備忘録のデータより
とりとめのない話にお付き合いをいただきたい。
ある暑い日の14:30pm過ぎぐらいのことだ。
この時間の明るい日差しが、
濃淡のコントラストをくっきりとさせた風景を作っていた。
運河にかかる橋を渡りかけたあたりで、
ふと、蝶が現れた。
それは、まるで時空を突き抜けてきたかのように、スルーッとだった。
コバルトブルーを基調に、全体が緑がった色で、黒の縞模様のはっきりしたアゲハチョウだ。
ふわぁーと私の前に現れて。
なぜか、しばらく私の周りを飛び回って、再び突如として消えた。
ただ、それだけのことだった。
だが、言葉を交わしたわけでもないが、あるイメージを直感した。
彼女がメッセージしていたことを。
それは、蝶が次元の花なのだということを。
「で、それが何なの?…」と言えば、
どんな意味を持つものなのかはよく分からなかった。
駅に向けて歩きながらも、しばらくその蝶のことを考えていた。
直感の印象として理解したことは、
花は、次元を超えるとき、蝶になるということらしい。
つまり、花は、制限の多いこの3次元(4次元)では、自分で、動くことはできない。
風を頼みに、自分の次世代に置き換えて、どこかの他の場所に移動することを依存する。
あるいは、虫の世話で、自らを増殖する。
その方法も、唯一、ささやかな移動手段だ。もっとも、
種を宿して、少しばかり移動しても、
風媒花のように大きな移動は期待できない。
それが異次元では、花は、蝶となって次元を超えるらしい。
4次元以上の世界から、一瞬だが、この3次元の世界に迷い込んできたのだ。
その異次元の蝶は、3次元の物理的現実に、自らを映して自分がなんだったのかを思い出しているらしかった。
そんな思いを感じたのだ。
私は、これが何を意味するか正直、分からない。
何のために、そんなメッセージを伝えてくるのか。
そして、同じ日の夜(昨夜)。もちろん実際の話だが。
信号を渡っていると、横断する私の前を、強引に。
乗用車が横切っていった。
私の横断するのは、全く無視して、ただ平然と。
アンバー色の光の中で、正確に色は判別しづらいが、
シルバー・グレーのようなバンタイプの自動車だった。
運転しているのは、20代前半ぐらいの黒ブチメガネを掛けた若い男で、
横顔が見えた。なるほど尖っているなと思った。数人の男女がその車内に見えた。
私がそのことに強い印象を残したのは、決して偶然ではない。
意味があったのだ。
彼の自動車の後部のガラスを見た時だ。
一匹の大きな蝶のデザインの模様が見えたからだ。
まるで、ガラスにとまった蝶のように、ハネを広げている。
昼間の蝶といい。
この自動車の蝶は、私の前にやはり現れた。
突如として、まとわりつくように。
私は、これを単なる偶然とは思っていない。
ひらたく言えば、何かのサインではないのかと。
意味は、全くわからないが、次元を超えてやってきたお知らせなのだと思う。
いづれ、この謎は解けるだろう。
そのときに、お話できればお話したい。
なぜ、私はこのことを書いたか、理由がある。
それは、ヴァジム・ゼランド氏の著書
「[振り子の法則] リアリティ・トランサーフィン」
(ヴァジム・ゼランド[著] ほおじろえいいち[監修] 須貝 正浩[訳] 徳間書店)に、
《サイン》の項目があるからだ。
次のような示唆がある。詳細は、いづれの機会にさせていただくが、
「別の人生ラインの移動が始まる時だけにサインは現われる。」
(前出:「[振り子の法則] リアリティ・トランサーフィン」 p313)
という記述だ。
私は、この蝶の出現を人生ラインのなんらかの移動をしたのだろうということを、
ふと感じた。
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