私の個人的なことで恐縮だが、告白めいた?いやボヤキか?
私は、ささやかなインターネット販売をしていた。以前、このブログで書いたことがあるかもしれない。それまでは、長くフリーランスで、映像制作の企画・演出という肩書きで、
人生の幸運の波・不運の波というものを実感してきた。体験してきた。
ただ有難いのは、私は、どんな厳しい場面に遭遇しても、どこかで、
自分に起きていることを感情任せにしないで、爪の先ほどでわずかであるが、
客観視してきたことだ。
その象徴的な思いを表すなら、「いづれ何とかなるだろう。」「きっと、こんな暮らしから抜け出せる。」というような、楽観を少し含んだ思いがあったということだろう。
結果は、そう期待したものにはならなかったが、それでも、気づけばしぶとく生きている。
生き延びてきた。生かされているのだということに思いさえ至る。
今日のブログで、なぜこんな独白めいたことを書こうと思ったかというと、
私が行っているささやかな小売の商品販売の分野に、あの超巨大なネット通販会社が
立ち塞がってきたからだ。
どんなところにも、あの超巨人は、その食指を伸ばしてくるのだなと思った。
勉強にさえなる。
その影は、数年前から、感じていた。私の扱っている商品のメーカーが、
その通販会社のルートでの販売を始めたときから、いづれこうなるだろうことを、
案に予測していたからだ。逆に、この2年間、無風だったことがありがたい。
私は、これまで比較的、順調に売上を右肩上りに伸長してきた。おそらく今年も、
その例を見ることになるとだろうと踏んでいた。ところが、思惑が外れた。
今年の6月から、急に思うほどの、売上がなく、振るわなくなった。
「何か、おかしいな…?」とその原因を調べているうちに、
超巨人の姿が、はっきり見え出した。
2ヶ月ほど前に、ドカン!と見えだしたのだ。
いろいろ調べてみると、つい2-3ヶ月前に、その超巨人が、
私の扱う商品の販売の広告を打ち出したのだ。すると、そのまま検索1位の立場から、
私の吹けば飛ぶような小売りが、大打撃を受け始めたのだ。
私の検索順位が数段下がった。
これで、すべてが納得できた。
8年近く、コツコツやってきて、「あー、これからだ。」と思った矢先に、
いきなり、
巨大鯨が、大漁のイワシを飲み込むように、ガバっと現れた。その感じだ。
もちろん、私は、やや失念した。無力感も感じた。
来るべきものがきたな…という感じだ。
ある程度の予測もし、しかも、自ら打つ手も資金力が一切ない中で、
成すべなく、ただ事態を見守ってきたという経緯があった。
そして、いま、やはり大きな影響を受け始めて、
これまでと違うのは、割と気持ちの切り替えがすぐにできたことだ。
超巨人に腹を立てることもない。恨んでもいない。
自由な経済原理のある意味では証だから。
固より張り合って闘える相手ではない。
小規模過ぎて、その資格すらない。
相手がデカすぎて、まるで大巨人と蟻との比較が、ちょうどの喩えで、
ふさわしい存在だとすぐに、
自分の身の程の小ささをわきまえている。
私は、トランサーフィン風に、自分の状況を捉えようと
そのことに尽くした。
その判断として、まず
大巨人に一切の関心を持たないこと。それを、私の方針とした。
その中で、
私自身のポジティブな側面を探すことを考えてみることにしようと、いま思っている。
今回、私は、困難というカタチをした最大の祝福を頂いたと思っている。
ありがたい話だ。
とするなら、私は、私なりの望む人生ラインをキチンと踏むだけだと思っている。
なぜなら、私は、トランサーファーだからだ。
「すべてはうまく行く!なぜなら私がそう決めたから」
(「トランサーフィン『鏡の法則』」ヴァジム・ゼランド[著]
ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店 p302)
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