ジョー・ヴィターレ(本によっては:ビタリーとされている)博士の著作「宇宙スイッチ」(住友進[訳]サンマーク出版)の≪宇宙とつながるために知っておきたいこと≫の導入部分に、非常に重要なメッセージがあるということをお知らせしておきたい。
この本は、以前に2度ほど読んでいたが、その時点では、その箇所に、たいして気にとめることができなかった。さらりと読んでいた。つまり、あまりにさりげなく書かれているので、重視していなかった。私自身の理解度の成熟度が大きく関連していたのかなと思う。
この章の最初の小見出しが、
”よいものも悪いものも、すべては自分の心が引き寄せるもの”となっている。
それがテーマだ。何度、読み返しても、ある意味、「心」が身震いする感覚の「引き込まれる感覚」(私の受け止めた感覚で、誰にでも当てはまるような感覚ではない。あえて言えば、少し誇張はしている。)を秘めた話だ。
恐れる必要はないけれど、私たちの心をどう管理していくのか。私たちに改めて問われていると思う。しかし、もう一度言うが、あまりにさりげなく書かれている。
実は、そのことは「ザ・シークレット」(ロンダ・バーン著 山川紘矢+亜希子・佐野美代子 [訳]角川書店)中にも出ている。同じようにDVD動画版でも、ジョー・ヴィターレ(ビタリー)博士が、語っていることで、その動画の印象も私には強い。
何度も見た動画で、その時に、やはり何か違和感を残していた。それらすべてが、時間を要して、やっと今つながったという感じだろうか。
「ザ・シークレット」の本の中から、その一節を紹介しておこう。p53 ≪わかりやすい秘密≫の冒頭にジョー・ヴィターレ博士のそのメッセージがある。
「あなたが不満を感じていることなどを含めて、今あなたの周りで起きている事は、
すべてあなたが自身で引き寄せた結果です。そんなことは聞きたくないと
思うかもしれませんが。無理もありません。あなたはすぐに『この交通事故を
引き寄せたのは私ではない』とか『こんな手におえない客を引き寄せたのは
私ではない』とか、『この債務を引き寄せたのは私ではない』と
言いたくなるでしょう。しかし、これは確実にあなたが引き寄せたのです。
そのようなことは、最も受け入れ難いことかもしれません。」
(前出「ザ・シークレット」より引用)
この話とほぼ同様なメッセージが、冒頭の「宇宙スイッチ」にも、ヴィターレ博士の友人との会話のやりとりの中で、同じ意味合いの形で紹介されている。「宇宙スイッチ」の方が、私たちが抱きやすい「なぜ、そんなことまで私たちが引き寄せたのかについて」詳細に語られている。私のように疑問を持たれた方は、ぜひ本を読むことをお勧めする。
私は、このブログの中で、そのエッセンスを紹介しようと思う。だが、あくまでも本を読まれたほうがいい。私は、私の感じを書いているに過ぎないからだ。受け止め方は、人それぞれに違うからだ。これも前述しているが。私は、私の理由で。
特に「引き寄せの法則」を勉強をする中で、この箇所の重要性にいま気づいたので、いまこそ書かなくてはいけないと思っただけだ。
この「宇宙スイッチ」では、友人がヴィターレ博士から、「富を引き寄せるための重要な秘密について知りたがっていました。」ということに端を発している。
友人へのメッセージを次のように言っている。
「ほとんどの人にとって、もっとも難しい考えがあるんだ。それは、
人生の中で自分が経験しているすべてのことは、自分が原因で起こっている
ということだ。すべての責任は、自分にあるんだよ。」
(前出「宇宙スイッチ」より引用)
と、その友人に諭すところから始まる。そして、
「ザ・シークレット」の前述した引用にほとんどそのまま絡むような話を友人とするのだ。
友人は、納得しない。友人は、自分がそんなネガティブな状況を、好んで引き寄せる訳がないと抗議する。
ヴィターレ博士は、それでも静かに諭す。相手に理解してもらうためにそれを説明することは、
難しいことを十分に知っていたからだ。
「おそらく意識的にではなくても、君はニュースを見るだろう?」
と、尋ねるヴィターレ博士に対し、その友人は、
「そりゃあ見るけれど。」
「暗いニュースばかりだと、口にしていないか?自動車事故、殺人、未曾有の
国家的危機なんて」
「たしかに、そうだけど」
「それが君の心にプログラムされてしまっているんだ。映画も君の心に
思考の種を植え込んでいることに気づいたことはあるかい?」
(前出「宇宙スイッチ」より引用)
という、やりとりが続く。私は、このヴィターレ博士のこの示唆に、身を正した。
私たちは、日々の生活の中で、様々な情報を受け取っている。あるいはそれに反応するなどして様々な思いを抱いているものだ。
そのほとんどが、無意識にあまり認識せずに流されたり、受け止めたり、自ら感情などを発信していたりする場合が多い。
特に、ニュースは、常にセンセーショナルさを求めて、過度または特異な事件の報道などを伝えることも多い。またレンタルする映画のDVDやVIDEOなども、過激だったり、自分の好みに偏ることがある。
またインターネット上のネガティブで、時に意図的に悪意のある動画などもアップされていたりすることもある。あるいは、人間関係でのちょっとした軋轢や仕事上の小さな不満の数々などなど。
それらがすべてが、すぐに悪影響していると言い切ることはできないが、私たちの無意識に何らかの「種」を蒔いていることは、事実だといえる。
あの時のこれが、いまこんなことにと、すぐに言えないが、私たちは、確実に「原因」と「結果」の法則の世界にいることだけは事実だ。
「宇宙スイッチ」の本の会話のやりとりに戻ろう。途中は、省略させていただいている。
私は、次の箇所に注目した。
友人によるヴィターレ博士への問いかけからだ。
「それって、僕が自分の人生をめちゃくちゃにすることを選んでるって言う意味?」
それに答えてヴィターレ博士は、
「まあ、君なりの理由があってそうしたということだよ。たぶん君は、
自分をもっと強くするためには試練が必要だと思っているじゃんないかな。
どうにかして人生を理解しようとして、何かそのための経験が欲しかったんだ
と思うよ。」
(前出「宇宙スイッチ」より引用)
私たちの意識していなかった思いがけないネガティブな体験と出来事については、
ヴィターレ博士は、私たちの「必要が生んだ試練」として受け止めて見ているようだ。
そして、再び次のようにヴィターレ博士が言う。
「僕の考えでは、君の人生のすべての出来事は、自分の内面に思い描いている
ことが表に表れたものだよ。」
(前出「宇宙スイッチ」より引用)
と。
私たちは、自分の考えや思いに、自ら責任を持たなくてはならないと言う教えをつくづく感じさせられた。
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