夢見心地☆幻の古典 ★19#0142

フィリピン-ピリピン

「ザ・シークレット」(ロンダ・バンーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子[訳] 角川書店)の特に、
映画版で中心的な役割を果たしたボブ・プロクター氏の著書:
「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」(ボブ・プロクター[著] 岩元貴久[監訳] きこ書房)の、p92には、
次の引用がある。

「ナポレオン・ヒルの名著『思考は現実化する』(きこ書房、田中孝顕/訳)
 には、『心で考え、信じることができれば、それは成し遂げられる。』
と書いてあります。」

     (前出:「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」より)

そして、このボブ氏があえて取り上げたナポレンオン・ヒル氏だが、
その人が、多大な影響を受け、率直に手紙で、ある人物に感謝を述べているマスターが居る。

それが、「ザ・マスター・キー」(チャールズ・F・ハアネル[著] 菅 靖彦[訳] 河出書房)のチャールズ・ハーネル氏だ。

その「ザ・マスター・キー」の本の帯には、
そのナポレオン・ヒル氏のことが記されていたので、
ちょっと紹介しておきたい。

「ナポレオン・ヒルは、一九一九年四月二一日にハアネルに宛てた手紙の中で、
『自分の現在の成功はそのほとんどが、《ザ・マスター・キー》にしたためられた
法則を実践したおかげです。』と述べています。」

        (前出:「ザ・マスター・キー」の本の帯より)
   
とある。
さらに、その帯には、この本を賞賛する意味で、
あのマイクロ・ソフトの創始者であり、会長でもあった、ビル・ゲイツ氏についても
記載がある。

「ビル・ゲイツがハーバード大学在学中に図書館でこの本を見つけ、それに
 触発されて起業を決意したという噂」

        (前出:「ザ・マスター・キー」の本の帯より)

もあったこと、それが契機で、この本が脚光を浴びて、
シリコンバレーで、本が大ブームになったとも述べられている。

私は、この本を買った当初、この帯の言葉に影響を受けた。
「そんなにすごいのか…」と、ワクワクしながら、読み始めた。

しかし、いざ読んでみると、当時の私には、ほとんど意味があまり理解できなかった。
ナポレオン・ヒル氏の言う「思考は現実化する」という意味が分かるような、分からないようなモヤモヤした気分でいた当時の私にとっては、あまりに高度過ぎたのだ。

その後、1-2度重ねて読み、また他の成功法則本なども読むうちに、
あるいはバシャール的な世界観、トランサーフィン的な示唆を受けて、
改めてこの本を、
つい最近、また読んだ。そして、私は、この本の深みを始めて理解したように思う。

ナポレオン・ヒル氏等の
この本への賛辞が、決してオーバーなものでなく、
およそ100年以上も前に書かれた古典であるのに、古さを、一切、感じないことに驚いた。

この本の現実に対する捉え方の示唆に富む例をあげたいと思う。
特に、本目次の「第24週 心の錬金術」の中に、多くを見ることができると思っている。

「すべての状態は思考の創造物であり、それゆえ完全に精神的なものなので、
病や不足は、当人が真実を知覚できない心の状態であるにすぎません。
間違いが取り除かれればすぐにその状態も取り除かれます。」

 (「ザ・マスター・キー」チャールズ・F・ハアネル[著] 菅 靖彦[訳]
              河出書房:p299より引用)

これは、物理的な現実は、心の映し鏡であることの示唆である。

さらに、
「わたしたちは外の世界では真実を理解できません。外の世界は相対的なもので
あるにすぎず、真実は絶対的です。ですから、『内面世界』に真実を
見出さなければなりません。」

 (「ザ・マスター・キー」チャールズ・F・ハアネル[著] 菅 靖彦[訳]
              河出書房p301より引用)

日々、物理的な現実において、あらゆる困難さを生み出しつつあり、
それに振り回されている私たちにとって、
このことを理解し目覚めるということは、急がなければならないことでもあるが、
その日がくることも、そう遠くないことにだろう…と、私は思っている。



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