夢見心地☆成功への”他の扉” ★19#0088

フィリピン-ピリピン

人生に起こる問題の中で、その見方を変えてくれた著作の一つに、
「シュラー博士の願いをかなえる一番いい方法」
(ロバート・シュラー著 桑名一央/藤原一郎[共訳] 知的生きかた文庫/三笠書房)がある。

特に、
私の人生観に、素晴らしいものの見方を授けてくれたのは
≪第4章 どんな困難も、成功への通過点に過ぎない!≫の中の
小見出し”心なかばの挫折は、「成功への起爆剤」である。p90″だった。

この項目では、
「できる」という考え方の大切さ、「できる」という考え方を維持し続けていくことが、どれほど問題を乗り越えた後のその後の人生に、大きな成功の見返りをもたらしてくれるかを教えてくれる。

本文では、
夫を亡くして、寡婦となった若い母親が、生きるためにタイピストになる話をとりあげている。
夫を失うことで、生活収入がなくなることは、すでに困難の始まりを意味する。

そこで、
この母親は、タイピストとして生きる決断をし、秘書となる。

しかし試練は、ここぞとばかりに、さらにもっと厳しい制限を加えることになる。
この母親の両手の指に重大な影響を与えたのだ。試練は彼女に”皮膚が崩れる病気”をもたらし、秘書兼タイピストとして生きること術を奪い、この方法での生き方に断念を思い立たせるにいたったからだ。

その時のこの若い母親がシュラー博士に語ったという考え方が、まさに人生に対する
啓示そのものというべき示唆に富んでいる。

『私は、一つの扉は閉じられたら、きっと他の扉が開かれるとと信じているのです。』(「シュラー博士の願いをかなえる一番いい方法」ロバート・シュラー著 桑名一央/藤原一郎[共訳] 知的生きかた文庫/三笠書房 本文より引用 p90)

この”他の扉”とは、その後の彼女の生き方を決定する。
彼女の上司のそのまた上司からコスト・アナリスト(原価分析)として生きる道を与えられ、
しかも収入が、タイピスト時より、むしろより多くを保証されるという結果を迎えることと
なったからだった。

そんな話が、本文にとりあげられている。

私が、人生の試練というものを思うとき、
その扉の選択は、常に自分自身の”我”というものに影響されると思わされたことだ。

自分の目の前に立ち塞がった試練に、真摯に向き合い努力し、
それがダメで。その事実を受け入れたときに、真の”他の扉”が開かれるらしいからだ。

もちろん、事は、そう簡単ではない。

私たちを生かす”無限の力”は、
私たちの成功への願いがどれほど本気なのかを、その本気度を試すために、
”他の扉”が開かれた後も、再び苦難や困難を用意しているからだ。

これは、実は、なんと”無限の力”からのギフト(プレゼント)らしいのだ。

乗り越えた後の成功への報酬(見返り)と自分自身の成長を大きく、
より強く、より高めるために、用意された崇高なもののようだ。
だからこそ、苦難や困難さから逃げない真摯さが求められる。
そこを間違えてはいけない。

そして有難いのは、その問題や試練に対しては、
乗り越える方法が用意されている点だ。

つまり、
”できるという考え方”をするということだ。
くり返し、くり返し、できるという考え方を自分自身に言い聞かせ、
あえて困難に向き合うことが最良の方法だということだ。

そしてなぜ、これほどまでに、試練や困難が用意されているのかについては。

私たちが、より成長するために生きているからなのだ。

こうした理解が私の心の深いところで得られるようになったのは、
「シュラー博士の願いをかなえる一番いい方法」
(ロバート・シュラー著 桑名一央/藤原一郎[共訳] 知的生きかた文庫/三笠書房)の著作もその一つだ。感謝します。

この”他の扉”についての示唆は、
「いつもうまくいく人の成功法則」
(ジェフ・ケラー/著 弓場隆/訳 ソフトバンククリエイティブ )
≪第5章 問題をチャンスに変える≫の小見出し
”悪い状況を有利に生かす”の中でも語られている。一読することをお薦めしたい。

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