夢見心地☆選択の道理 ★19#0179

フィリピン-ピリピン

このブログでは、何度かトランサーフィンのメッセージを取り上げているが。
中でも、私は、このメッセージが大変お気に入りだ。なぜなら、
きわめて日常的なことで表現しているが、
実は、かなりシュールな世界観がそこに見え隠れしているように感じるからだ。

そのメッセージは、

   「トランサーフィンは、まるでスーパーマーケットで商品を選ぶように、
    文字通り運命を選ぶ方法である。」

    (「[振り子の法則] リアリティ・トランサーフィン」ヴァジム・ゼランド[著]
         ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店 p31)

というメッセージだ。
これは第1巻の第1章《バリアント・モデル》の冒頭部分に出てくる言葉で。
何ともさり気ないメッセージの中に、私たちの人生の本質がそのものズバリで込められている。
トランサーフィンの概念と方法そのものが凝縮されているのだ。

少し乱暴な言い方を敢えてしよう。もちろん、私の捉え方、見方だが、
トランサーフィンによれば、
人生は、恐ろしく、しかも、バカバカしいほどシンプルだということ。

それが実感だ。

そう感じたとき、私は、斎藤一人さんの講演(著作本の付録CDなど)の話を想い出す。
頭の中で、一人さんの言葉が、あの独特のダミ声と一緒にリフレインする感じだ。

   「え…、幸せのなり方(会場の盛大な拍手)…。光の玉にね。幸せのなり方、聞いたの。
    だって、死ぬの怖くなりたくなかったら、幸せになりたいよね。人生でね。
    『幸せってどうやってなるの?』って聞いたの。そしたら…、
    実に、す、ごーいバカバカしいの。
    だけど、その通りにやるとうまくいくの。ただ、みんなが思ってるほど、この話は、
    簡単な話じゃないんです。すごーい深いです。深さ50cmです。(会場大笑い)

 (「斎藤一人 千年たってもいい話」斎藤一人[著] マキノ出版)の付録CDより)

このメッセージは、私の頭の中で、これまでにも、何度か繰り返し、想起されることがある。
いまも、そうだった。

アンチ宗教観の強い方が、このメッセージを斎藤一人さんの背景も知らず読めば、
訝る方もいるだろう。

私は、そう思う方のために、ことごとく詳細を述べないこととしたいと思う。
理由は、私の話が、どんどん別の方に逸れるので。
また、このことについては、過去のブログに何度か触れてきたので、興味があれば、
そちらをご覧いただきたい。ということにし、ここでは、取り上げないこととしたい思う。

で、話を戻すと、
この先、一人さんのメッセージは、幸せのなり方として、
結論から言えば、

   「いま幸せだと思うこと」が、大切だと述べている。

幸せだと思うこととは、そう「選択」するということだと。
幸せだと思っていることが当たり前のようにする。
そう言っておきたい。

「そんなことで、幸せになるわけがないだろう。」と、現実的な方が、
そのように思うのは、
それも「一理です。あなたは、正しい。」と答えておく。
しかし、
そう思うことは、ただ、自分で、
「そんなことでは、幸せになれないという自分を選択をしたのですね」と申し上げておく。

私は、斎藤一人さんのこの話の部分のメッセージの中で、
注目し重視しているのは、

   「『幸せってどうやってなるの?』って聞いたの。そしたら…、
     実に、す、ごーいバカバカしいの。」

と、言っている部分だ。このメッセージの中でも
特に、「実に、す、ごーいバカバカしいの。」と強調している部分だ。

一人さんの言いたかったことは、
そんなバカバカしいことが、「人生の法則」だということだ。

冒頭にあげた
トランサーフィンの概念を通して、私なりに理解したことは、一人さんが言うがごとく
だということを実感している。

つまり、

   「実に、す、ごーいバカバカしいの。」

というくらいの「人生は、シンプルだ」ということだ。

だが、そう思えなくして、人生を謎めいた、
何かしら途方もなく困難で、複雑なものにしてしまっているものがある。
それが、理性だ。

常識に制約を受ける私たちの理性(顕在意識)が、それを素直に認めることを
全く許してくれないのだ。

ヴァジム・ゼランド氏は、第2巻の中で、常識に制約を受ける理性について、
こう表現している。

   「常識とは、私たちを一生閉じ込めておく籠であり、そこからの脱出は
    一筋縄ではいかない。」
(「トランサーフィン」第2巻 p104)

と。理性とは、良くも、悪くもそういう性格のものなのだ。

その制約だらけの理性の理解を超えたところに、人生の真実がある。

トランサーフィンは、次のように言う。

  「選択の自由は不可解なほど単純な事実の中にある。目的達成のために闘う必要はない。
   あなたに必要とされるのは、所有する決意だ。」

(「トランサーフィン」第2巻 引用先のメモ不明。もしかすると3巻かもしれない。)

これは、私たちの人生は、「ただ選択」すれば良いのだと言っている。
選択をし、そちらに注意を向け、望んでいることが、ひとりでにそうなるのだと委ねるように、
ただ選択する。その場合の判断として、より良いポジティブな選択をすべきだと述べている。

☆ ☆ ☆

【フィリピン・夢見メモ】

信仰の深いフィリピンの私の彼女が、いよいよ苦しくなって、半ば、無力な気分になったときに、ふと最後の一言をいう。それが、「ナントカナル」だ。これは推測だが、彼女の信仰の中に、どんなに苦しいことがあっても「なんとかなる」という教えがあるのかもしれないと、思ったものだ。私も、彼女に相づちを打つ。そうだね。「何とかなるよ。」大丈夫と肯定的に
促している。事実、ここ数年は、辛い場面が多かったが、何とか乗り切ってきた。そういう自信もあって。私たちは「ナントカナル」なのだ。



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夢見についての気づき 2020年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/yumemi/1084/

夢見についての気づき 2019年版 Index(古い順より)
https://isle23ch.com/philippines-pilipin/2798/

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