夢見心地☆マスターの教えの魅力 ★20#0218

天王洲 isle夜景 フィリピン-ピリピン

今回のブログは、いつもと赴きの異なる記述をしてみたい。
「マスターの教え」(ジョン・マクドナルド[著] 山川紘矢+亜希子[訳] 飛鳥新社)が持つ
何かしらのある霊力について考えてみた。

というより、私がこの本に惹かれる最大の理由は、そこにもある。
それが何なのかは、ずっと拘っている部分でもあるが。

そして、本文のある記述にそれを紐解く理由がありそうだと感じ始めている。

この本「マスターの教え」には、
著者:ジョン・マクドナルド氏自身による「読者の皆さんへ」と題する短い文がある。
その中の記述がとても奇妙なのだ。

 「ページの中に、説明のできない『何か』が確実にあります。そして、
  それが素晴らしい霊力を持ち、読者にダイナミックな確信と気づきを
  与えてくれます。」
      (前出「マスターの教え」より引用)

本来、著者、自らが言うことでもないようなメッセージを、まるで人ごとのように書いている
ところが、とてもユニークだ。

だが、確かに、
独特のムードを持った本であることは、私も認めたい。

その証が顕著となっている露な箇所を見出したので一つだけピックアップしてみた。
第11章 ≪確固とした目標を打ちたてればいい≫ の章の中の記述だ。

マスターの話を聞く、主人公たちの場面でのことだ。

  「あなたが質問を言葉にして発する前に私が即座にそれに答えることができるのは、
   このためなのです。実は、あなたが口に出す前に、あなたの考えを私は受け取っている
   のです。これは何年も訓練して、発達させることができる能力です。
   この能力は私の中にも、また、あなたの中にもあります。」
      (前出「マスターの教え」より引用)

とある。

私たちが「願い、そして”思い”」を持つということは、一つの放送局のようなもので、
波動を発信しているようなものだということに由来している。

と同時、発信だけでなく、受信も行っているということ。
そして、  

   「私たちをとりまく大気中には、何千万、何億という思想が
    いつも飛び交っています。」
      (前出「マスターの教え」より引用)

という表現にあるように、私たちは、そうした思考の波動の渦中にあることを示唆している。

私は、著者のジョン・マクドナルド氏は、ちょっとした勢いで、
前述した(「あなたが口に出す前に、あなたの考えを私は受け取っているのです。」)ような、
一見、超能力者まがいな記述を書いたようには思っていない。

作中人物を通して、
記述しているマクドナルド氏の、実はリアルな体験なのではないかという
気さえしている。

少なくとも、興に乗って絵空事めいたことを書いているとは、
まったく思っていない。
もし、そうだとすれば、この本自体がバランスを失い、
すべてが嘘臭くなるはずだ。

だが、そうしたことはなく、本の内容は、きわめて真摯であり、
実に示唆に富んで素晴らしい。

私は、「あなたが口に出す前に、あなたの考えを私は受け取っているのです。」
というその能力のことを考えたとき、あり得ることだと思ったのだ。本気で思っている。
なぜなら、まず、それが信じられなければ、引き寄せの法則は、前提からして崩れる。

思いが現実化することなどあり得ないと言っているのと同じだからだ。
私は、その立場は執らない。

つまり、
「思考の法則」が、厳然たる真実だと思っているからだ。
その「思考の法則」とは、

ジェームズ・アレン氏の著作「あなたの願いがかなうとき」(ジェームズ・アレン[著] 葉月イオ[訳] PHP文庫)に、次の記述にある。

   「心と現実の間に、『原因と結果の関係』を成り立たせる『思考の法則』の存在」
      (前出「あなたの願いがかなうとき」より引用)
するというメッセージに基づく。

物理現象としてある「原因と結果の法則」は、他方で、目に見えない心の世界にも作用として働くのだということをアレン氏は、示唆している。

その前提で、

  「あなたが口に出す前に、あなたの考えを私は受け取っているのです。」
      (前出「マスターの教え」より引用)

を可能にする方法が、相手の波動に同調することだろうと思っている。
その同調する能力が磨かれれば、当然できるのだろうと思う。

  「私はその能力を発達させ、利用しています。あなた方の能力はほとんど完全に
   眠っています。」
      (前出「マスターの教え」より引用)

こうした超能力的なちょっとワクワクするような記述が、数箇所かある。
今回は、たまたまその一箇所のみ取り上げたが。妙に、霊的なムードをもりたてつつ、
そして、リアリティを持って伝えられるところに、この作品の魅力となっているように思う。



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