自身の問題について考える上で、私なりのキー・ポイントになるメッセージがある。
「宇宙スィッチ」(ジョー・ヴィターレ[著] 住友 進[訳] サンマーク出版)
ジョー・ビタリー(=ヴィターレ)博士の言葉だ。
この著作の「どのようにして私たちは現実を創り出しているのか」の項目だ。
その中に
「おそらく、何度も同じ問題に悩まされている人をご存知のことと
思います。なぜ彼らはいつも同じ過ちを繰り返してしまうのか、
首をかしげていることと思います。」
(前出:「宇宙スィッチ」 p105より引用)
この文章は、一見、さりげない文章だ。だが、掘り下げると、我が身にも覚えのある。
あるいは、多々あることに気づかされる鋭いメッセージなのだ。
私もこの言葉に”ふるい”をかけると、見事に引っかかる。
しかも2-3は、少なからずあることに気づく。そのもっとも象徴的なことが、
お金に関することだ。
この本の引用をそのまま持ち出せば、次のようになる。
「お金に問題を抱えている人はいつもお金に困っていて、
人間関係に問題を抱えているいつも同じ人間関係に
悩まされています。」
恥ずかしながら、私の場合、その両方にピッタリだなと思った。
特に、お金の問題は、ずっと懸案になっている。
もっとも、このメッセージは、人が社会に出ていれば、人と交わう以上は、
誰にもついてまわる問題でもあるが…。問題のない方が不自然だが。
私が問題にしたいのは、
「○○している人は、いつも○○している」という図式化に注目している。
ビタリー博士は、この本の中で、○○している人の信念。つまり、
思い込みにこそ問題があると深く掘り下げている点だ。
その思い込み=「信念」こそが。
この項目のテーマでもある。
そして、
「どのようにして私たちは現実を創り出しているのか」の答えだとしている。
「現実を創り出しているのは信念だということです。」
(前出:「宇宙スィッチ」 p105より引用)
「○○している人は、いつも○○している」という図式化から抜け出すためには、
その根幹の思い込みを取り除く必要があるのだという。
続けて、
ビタリー博士は言う。
「意識するしないに関わらず、このような問題を創り出しているのが
信念なのです。
問題となっている信念を捨て去るまで、過ちは何度でも繰り返される
ことになるのです。」
(前出:「宇宙スィッチ」 p105より引用)
その分かりやすい具体的な例が、この文言のあとに続く。
「私は7回も結婚した男性を知っていますが。
これは彼がまだ自分の問題をきちんと処理できないせいです。
この問題の原因になっている根本的な信念を取り除くまで。
彼はこれからも結婚と離婚を繰り返してしまうでしょう。」
(前出:「宇宙スィッチ」 p105より引用)
私たちの現状が、なかなか変わらないとしたら。というより、
いつも似たような同じ問題が、何度も繰り返されていると気づいたなら、
自分のいわゆる「信念(思い込み)」に何があり、何がそうさせるのかを充分に見直し、
取り除く作業が必要なようだ。
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