瞑想が良いことは、よく知りながら、いままで実践を怠ることがある。
もちろん、何度か試みたことはある。
何日かやってみるが、あまり続くことがない。
いつも何らかの理由を見出して面倒になり挫折することがよくあった。
その最大の理由は、私の心が、なかなか落ち着かないからで。
あれやこれやが心配になり、気がかりになり、意識のおしゃべりがとまらない。
おそらくここを越えないといけないのだろうとも思う。
しばらく本気で続けるしかないな…と思う。
意識のおしゃべりは、黙る時もあるが、やはり集中しずらい。
姿勢も苦痛だ。
そうしたこともあり、敬遠しがちになる。矛盾することを言えば、
それでも個人的には、瞑想・黙想は大切だと思っている。
内なる声を聞きたいとも思っている。いまこそ聞くべきなんだと思っている。
だから、これからも挑戦しようと自分に言い聞かせたところだ。
そんな今朝、
これは有効かもしれないという。提案を本の中から見出した。
その本は、
「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功法則」
(ジム・ドノヴァン[著] 桜田 直美[訳] Discover)
この中に、≪43 ゆっくりと深く呼吸をする。≫という項目だった。
これまで、
黙想に励みながら、呼吸を整えていないのかと言われそうだが。実は、軽視していた。
呼吸を整えるということについて、知ってはいたが、不十分だったと思う。
黙想の成果を性急に求めすぎるあまり、その根本の部分で、呼吸法については、
重きを置いていなかったというほうが正しい。
どちらかといえば、呼吸は自然に任せていた。
呼吸法の意義を、十分受け止めていないことが、黙想の意義を半減していたかもしれない。
私が、この記述の中から、改めて意義を見出したのは、次の言葉だ。
「ほとんどの人が、呼吸を当たり前のものだと考えている。
誰もが、自分は呼吸をしていると考えている。だが、必ずしもそうではない。
ほとんどの人は、ごく浅い呼吸しかしていない。」
(前出「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功法則」より引用)
このメッセージが、何か特に取り上げるほどの新奇なメッセージだとはいえないが、
それでも、私にとっては心に響くものがあった。
その限りにおいて、特別な意義をもつメッセージなのだなと受け止められた。
「浅い呼吸か…」と、思い当たることはある。
私のストレスが重いのは、気づかないうちに、この浅い呼吸とともに今あるのだろうと、
直感したのだ。
例えば、人がいま何かに急に恐怖心に見舞われたような場合、
呼吸が浅く乱れるというようなことを思い出したのだ。
だから、そんなときこそ、落ち着くために深い呼吸をすべきだと。
私は、呼吸について、”軽視していた。””あまり重きを置いていなかったというほう
が正しい。”と記述したが。そのことが背景にあったのだろうと。
ここまでの記述で、ふとあることにも気づいた。
普段なら、この呼吸についてのことで、特にチェックマークすることもないのに、
なぜか今日は、このことに注目し、その意味を考えた。
「あっ、そうか…」と。
これが、内なる心の声だと感じたのだ。
呼吸について、気づくように私の深い部分が、誘導したのだと思う。
そのことを、ワンポイント触れておきたかった。
で、ジム・ドノヴァン氏の深く呼吸することについての示唆に戻ろう。
「プレッシャーの中でもリラックスする方法のひとつは、意識的に、
ゆっくりと深く呼吸をすることだ。私は何年か前に友人からこの方法を教わり、
それ以来、ストレス軽減に大いに役立てている。」
(前出「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功法則」より引用)
と述べ、
その実践の仕方が簡単に紹介されいる。
「ゆっくりと、安定した呼吸をすればいいだけだ。五秒間壱岐を吸い、
同じく五秒かけてゆっくりと吐き出す。これを五回から十回繰り返す。
この呼吸法を行う場合、力を入れすぎないようにし、めまいを覚えたり
頭がくらくらしたりしたら、すぐやめるようにしよう。」
(前出「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功法則」より引用)
と述べている。
何事も杓子定規に、そのとおりを完璧にする必要はない。
自身のペースと責任において、自分の体調に見合うよう行うべきだ。
とにかく無理は禁物だ。
さらに、ジム氏は、
静かな時間を持つべきだとも言っている。
「仕事や心配事のほうへ思考が漂い出したら、それを忘れ、また深い呼吸だけを
考えるようにする。」
(前出「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功法則」より引用)
と。
私は、この後で、実際にやってみようと思っている。
今朝の黙想が、いつものとおり不発だっただけに。成果を求めず。
呼吸に集中してみようと思っている。
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