもあり得るのである。」

    (前出「大切なこと」より引用)



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